第五話 いもむしポケモン!キャタピー登場!
TV「スモモさんの活躍により今までに4体のポケモンがポケシウム状態から回復しています。ポケモンレンジャーでは引き続き…」
タカシ「スモモさんすげぇ!(タツベイの方を見て)俺達も頑張らないと!タツベイ!早速特訓だ!」
タツベイ「タ〜ツ(あくび)(横になったまま動かない)」
タカシ「タツベイ!行くぞ!んぐぐぐ…(タツベイの脇を持って動かそうとする)」
タツベイ「(怒)タツッ!!(頭突き)」
タカシ「アイタッ!(地面に倒れ込む)もぉ!タツベイ!この前はあんなに張り切ってたじゃないか!」
ロトム「仕方ないロト、ポケモンにだって戦いたくないと思うときもあるロトよ」
タカシ「それはそうだけどさぁ…」
その時、家のチャイムが鳴る。
ロトム「誰か来たロト」
タカシ「はぁーい!(玄関に向かって歩いていく)」
玄関を開けると、そこにはミズナ、コウスケがいる。
ミズナ「おはようタカちゃん!」
コウスケ「おはようございます…(落ち込み)」
タカシ「おう二人とも、どうしたんだよ?」
ミズナが前に一歩踏み出す。
ミズナ「ポケモン探しに行くわよ!!(圧)(顔を近づける)」
タカシ ロトム「「ポケモン探し?」」
☓ ☓ OP ☓ ☓
◯深い森
N「そんなこんなで、タカシ達が訪れたのは、深い深い森の中…」
コウスケ「危ないですよ…引き返しましょうよ…」
ミズナ「ここまで来てなに弱気になってるのよ!そんなんじゃ立派なポケモントレーナーにはなれないわよ!」
コウスケ「だから僕はまだポケモンをゲットしてませんし!それに野生のポケモンが飛び出してきたらどうするんですか?」
ミズナ「本当にコウくんは心配性ね。そんなの私のイーブイが蹴散らすから問題ないわよ!ねっイーブイ!」
イーブイ「イブブイ!」
タカシ「そうさ!それにいざって時は俺とタツベイがなんとかするよ!なっタツベイ!」
タツベイ「タ〜ツ(あくび)」
コウスケ「はぁ…本当に大丈夫でしょうか。それにしてもタツベイはまだ寝起きみたいなのに、よくついて来てくれましたね」
タカシ「まぁな(袋を見せる)オレンの実を見せたら一発だった」
コウスケ「オレンの実ですか?」
ロトム「タツベイはオレンの実が大好物ロト!」
タカシ「どんなに強情なやつでも食欲には勝てないんだ。これさえあればポケモンバトルだって…!」
タツベイ「タツッ!(タカシに頭突き)」
タカシ「アイタッ!(地面に倒れ込む)」
オレンの実が袋の中から飛び出して地面に散乱する。
タツベイが夢中でそれを食べ始める。
コウスケ「凄い食い意地だ…」
ロトム「タツベイの食べ物への執念は恐ろしいロト…」
タカシ「おいタツベイ!なにすんだよ!!」
タツベイが全てのオレンの実を食べきる。
タツベイ「げふっ…」
タカシ「ってもう食べ終わってるし、とほほ…(がっくし)」
コウスケ「あはは…いつものことじゃないですか。元気出して下さい(汗)」
タカシ「(にやり)ふふふっ。こんなこともあろうかと!(別の袋を取り出す)もう一つ用意してきていたのだ!」
ロトム「さすがタカシロト」
タカシ「備えあれば憂いなしってな」
ミズナ「ちょっとみんななにやってるのよ!早く行くわよ!」
タカシ コウスケ ロトム「「「はーい」」」
しばらく森を歩くと開けたところに出てくる。
きれいな原っぱが広がっている。
◯原っぱ
ミズナ「やっとついたわ!」
タカシ「へぇ!きれいなところだな!」
コウスケ「こんなところがあっただなんて知らなかったです!」
ロトム「ところで今日はなんのポケモンを見つけるロト?」
タカシ「あっそういえば聞いてなかったな」
ミズナ「あれ?言ってなかったっけ?今日探すオニドリルよ!」
タカシ「オニドリル?」
ロトム「オニドリル。くちばしポケモン。ノーマル、ひこうタイプ。大きな翼で大空を飛び続けることの出来るタフなポケモン。長いくちばしを使った攻撃は思っている以上に伸びてくるので要注意」
タカシ「オニドリルなんてそこら辺にいるじゃないか。ほら!(タカシが空を指差す)」
3羽のオニドリルが飛んでいる。
ミズナ「ちっちっちっ!今回探すのはそんじょそこらのオニドリルじゃないわ!私たちが狙うのは巨大オニドリルよ!!」
コウスケ「巨大オニドリルですか?」
ミズナ「みんな知らないの?最近この辺で推定2mのオニドリルが見つかったって話よ!」
ロトム「2m!?平均的なオニドリルの高さは1.2mロトよ!」
コウスケ「だとするとずいぶんと大きいですね…」
タカシ「ほんとにそんなポケモンいるのか?またミズナの勘違いなんじゃないだろうな?」
ミズナ「なによ!この前だってホントにニドキングいたじゃない!」
タカシ「まぁそれは確かにそうだけど…」
ミズナ「ともかく!巨大オニドリル!絶対に見つけ出すわよ!おー!!(腕を空に突き上げる)」
タカシ コウスケ ロトム「「「おっ、おー…(腕をあげる)」」」
タカシはオレンの実の入った袋を突き上げる。
オニドリル「ドリッ!(オニドリルが袋を盗む)」
タカシ「えっ?(手を見ると袋が無い)こらっ!!それは俺のオレンの実だぞ!!待てーーー!!」
オニドリルが姿を消す。
タカシ「とほほ…踏んだり蹴ったりだよ…」
ロトム「オニドリルの縄張りで食べ物を持って歩くのは危険だ。あっという間にかっさらわれるぞ(図鑑説明)」
タカシ「それを先に言って…(がっくし)」
☓ ☓ ☓ ☓
一同が野原を歩いていく。
ミズナ「どこなの巨大オニドリル(笑顔)(キョロキョロ)」
コウスケ「暑い…」
ロトム「今の温度は29度ロト…」
タカシ「よくあんなに動き回れるな…」
その時、草むらからガサガサと音が聞こえてくる。
ミズナ「なにかいるわ…」
一同が顔だけ草むらから出して覗く。
そこにはストライクがいる。
ストライク「ストッ、ストッ、ストッ(カマの素振り)」
ミズナ「なんだストライクか…」
タカシ「おっ!あいつは!」
ロトム「ん?タカシはあのストライクのことを知ってるロト?」
◯回想シーンを流しながら
タカシ「あぁ、タツベイを博士からもらった日にアイツにあったんだよ!ここであったが百年目!行くぞタツベイ!」
タツベイ「タツタ(いやだ)」
タカシ「なんだよ戦わないのか?あの時の雪辱を果たすチャンスだぞ!」
タツベイ「ぷい(顔を背ける)」
タカシ「タツベイ〜、オレンの実あんなに食べたじゃん!頼むよ〜…」
タツベイ「(タカシの顔をチラッと見る)ふん(鼻息)…タツター(仕方ないなぁ)…」
タカシ「おお!やってくれるのか!」
コウスケ「タカシくん危険だよ!野生のポケモンに近づくなんて!」
タカシ「だからコウスケは心配しすぎだよ!俺達に不可能はない!まぁまかせとけって!」
タカシとタツベイがストライクの目の前に歩いていく。
タカシ「ストライク!俺達とバトルしろ!!」
タツベイ「ターツタッ!!」
ストライク「ストッ(タカシ達に気がつく)」
タカシ「先手必勝!タツベイ!ひのこだ!」
タツベイ「ターツタッ!(ひのこ)」
ストライク「ストッ!(カマをひと振りしてひのこを弾き飛ばす)」
タカシ「うわお…まさかのホームラン…」
コウスケ「言わんこっちゃない…(頭を抱える)」
ストライクが一歩、また一歩こちらに近づいてくる。
タカシ「………(タツベイと顔を合わせて)逃げる?」
タツベイ「タツ(うん)」
タカシ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
タツベイ「たあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ストライク「ストライーーーーーク!!!!!」
コウスケ ミズナ ロトム「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」
一同が走り始める。
ミズナ「なんでストライクに喧嘩売るのよ!」
タカシ「勝てると思ったんだから仕方ないだろ!」
ミズナ「それなら逃げずに正々堂々戦いなさいよ!」
タカシ「それが無理だと思ったから逃げてるんだろ!?」
ロトム「二人とも喧嘩してる場合じゃないロト!」
少し遅れてコウスケが走ってくる。
コウスケ「ちょっと…みんな…待って…」
タカシ「コウスケ急げっ!!」
ミズナ「追いつかれたら玉ねぎみたいにみじん切りにされちゃうわよ!!」
ストライク「ストストストストッ!!」
タカシ「もう………む…り…うわっ!(倒れる)」
タカシ ミズナ ロトム「「「コウスケ(コウくん)!?」」」
ストライク「ストーーー!!!(コウスケに襲いかかろうとする)」
ミズナ「イーブイ!砂かけ!」
イーブイ「イブブイッ!(砂かけ)」
ストライク「ストッ!(悲鳴)」
ミズナ「今よ!」
一同がストライクから逃げ切る。
☓ ☓ ☓ ☓
一同「「はぁ…はぁ…はぁ…」」
ロトム「なんとか…逃げ切れたロト………」
ミズナ「もぉ、タカちゃんのせいでひどい目にあったわよ」
タカシ「…ごめん、俺が悪かったよぉ…」
タツベイ「(イーブイに)タツタ〜(君すごいねぇ)」
イーブイ「イブブイ!(そうでしょ!)」
コウスケ「僕もう歩けません…(倒れる)」
タカシ「ああ、ちょっと休もうぜ?」
ミズナ「そうね。少し休憩しましょうか」
木の上から一匹のキャタピーがその様子を覗いている。
☓ ☓ ☓ ☓
一同が木陰で水筒の水を飲んでいる。
一同「「ゴクゴクゴク…プハァ…」」
コウスケ「生き返ります…」
ミズナ「にしてもこんなに見つからないものかしら巨大オニドリル…」
タカシ「やっぱりいないんじゃないのか?」
ミズナ「ん〜〜………いや!まだ諦めるには早すぎるわ!前進あるのみよ」
タカシ「やっぱりそうなるか…」
イーブイとタツベイが追いかけっこをしている。
ロトム「二人とも体力あるロトね」
タカシ「タツベイ!あんまりはしゃぎすぎるなよ!」
イーブイ「イブイブッ!」
タツベイ「タツタッ!」
タツベイの頭が木に激突する。
タツベイ「タツッ!?(地面に倒れ込む)」
タカシ「ちょっとタツベイ…」
その時、コウスケの眼の前にキャタピーが落ちてくる。
コウスケ「ん?(キャタピーを見る)うわーーーー!!!(飛び上がる)」
タカシ「どうした!?」
ミズナ「もしかしてオニドリル!?」
コウスケ「キャ…キャタ………(指で指す)」
タカシとミズナがキャタピーに気がつく。
ミズナ「なんだ…ただのキャタピーじゃない」
ロトム「キャタピー。いもむしポケモン。むしタイプ。身体よりも大きな葉っぱをみるみる食べ尽くしてしまうほどの食欲を持つ。触覚から強烈な匂いを出す。」
タカシ「ごめんよキャタピー、驚かせたな」
ミズナ「あれ?この子の触覚なんだか変じゃない?」
タカシ「ん?あっほんとだ!」
よく見てみるとキャタピーの右側の触覚が無くなっている。
ロトム「触覚が片方無くなってるロト」
コウスケ「怪我をしてしまってますね…ちょっと待ってください(リュックの中を漁る)あった(リュックの中から傷薬を取り出す)」
ミズナ「あっ傷薬!」
コウスケ「こういうときのために用意していたんです!」
ミズナ「さっすがコウくん!メガネをかけてるだけのことはあるわね!」
コウスケ「それとこれとは関係ないですから…(キャタピーに近づく)少ししみると思いますが、我慢して下さい(傷薬をキャタピーの触覚に吹きかける)よし!これでいいかな!」
キャタピー「キャタッピー(ありがとう)」
ロトム「「ありがとう」って言ってるロトよ」
コウスケ「あはは、どういたしまして!」
タカシ「こいつどうして触覚無いんだろうな?」
ミズナ「凶暴なポケモンに襲われたのかしら?」
ロトム「検索中………検索中………検索…ピピッ!キャタピーの傷はほとんどの場合、進化することで治るらしいロト」
タカシ「そっか、それならよかった」
タツベイとイーブイがキャタピーに近づく。
タツベイ「ターツタ!(こんにちわ)」
イーブイ「イブブイ!(よろしくね)」
キャタピー「キャタッ!?(驚)(コウスケの後ろに隠れる)」
コウスケ「キャタピー?」
ミズナ「もしかしてイーブイ達に驚いたのかしら?」
コウスケ「キャタピー、このタツベイとイーブイは僕らの友達ですから、そんなに怖がらなくて大丈夫ですよ」
キャタピー「………(隠れたまま)」
タカシ「あはは、そのキャタピー、コウスケにそっくりだな!」
コウスケ「えっ?そうでしょうか?」
ミズナ「確かに、ポケモンに驚いちゃうところとか似てるわね」
コウスケがキャタピーを見つめる。
その時、甘い香りが漂ってくる。
タカシ「ん?なんだこの香り?」
ミズナ「ほんと、果物のいい匂い…」
匂いのする方を見るとそこには大量の木の実と一人の人影がある。
?「さぁ…来るんだオニドリル…」
タカシ「ん?この声はもしかして…(草むらの奥にポケモンバイヤーがいる)ポケモンバイヤー!!」
バイヤー「んなんだ?ってお前はあの時の坊主!」
ロトム「ポケモンバイヤーロト?」
タカシ「あいつ、ポケモンを乱獲して売りさばく悪いやつなんだ!」
ミズナ「なんですって!?」
バイヤー「へっへっへっ!その通り!俺様の名前はシゲマサ!泣く子も黙るポケモンバイヤーってのは俺のことさ!」
タカシ「お前こんなところでなにしてるんだよ!まさか!キャタピーを捕まえに来たのか!?」
バイヤー「キャタピー?はっwそんなへなちょこなポケモンなんて捕まえてどうするってんだよ!悪いが今はお前に付き合ってる時間はねぇ!俺はこれから巨大オニドリルを捕まえるっていう大事な仕事があるんだ!」
ミズナ「巨大オニドリルですって!?」
その時、大きな鳥の影が一同の頭上を通り過ぎる。
バイヤー「おっ!噂をすればか…(にやり)」
巨大なオニドリルが姿を表す。
オニドリル「ドリドリーーー!!!」
タカシ「巨大オニドリル!!」
コウスケ「まさかホントにいるだなんて!!」
ミズナ「ほらねっ!私の言ったとおりでしょ!!」
ロトム「そんなこと言ってる場合じゃないロト!あれを見るロト!」
ロトムの指さす先には、ポケシウムがある。
タカシ「あれはポケシウム!」
オニドリルが木の実に向かって急降下してくる。
バイヤー「へっへっへっwこいつを捕まえりゃ大金持ちだぜw」
ポケモンバイヤーがロケットランチャーのようなものをオニドリルに向ける。
バイヤー「ファイヤー!!(ドカーン)」
発射された球から網が飛び出してオニドリルは捕らえられる。
タカシ「あっ!?」
バイヤー「へっw図体の割には大したこと無いじゃねぇかwあとは頼むぜ!ゲンガー!」
バイヤーの影の中からゲンガーが現れる。
ゲンガー「ゲンゲロゲ〜〜!ゲンガッ!!(ヘドロばくだん)」
オニドリルにヘドロばくだんが当たる。
バイヤー「いいぞゲンガー!よぉし!(モンスターボールを取り出す)」
タカシ「このままじゃオニドリルがタツベイ!オニドリルを助けるぞ!」
バイヤー「へっwもう遅い!行けっモンスターボール!!」
モンスターボールがオニドリルに向かって飛んでいく。
オニドリル「ドリドリッ!!(網を破る)」
バイヤー「なに!?」
オニドリル「ドリドリドリ!!!(オニドリルがバイヤーとゲンガーに接近)」
バイヤーとゲンガーが吹き飛ばされ、空の彼方に消えていく。
バイヤー「うわぁ!!これで終わりだと思うなよ〜〜!」ゲンガー「ゲンゲロゲ〜」(キラン)
タカシ「なっ…なんてパワーなんだ…」
オニドリルがキャタピーを睨みつけて、襲いかかる。
コウスケ「まずい!キャタピーが!」
タツベイがオニドリルに頭突きを繰り出す。
オニドリル「オニッ!(悲鳴)」
タカシ「ナイスだタツベイ!!」
タツベイ「ふん(鼻息)」
ミズナ「早く逃げないと!」
タカシ「あぁ!コウスケ!キャタピーを頼む」
コウスケ「分かりました!(キャタピーを抱きかかえる)」
一同が走って逃げていく。
野生のポケモンたちがその様子を見ている。
コウスケ「はぁ、はぁ、はぁ…」
崖に洞窟を見つける。
タカシ「洞窟があるぞ!」
ミズナ「あそこに逃げましょ!!」
ロトム「分かったロト!!」
◯同・洞窟
一同「「はぁ…はぁ…はぁ…」」
コウスケ「本当に危ないところでした…」
タカシ「ロトム!ポケモンレンジャーに連絡を」
ロトム「了解………って電波が繋がらないロト!」
ミズナ「えっ!?なんで!?」
コウスケ「洞窟の中だと壁が邪魔して電波が繋がりにくくなるんですよ。どうにかして外に出ないと…」
ロトム「でも外にはオニドリルがいるロト!」
タカシ「くそっ…こうなったら二手に分かれよう!俺とタツベイがオニドリルの注意を引き付ける!そのうちにみんなはロトムと一緒にポケモンレンジャーに連絡を頼む!」
コウスケ「そんな無茶ですよ!相手はポケシウムで凶暴化してるオニドリル。その上通常よりも巨大化してるんですよ!?」
タカシ「そんなこと言ったっていつまでもこんな洞窟の中にはいられないだろ!?大丈夫!俺たちなら出来る!」
ミズナ「タカちゃんの言う通りよ!みんなで協力すればきっと大丈夫だ!」
コウスケ「(しばらくうつむいて)…分かりました。タカシくん。タツベイ。気をつけてください!」
タカシ「まかせとけって!よし!作戦実行だ!」
× × × ×
タカシとタツベイが洞窟の中から飛び出す。
タカシ「おーい!こっちだぞー!」
タツベイ「タツタッ!」
オニドリルが二人に気付き、襲いかかる。
オニドリル「ドリドリーー!!」
タカシ「来た来た!逃げるぞタツベイ!」
タツベイ「タツタ!」
オニドリルはタカシ達を追って行く。
コウスケ「キャタピーはこの洞窟で待っていてください!」
キャタピー「キャタ?」
コウスケ「大丈夫。きっと大丈夫ですよ!」
ミズナ「みんな!行くわよ!」
コウスケ「はい!」
ロトム「了解ロト!」
ミズナ達が外に出る。
ミズナ「ロトム!電波は来てる?」
ロトム「だめロト!まだ繋がらないロト!」
コウスケ「もっと崖から離れないと駄目みたいですね!」
× × × ×
タカシとタツベイがオニドリルから逃げている。
タカシ「タツベイ!向こうの森の中に入るぞ!」
タツベイ「タツタッ!(分かった)」
タカシ達が森の中に姿を隠す。
オニドリルはタカシ達を追って森の中に入り、木々を躱して飛んでいく。
オニドリル「ドリドリドリ!!」
タカシ「そんなのってありかよ!頼む皆!早くしてくれ!」
× × × ×
ミズナ達が走っている。
ミズナ「どうロトム?」
ロトム「ピピッ!電波を受信したロト!」
ミズナ「やった!」
コウスケ「早くポケモンレンジャーに連絡を!」
ロトム「ピポパポピ…プルルル…プルルル…プルル、ガチャ」
シダ「はい!こちらポケモンレンジャー、シダ」
コウスケ「シダさん!助けてください!」
シダ「その声はコウスケくん!?一体なにがあったんだい?」
コウスケ「今ポケシウムで凶暴化したオニドリルに襲われてて!」
ミズナ「早くしないとタカちゃんが!!」
シダ「二人とも落ち着いて、今ちょうど君たちの近くにスモモさんがいるから連絡するよ。みんなはそれまで時間を稼いでほしい。出来るかい?」
ミズナ コウスケ「分かりました!」
× × × ×
タカシとタツベイはオニドリルから逃げている。
タカシ「はぁ…はぁ…はぁ…」
その時、空にイーブイのスピードスターが流れる。
タカシ「あれはイーブイの!ってことはポケモンレンジャーに連絡出来たってことだな!タツベイ!洞窟に戻るぞ!」
タツベイ「タツタッ!」
タカシ達は森を抜けて野原に戻る。
オニドリル「ドリドリドリ!」
オニドリルがタカシとタツベイを追いかける。
ミズナ達は洞窟の中からタカシ達の様子を伺っている。
ミズナ「タカちゃん早く!」
コウスケ「もうすぐそばまで迫ってますよ!」
タカシ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ(息切れ)」
タツベイ「タツ、タツ、タツ、タツ(息切れ)」
ミズナ「こうなったら!イーブイ!スピードスターよ!」
イーブイ「イブブイ!(スピードスター)」
スピードスターがオニドリルにヒット。
砂埃が巻き上がる。
ミズナ「やったわ!」
イーブイ「イブブイ!」
タカシ「よぉし!今のうちだ!」
タツベイ「タツタッ!」
タカシ達が「やった」という表情で走る。
しかし、砂埃の中からオニドリルが再び現れる。
オニドリル「ドリドリドリ!!」
タカシ「まずい!」
キャタピーがその様子を見つめている。
ロトム「後もう少しロト!!」
コウスケ「もっと早く!」
オニドリルが急降下してタカシに攻撃を仕掛ける。
オニドリル「ドリドリドリ!!」
一同「あっ!!!(もうだめだ!)」
その時、キャタピーが糸を吐く攻撃を行う。
キャタピー「キャタピー!!(糸を吐く)」
キャタピーの糸はオニドリルの顔に絡まる。
オニドリルは視界を奪われたため、攻撃を外す。
コウスケ「あれは!」
ロトム「キャタピーの得意技!いとをはくロト!」
そんなこんなでタカシとタツベイが洞窟の中に戻ってくる。
タカシ「はぁ…間に合った…」
タツベイ「タツタッ…」
ミズナ「二人とも無事でよかった!」
コウスケ「本当に危機一髪でしたね!」
タカシ「いやぁ、一時はどうなるかと思ったけど、キャタピーのおかげで助かったよ!ありがとなキャタピー!」
タツベイ「タツタッ!(ありがとう)」
キャタピー「キャタキャタ!(どういたしまして)」
その時、スモモの声が聞こえてくる。
スモモ「お願い!ハピナス!」
ミズナ「この声は!」
ロトム「スモモさんロト!」
タカシ達が洞窟の中から外を覗く。
スモモのハピナスとオニドリルが戦っている。
オニドリル「ドリドリドリ!(くちばしで攻撃)」
スモモ「ハピナス!たまごばくだん!」
ハピナス「ハピナッ!(たまごを投げつける)」
オニドリルは怯むことなくハピナスに攻撃をする。
オニドリル「ドリドリドリ!(翼がハピナスに当たる)」
ハピナス「ハピナッ!(悲鳴)」
スモモ「大丈夫!?ハピナス!?」
ハピナス「ハピハピッ!」
スモモ「なんてパワーなの…」
そこにタカシ達が駆けつける。
タカシ「スモモさん!」
スモモ「タカシくん達!よかった。みんな無事みたいね!」
ミズナ「スモモさん!私たちも協力します!」
イーブイ「イブブイ!」
タツベイ「タツタッ!」
スモモ「ありがとう皆!」
ミズナ「イーブイ!スピードスター!」
イーブイ「イブブイ!(スピードスター)」
タカシ「タツベイ!ひのこ!」
タツベイ「タツタッ!(ひのこ)」
オニドリル「ドリドリ〜!(悲鳴)」
ロトム「オニドリルが弱ってきてるロト!」
スモモ「これでトドメよ!ハピナス!はかいこうせん!!」
ハピナス「ハピナーーーーーース!!!!!(ドカーーーーーン!!!!!)」
オニドリル「ドリドリ〜〜(地面に倒れ込む)」
タカシ「やった!」
ミズナ「巨大オニドリル倒しちゃった!」
スモモがオニドリルの前に歩いていく。
スモモ「傷つけちゃってごめんなさい。ハピナス!いやしのはどうをお願い」
ハピナス「ハピナーー!(いやしのはどう)」
オニドリル「オニ…ド…(表情が和らいでいく)」
スモモがモンスターボールを取り出してオニドリルに当てる。
オニドリルがモンスターボールの中に入ってゲットされる。
タカシ「やっぱりスモモさんは凄いなぁ!」
タツベイ「タツタ!」
コウスケ「オニドリルはこれからどうなるんですか?」
スモモ「このあとポケモンセンターで治療して、博士にこのオニドリルが大きくなった理由を調べてもらうわ」
ロトム「これで一件落着ロト!」
ミズナ「今日は凄い冒険をしちゃったわね!」
タカシ「だな!まさかホントに巨大オニドリルがいるなんて思わなかったよ!」
コウスケ「僕、もうこんな思いはしたくありません…」
スモモ「私はこれから町に戻るけどみんなも一緒に来る?」
タカシ「お願いします!」
みんなの元にキャタピーがやってくる。
キャタピー「キャタ!キャタピー!」
コウスケ「あれ?どうしたんですかキャタピー?」
キャタピー「キャタッ!キャタピー!」
ロトム「キャタピーはコウスケと一緒に行きたいと言っているロト!」
タカシ「へぇ!キャタピーに気に入られたんだ!」
ミズナ「良かったね、コウくん!」
コウスケがキャタピーを見つめる。
コウスケ「わかりました!(リュックのポケットからモンスターボールを取り出す)こんなこともあろうかとモンスターボールを準備しておいたんです!」
ミズナ「さっすがコウくん!メガネをかけているだけのことはあるわね!」
コウスケ「だからそれとこれとは関係ないですから…(キャタピーの方を向き直り)それじゃあこれからよろしくお願いします。キャタピー!」
キャタピー「キャタッ!」
キャタピーはモンスターボールの中に入り、ゲットされる。
コウスケ「キャタピー!ゲットです!(決めポーズ)」
タカシ「おめでとうコウスケ!」
ミズナ「これでコウくんもポケモントレーナーの仲間入りね!」
コウスケ「そうですね!(モンスターボールを見つめて)よろしくね!キャタピー!」
すると突然、モンスターボールからキャタピーが現れて、コウスケの胸に飛びつく。
キャタピー「キャタピー!!(よろしく)」
コウスケ「………(顔が真っ青になる)うわぁーーー!」
タカシ「そんなに驚かなくてもいいだろ?」
一同「「あははは!!」」
N「最初のポケモン、キャタピーをゲットしたコウスケ。きっとこの先にも様々なポケモンとの出会いが待っていることだろう。明日もきっと素敵な出会いが待っている。彼らの冒険はまだまだ続く」
次回予告
お盆にお墓参りをするタカシ達。すると突然巨大化したハブネークが現れる。タカシ達はその巨体に恐れおののくが、ゴーストポケモンのフワンテと共に戦うことになる。苦戦するタカシ達。そこにポケモンレンジャーのシダが現れる。
ポケモンレンジャー
次回「ハブネークは危ねぇーく」
君は『しんか』することが出来るか?




