第二話 出動!ポケモンレンジャー!
○回想
タカシ「はい!俺!強いポケモンたちとたっくさん勝負して!いつか絶対、最強のポケモントレーナーになるって決めてるんです!!」
N「思い込みはそれなりのタカシくん。タツベイを最初のポケモンに選び、野原に飛び出したまではよかったが…」
○ポケモンバイヤーのゲンガーにタカシが催眠術を掛けられるシーン
タツベイが倒れているタカシの元に駆け寄る。
タツベイ「タ〜〜ツ(体を揺らす)」
タカシ「…タツベイ…頼む…ストライクを…」
タツベイ「………」
バイヤー「あっあれは…げきりん!?なんでタツベイなんかがあんな大技を!!?」
タツベイ「ターーーーーーーツ!!!!!」
タツベイのげきりんがバイヤーとゲンガーにヒット!
バイヤーとゲンガーが空に飛んでいく。
バイヤー「バ〜イバ〜イヤ〜〜〜〜!!(キラン)」
タカシ「すごいなお前のげきりん!!最高にかっこいいよ!!!」
タツベイ「ターツ(首を傾げる)」
☓ ☓ OP ☓ ☓
○タカシの家・リビング(朝)
タカシとタツベイが一緒に朝食を食べている。
テレビにはロケットのニュース映像が流れている。
TVキャスター「…垂直着陸に成功したファイアロー七号機ですが、ブースターの表面に紫色の鉱石が付着しているのが発見されました。マシロ宇宙センターは、この鉱石について未知の元素で構成されていると発表しており、現在、ポケモン研究の第一人者であるマツバ博士と共同で調査が進められています。続いてのニュースです…」
タカシ「へぇ〜、博士ってすごかったんだ〜」
すると、そこに母がやってくる。
母「タカシまだ朝ごはん食べてたの!?早くしないと学校遅れるわよ!」
タカシ「分かってるって!…タツベイも早く食べろよ!」
タツベイ「タツ?(首を傾げる)」
母「もしかしてタカシ、タツベイも学校に連れて行くつもりなの?」
タカシ「ん?当たり前だろ?タツベイは俺のポケモンなんだからさ」
母「え〜〜、家でお留守番させといたほうが良いんじゃない?モンスターボールに大人しく入ってくれないんでしょ?」
タカシ「だ〜か〜ら〜、タツベイは俺のポケモンなんだよ!ポケモンとトレーナーは常に一緒にいるもんなんだから。なっタツベイ!」
タツベイ「タツ?(首を傾げる)」
母「ん〜、本当に大丈夫かしら?」
タカシ「だいじょうぶだいじょうぶ!心配いらないって!!」
○通学路
タカシ「タツベイ〜〜〜、頼むからモンスターボールに入ってくれよ…もう学校ついちゃうよ〜〜」
タツベイ「ふんっ!(そっぽを向く)」
タカシ「なぁ〜タツベイ〜〜!ボールに入ってくれないと俺、学校の先生に怒られちゃうんだよ。それでもいいのか?」
タツベイ「タツターツ(それでもいいよ)(大きく頷く)」
タカシ「も〜〜〜…こうなったら仕方ない、正面突破だ!!」
○学校・校門前
男の先生が校門前に立っている。
二人の女生徒が先生に挨拶をする。
女生徒「せんせぇ、おはよございま〜す」
先生「あぁ、おはよ〜〜」
タカシがタツベイを連れて堂々と登校する。
タカシ「おはようございま〜〜す」
先生「あぁ、おは…よ………(通り過ぎるタツベイを見つめる)」
先生がタカシの肩に手を置く。
タカシ「(ビクッ)な、なんですか、先生…?」
先生「タカシくん?」
先生がタツベイを指さす。
タカシ「あはは…これは…ちょっとした、手違いで………」
先生が無言で圧をかける。
タカシ「あ…まぁ…その………すみませんでしたーーー!!!」
○同·教室
タカシががっかりした様子で椅子に座る。
タカシ「はぁ…なんなんだよもう…」
そこにメガネを掛けた少年がニヤついた表情でやってくる。
コウスケ「朝っぱらから随分と怒られてたじゃない(ニコニコ)」
タカシ「…コウスケ…なんだよ。俺を笑いに来たのか?」
コウスケ「そんなんじゃないよ!ただ友達として、落ち込んでる君を励ましに来ただけさ」
タカシ「はっ、どうだかな…(頬杖をして目線をそらす)」
コウスケ「それで?さっきのタツベイは?」
タカシ「育て屋さんに預けてきたよ。あ〜あ、せっかくポケモントレーナーになったのに、こうやって離れ離れにされちゃ気が滅入るよ」
コウスケ「へぇ〜、そんなにあのタツベイのこと気に入ったんだ」
タカシ「あぁぁ、タツベイは俺の大切な相棒さ!それに!あいつのげきりん凄いんだぜ!ゲンガーだって一撃でふっ飛ばしたんだからな!」
コウスケ「へぇ〜、それが”本当”なら凄いねぇ」
タカシ「なんだよ…俺が嘘付いてるって言いたいのか!」
コウスケ「そういうわけじゃないけど、タツベイがゲンガーに勝つなんて信じられないよ」
タカシが両手を机を「ドン!!」と叩いて立ち上がる。
タカシ「ならコウスケ!俺と放課後ポケモンバトルしようぜ!俺のタツベイが強いってこと、お前に証明してやるよ!」
コウスケ「ごめん、それは遠慮しておくよ」
タカシ「なんだよ!逃げるのか!」
コウスケ「そんなんじゃないよ。僕まだ手持ちのポケモンいないからね」
タカシ「えぇぇ!?コウスケこの前誕生日だったじゃん」
コウスケ「あはは、やっぱりポケモンはちょっとね」
教室のドアが開いて、先生が入ってくる。
先生「はぁ〜い皆、席についたぁ〜」
コウスケ「いっけね」
クラスの皆が席に戻っていく。
タカシ「なんなんだよ…ポケモンといるの楽しいのに…(小声)」
☓ ☓ ☓ ☓
授業中、先生が教卓で話している。
先生「…オコリザルの怒りエネルギーを抽出する実験中、誤った量の薬を注入してしまいます。その時、衰弱したオコリザルがそばにあった老眼鏡ケースの中にすっぽりと入ったことが、モンスターボール開発の始まりとなりました。ここ、テストで出るから覚えとけよぉ」
生徒一同「「は〜〜い」」
タカシは窓際の席で頬杖を付きながら外を眺めている。
窓の外に二匹のスバメが飛んでいる。
昼休み開始のチャイムが鳴る。
先生「今日はここまで!」
生徒一同「「ありがとうございましたー」」
○同・外の階段
タカシとコウスケが一緒に昼食を食べている。
イトマルが二人の様子を伺っている。
コウスケ「そういえばタカシくん、今朝のニュース見た?ロケットの石の話」
タカシ「見た見た、未知の鉱石で出来てるってやつだろ?不思議な話だよなぁ」
コウスケ「そうそう、宇宙から来た未知の鉱石。ロマンだよね〜」
タカシ「ロマンだよなぁ〜。そういえば、マツバ博士もその研究に参加してるって言ってたよな。なぁコウスケ、学校終わったら博士のところ行ってみようぜ!!」
コウスケ「もちろん!やっぱりタカシくんならそう言ってくれると思ってたよ!!」
タカシ「じゃあ決まりだな!(少し考えて)なぁ、コウスケ。ついでに博士から最初のポケモン貰ったら?」
コウスケ「だから、何度も言ってるでしょ。僕はポケモンは苦手なの」
タカシ「えぇ〜、でも休み時間にポケモン図鑑読んでるじゃん」
コウスケ「紙の中のポケモンと実際のポケモンは違うの!」
タカシ「えぇ〜でもさぁ(コウスケの横に目線を向ける)あっ…」
コウスケ「ん?なに?(タカシの目線の先を追う)」
コウスケの直ぐ側にイトマルがいる。
イトマル「イト…イトッ?」
コウスケ「うっ、うわぁーーーーー!!」
コウスケが飛び上がってタカシの後ろに隠れる。
コウスケ「どうして早く言ってくれなかったんだよ!!」
タカシ「もう、イトマル一匹にそんな驚くこと無いだろ?」
コウスケ「そんなこと言われたって無理なものは無理なんだよ!」
タカシ「なんだよ。こんなに可愛いのに。なっイトマル!」
タカシがイトマルを手のひらに乗せる。
コウスケ「うわぁ…(絶望)」
タカシ「ほらっ!このつぶらな瞳とか、可愛いだろ?」
コウスケ「えぇ〜〜(イトマルを見つめる)」
突然、イトマルがお尻から糸を出し始める。
コウスケの顔が真っ青になる。
タカシ「おっ!”いとをはく”だ!」
コウスケ「うっ…うわぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!」
☓ ☓ ☓ ☓
放課後のチャイムが鳴る。
生徒①「それじゃあねぇ」
生徒②「バイバ〜イ」
☓ ☓ ☓ ☓
○育て屋・室内
育て屋の中におばちゃんとタカシ、コウスケがいる。
おばちゃん「はい!お待ちどおさま!」
タツベイが奥の部屋からやってくる。
タカシ「タツベイ!会いたかったぞ〜〜!!(タツベイに抱きつこうとする)」
タツベイ「ターーーツ!!!(タツベイのづつき!)」
タカシ「アイタッ!!(地面に倒れ込む)」
コウスケ「タカシくん!」
おばちゃん「大丈夫かい!?」
タカシ「あははは…これぐらいのことへっちゃらですよ。(あぐらをかいて座る)それよりおばちゃん、タツベイは大人しくしてました?」
おばちゃん「えぇぇ、他のポケモンとも喧嘩すること無かったし、話で聞くよりもずっといい子にしてたよ」
タカシ「そうだったんですか。よかった〜。(タツベイを見ながら)なぁタツベイ、モンスターボールの中でもいい子でいてくれないか?」
タツベイ「ふん!(そっぽを向く)」
タカシ「とほほ、やっぱりダメか…」
おばちゃん「そのタツベイ、よほどモンスターボールが苦手なんだね」
タカシ「ふ〜〜ん。不思議だねぇ、タツベイ。ポケットモンスターはポケットに入るからポケットモンスターなんだぞ。頼むからモンスターボールの中に入ってくれよ」
タカシがタツベイにモンスターボールを投げる。
タツベイ「タツッ(づつき)」
モンスターボールがづつきで跳ね返されてタカシの顔に強打する。
タカシ「イタッ!!もぉぉタツベイ!!(鼻を押さえながら)」
コウスケ「あはは…まぁ、喧嘩するほど中がいいとも言うし…」
おばちゃん「そうだね。なんだかんだタカシくんとタツベイは、良いパートナーなのかもしれないね」
○研究所までの林道
タカシ、タツベイ、コウスケが歩いている。
タカシとコウスケがポケモンのしりとりをしている。
タカシ「タツベイ!」
コウスケ「イワパレス」
タカシ「スバメ!」
コウスケ「メタグロス」
タカシ「ス…ストライク!」
コウスケ「ク………クレベース」
タカシ「ス……ス…スピアー!」
コウスケ「アーケオス」
タカシ「ス…ス……ス?………”ス”で攻めるの止めてくれない?」
コウスケ「いやいや真剣勝負なんだから仕方ないじゃん」
○研究所・エントランス
研究所の中に主人公たちが入っていく。
タカシ「すみませ〜〜ん。マツバ博士〜〜」
コウスケ「お邪魔しま〜〜す」
博士「おぉぉ、君たち、やっぱり来たか」
主人公たちが博士の元に駆けつける。
博士「どうじゃタカシくん、タツベイとはあれから上手くやっとるか?」
タカシ「はいっ!見ての通り仲良くやってますよ!」
タツベイ「ターツターツ!」
博士「うんうん、それは良かった」
コウスケ「博士、ニュースで見ましたよ。ロケットの石のこと」
博士「やはりそのことか、二人ともこっちじゃ」
○同・実験室
部屋の中心に球体のガラスがある。
その中に紫色の石が置いてある。
博士「これが噂の鉱石じゃ」
コウスケ「へぇ、これが…」
タカシ「すっげーー!」
博士「この石は今まで発見されていない、未知の元素で作られておってのう。儂らはそれをポケシウム”と名付けた」
タカシ「ポケシウム…ですか?」
博士「あぁぁ、タツベイ。ちょっと石の近くに来とくれないか」
タツベイ「タツ?(タツベイが石に近づく)」
すると突然、石が紫色に光り始める。
タカシ コウスケ「「光った!?」」
博士「この石は不思議な特徴を持っておってのう、見ての通り、ポケモンが近づくと強い反応を示すのじゃ」
タカシ「へぇ、不思議な石だなぁ」
博士「ポケモンに反応する石というのは数多くある。炎の石や水の石など、ポケモンを進化させる石。キーストーンとメガストーンのようにポケモンをメガシンカさせる石など、ポケモンと石には深い関係があるんじゃ」
コウスケ「それじゃあこの石もポケモンになにか影響を与えるってことですか?」
博士「ああ、恐らく。そして、この石には更に不思議な特徴があるんじゃ。今日一日、この石を観察していると、なんと少しずつ巨大化していることが判明したんじゃ」
タカシ「えっ!?石が大きくなるんですか?」
博士「あぁぁ、これは仮説じゃが、この石は生きているのかもしれん。もしかするとポケモンという可能性もあるかもしれんな」
タカシとコウスケが石を見つめる。
○同・エントランス
タカシ「博士、今日はありがとうございました!」
コウスケ「まさか、こんな不思議な石だったとは思いもしませんでしたよ!」
博士「楽しんでくれたみたいでなによりじゃ。あっ、そういえば君たちに頼みたいことがあったんじゃ」
タカシ「頼み事ですか?」
その時、突然電気が消える。
コウスケ「うわっ!?」
タカシ「なっ…なんだ?」
博士「噂をすればか…」
電気が部屋中を駆け巡る。
タカシ「こっ、これは一体!?」
謎のポケモンの鳴き声が聞こえてくる。
?「ロトロトロトロトッ!!」
電気が再び付くと、二人の目の前にロトムがいる。
タカシ コウスケ「「うわぁぁーーーー!!!(すっ転ぶ)」」
博士「それはワシのポケモン、ロトムじゃ」
タカシ「もう、ロトム、驚かさないでよ…」
ロトム「ロトロトロト(笑)」
博士「ロトムはいたずら好きのポケモンでのう。たまにこうやって研究所に来た人を驚かせるんじゃ」
コウスケ「あぁ〜、心臓に悪い………それで博士、頼み事っていうのは?」
博士「あぁぁ、それではまず、これをプレゼントしよう」
博士はタカシに変わった形のスマホを渡す。
タカシ「これって、スマホですか?」
博士「あぁぁ、ただし、ただのスマホではないぞ。ロトムッ!パチン(指パッチン)」
ロトム「ロトロトロトロトッ!!」
ロトムがスマホの中に入っていく。
タカシ「うわっ!?」
スマホ「ダウンロード中。ダウンロード中。ダウンロード…ピピッ!!ロトロトロトッ!!はじめまして、僕の名前はスマホロトム!!よろしくロトッ!!」
タカシ コウスケ「喋った!?」
博士「これはスマホロトムといって、ロトムがスマホの中に入ってフォルムチェンジした姿じゃ。ワシのポケモン研究の助けになると思って注文しておいたんじゃが、あいにく、ポケシウムの研究で今は手が離せなくてのう。そこで!君たちにはこのロトムスマホと一緒にポケモンの生態について調べてきてほしいのじゃ」
コウスケ「なるほど、そういうことですか!」
タカシ「へぇ〜、ポケモンが言葉を話すって変な感じ」
スマホロトム「僕はパイナップル社の開発した最新鋭のスマホロトムロト!人の言葉を喋るなんてお安い御用ロトッ!!」
タカシ「へぇぇ!!科学の力ってすげぇぇぇ!!でも博士、ホントにロトムのこと預かってもいいの?」
博士「あぁぁ、ワシがこのところ研究漬けでロトムも暇をしておってのう。君たちと一緒のほうが何かと都合がいいんじゃ」
タカシ「そういうことなら分かりました!よろしくな!ロトム!」
コウスケ「よろしくね!」
ロトム「こちらこそ、よろしくロトッ!!」
○帰り道(夕方)
ロトム「タツベイ。いしあたまポケモン。ドラゴンタイプ。大空を飛ぶことを夢見て、断崖から飛び降りることを繰り返し、頭皮が鋼鉄のように固くなる。飛べない悔しさを晴らすように大岩に石頭を打ち付ける」
タカシ「すごい!本当になんでも調べられるんだな!」
ロトム「こんなの朝飯前ロトッ!!」
その時、突然サイレンの音が鳴り始める。
スピーカー「ウゥーーーーーーーーーーーー、ウゥーーーーーーーーーーーー、ウゥーーーーーーーーーーーー」
コウスケ「い、一体なんだっ!?」
スピーカー「只今の、サイレンは、マシロタウン、危険ポケモン、出現の、サイレンです。すぐに、身近な建物に避難し、身の安全を、確保して下さい。繰り返します…」
タカシ「初めて聞くサイレンだ…」
突然、遠くの方から爆発音が聞こえてくる。
コウスケ「なっなにっ!?」
ロトム「向こうの方から聞こえてきたロト」
タカシ「おぉぉ、もしかして放送で言ってた危険ポケモンかっ!?行くぞタツベイ!!」
タツベイ「タツタッ!!」
タカシとタツベイがその場を後にする。
コウスケとロトムが顔を見合わせる。
コウスケ「ちょ、ちょっと二人ともーー!!」
ロトム「待つロトーー!!」
○野原
人々の悲鳴が聞こえてくる。
タカシ「あっあれは…サイドン!」
サイドンが岩や大木を粉々にしている。
サイドン「サイドーーーン!!」
そこにコウスケとロトムが遅れてやってくる。
コウスケ「ちょっと…タカシくん…置いてかないでよ…(息があがっている)」
タカシ「どうしてサイドンがこんなところに…」
ロトム「二人とも!!あれを見るロト!!」
ロトムがサイドンを指さす。
サイドンの身体に紫色の鉱石が付着しているのが発見する。
コウスケ「あっ、あれは…」
タカシ「ポケシウム…なんでサイドンに…はっ!?」
○回想
博士「この石は不思議な特徴を持っておってのう、見ての通り、ポケモンが近づくと強い反応を示すのじゃ」
○回想終わり
タカシ「まさか、サイドンはポケシウムのせいで…」
サイドン「サイドーーーーン!!!(苦しそう)」
ロトム「タカシ!!ここは逃げるロト!!」
コウスケ「そうだよ!いくらなんでも危険過ぎる!!」
タカシ「………サイドンを、このまま見過ごせないよ…」
コウスケ「タカシくん………」
タツベイ「ターツターツ!!!(地団駄を踏む)」
タカシ「タツベイ、戦ってくれるのか!?」
タツベイ「ターツターツ(サイドンをにらみつける)」
タカシの口元が緩み、目が輝く。
タカシ「よしっ!!行くぞっタツベイ!!ひのkっ(タツベイが命令を無視して突っ込む)っておい!タツベイ!!」
タツベイのづつき攻撃!
タツベイ「タツタツタツタツタッ!!!」
タツベイの攻撃がサイドンにヒット!
サイドンが少しよろける。
タカシ「すごい…」
タツベイのかみつく攻撃!
タツベイ「タツッ!!」
サイドン「サイドッ!!(悲鳴)」
ロトム「体格差のある相手を押してるロト!!」
コウスケ「なんてパワーなんだ…」
サイドンが受け身を取り、攻撃の体制に入る。
サイドンの額のドリルが回り始める。
サイドンのドリルライナー!
タツベイ「タツッ!!(ジャンプ)」
タツベイの軽い身のこなしでサイドンの攻撃を躱す!!
○その時、少し離れた場所に、駆けつける二人の男の影が見える。
タカシ「いいぞタツベイ!!そのまま押し切れっ!!!」
タツベイ「ターーーツ!!(目が赤くなる)」
タツベイのげきりん攻撃!!
タツベイ「タツタツタツタツタツタツタツターーーーーツ!!!」
タツベイの攻撃がサイドンにクリーンヒット!!
サイドンがその場に倒れる。
タツベイ「はぁ…はぁ…はぁ…」
タカシ「勝った…勝った!!勝ったぞタツベイ!!」
タカシがタツベイの元に駆けつける。
タカシ「タツベイ!!お前すごいよ!!あんな大きな相手をやっつけちゃうなんて!!」
コウスケ「ほっ…なにはともあれ、タツベイが無事で良かった。」
その時、サファリボールがサイドンの元に飛んでくる。
サイドンがボールの中に入る。
ボール「グルン、グルン、グルン、ガチャ!」
男①がサファリボールを拾う。
もう一人の男②がタカシの目の前に現れる。
男②「いや〜〜!!君のタツベイ!とても強いじゃないか!!遠くで見てたけど本当に大活躍だったね」
タカシ「あ…ありがとうございます!あの、あなたは?」
男②「そうでした!自己紹介がまだでしたね!私の名前はシダ!ポケモンレンジャーをしている者だ!」
コウスケ「ポケモンレンジャーって…あのポケモンレンジャー!?」
タカシ「なにコウスケ、知ってるの?」
コウスケ「当たり前だよ!ポケモンレンジャーっていうのはポケモンと一緒に自然を守ったり、人助けをするポケモントレーナーのスペシャリストだよ!!」
タカシ「へぇ〜〜〜!!ポケモントレーナーのスペシャリスト!!かっこいい!!」
シダ「いやぁぁ、そこまで褒められると照れちゃうなぁ、君だって…えっと…」
タカシ「俺の名前はタカシ、こっちは相棒のタツベイ。そしてコウスケと、ロトムです!」
コウスケ「よろしくお願いします!」
ロトム「よろしくロト!」
シダ「みんなよろしく。それにしてもタカシくん、君のタツベイは素晴らしいねぇ」
そこに男①が口を挟む。
男①「シダ隊員、任務中だぞ!私語は慎みたまえ!」
シダ「しかし、キャプテン見たでしょ!彼のタツベイの勇気ある戦いを!」
男①がタカシの前に歩いていく。
男①「タカシくん、と言ったね。凶暴化したポケモン捕獲の強力、感謝する」
タカシ「いや〜〜、それほどでも〜〜〜」
男①「しかし、君はタツベイの能力を当てにしすぎている。戦いはもっと有効に行うべきだな(大人の余裕)(自信満々)」
タカシ「なっ…なにっ!…勝ったんだからいいじゃないですか!」
男①「あまり調子に乗るものではないぞ。君の力で勝ったのではない。タツベイのおかげで勝てたということを忘れるのではないぞ(半笑い)」
タカシ「あっ…あなたは一体、なんなんですか!?(怒)」
男①「私はトクサ。ポケモンレンジャーのキャプテンを務めている。」
タカシ「トクサさん!俺とポケモンバトルをしてください!!」
ロトム「タカシ、それは止めておいた方が良いと思うロト」
コウスケ「そうだよ。今のタカシくんにはとてもじゃないけど勝てないよ」
タカシ「そんなのやってみないと分からないだろ!!」
トクサ「すまないが今は任務中だ。そんなことをしているヒマはない」
シダ「まぁまぁいいじゃないですかキャプテン!」
トクサ「しかしだな…」
シダ「ポケモンレンジャー第六条。ポケモントレーナーから指導を求められた場合、これを受けなければならない。ですよね。キャプテン」
タカシ「シダさん…」
シダがタカシにウインクをする。
キャプテン「(考え込み、タカシの顔を見る)いいだろう。ポケモンレンジャーとして、その勝負。受けようじゃないか」
タカシ「よっしゃ!!」
☓ ☓ ☓ ☓
タカシとキャプテンが対峙する。
タカシ「よぉぉし!行けっタツベイ!(タツベイが前に出ない)…ん?ってタツベイ!!」
タツベイが足を投げ出して、座り込んでいる。
タツベイ「タ〜〜ツ(あくび)」
タカシ「タツベイ〜〜〜!!頼むよ!!ん〜〜そうだな…オレンの実5個、いや!10個でどうだ!!」
タツベイ「タ〜〜〜ツ(あくび)」
タカシ「頼むよタツベイ…」
タツベイがタカシの顔を見つめる。
タツベイ「タツベ〜〜(仕方ないなぁ…)」
タカシ「やってくれるのか!!」
タツベイ「タツッ!タツタッ!!」
キャプテン「行けっ、カメックス!」
キャプテンの投げたモンスターボールからカメックスが飛び出す。
カメックス「カ”メ”ック”ス!!!!」
コウスケ「カメックス!始めて見た!!」
キャプテン「さぁ、どこからでも掛かってこい」
タカシ「………タツベイ!づつき!!」
タツベイ「タツタツタツタツタッ!!!」
タツベイがカメックスに接近!
キャプテン「水の波動よーい!」
カメックスが砲台をタツベイに向ける。
タツベイ「タツタツタツタツタッ!!!」
キャプテン「打てっ!!」
カメックス「ガメッ!!!」
カメックスの水の球がタツベイにヒット!
タツベイ「タツッ!!(悲鳴)」
タツベイが地面に倒れ込む。
タカシ「タツベイッ!!」
タツベイ「………タツッ…」
タカシ「タツベイ!しっかりしろ!!」
キャプテン「どうする。降参するか?」
タカシ「だれが…降参なんかするもんか!!」
タツベイ「タ〜〜ツ…(カメックスをにらみつける)」
カメックス「ガメッ(真顔)」
タツベイ「………ターーーツ!!(目が赤くなる)」
タカシ「いいぞタツベイ!!げきりんだ!!!」
タツベイ「タツタツタツタツタツタツタツターーーーーツ!!!」
キャプテン「波状攻撃、開始!」
カメックス「カ”メカ”メカ”メカ”メッ!!!」
次々と水の弾丸がタツベイを襲う!
タツベイ「タツタツタツタツタツタツッ…タッ!(汗)」
水の波動がタツベイに直撃。
タカシ「タツベイ!!(悲鳴)」
タツベイ「タ〜〜〜ツ………(戦闘不能)」
キャプテン「勝負あったな…」
タカシ「タツベイ!!!(タツベイに駆け寄る)大丈夫かタツベイ!!??」
キャプテン「タカシ少年!(げんきのかけらをタカシに投げる)」
タカシ「(げんきのかけらを受け取る)………これは…」
キャプテン「それはげんきのかけら。瀕死状態のポケモンに使うこと体力が回復する」
タカシ「タツベイ…(げんきのかけらを胸に押し当てる)」
タツベイ「………タ…ツ…?」
タカシ「タツベイ!!!よかった………(涙ぐむ)」
キャプテン「タカシ少年。元気なのは良いことだが、あまり大人を侮るものではないぞ。では私はこれで」
シダ「ちょ、ちょっと待ってくださいよキャプテン!!それじゃあみんなまたね!!ちょっとキャプテンーーー!!!」
タカシ「くそっ!!(地面を強く叩きつける)俺は…あの人に…勝ちたい…」
次回予告
タカシとコウスケは、クラスメイトのミズナが目撃したというニドキングを探す旅に出る。林の中に足を運ぶと、そこにはズバットの群れに襲われている男性の姿があった。なぜ男はズバット達に襲われていたのだろうか。彼らを待ち受けているのは一体どんなポケモンなのか。少年少女は果敢にも強大な敵に立ち向かう。
ポケモンレンジャー
次回「恐怖!林の向こうのニドキング」
君は『しんか』することが出来るか




