その頃、別の場所にて 9
登場人物の簡易紹介(誰かわからない奴がいた時だけ見てください)
キラー:主人公。召喚された元高校生。クラスチェンジアイテムによりニンジャとなった。
ストライク:森で見つけたカメレオン。
スターゲイザー:主人公達を地球から集団転移させた魔術師。
——巨大な格納庫——
多数のケイオス・ウォリアーが、一画では軍艦も整備されている格納庫。
その軍艦はCビホールドアイ‥‥真魔怪大隊の運用している艦である。
格納庫は四階の吹き抜けになっており、ぐるりをベランダ状の通路が囲んでいた。
その四階通路の片隅で、格納庫を見下ろす者がいる。
顔は——シルエットになっていて、定かではない。だが、魔物兵の類では無い。れっきとした人間である。
「準備オッケー。いつでもいいぜ」
彼は自分のすぐ側にいる者へ声をかけた。
その相手とは——紫色のマントを羽織り、舞踏会で使うような仮面で顔を隠した青年。真魔怪大隊首領、スターゲイザー。
「そうか。ならばすぐに出てもらうとしよう」
スターゲイザーにそう促され、シルエットの男は訊き返す。
「そっちはここに残るのか」
スターゲイザーは頷いた。
「ハイマウンテン国を叩き潰せば、シソウ国がどう出るかわからんからな」
それを聞いて、シルエットの男は笑った。
「大した同盟だよ」
前帝王が斃れたシソウ国に、次の代も帝王の座を‥‥と考える者がいても当然の事だ。
その中に旧敵と手を組んででも、とまで考える者も皆無ではない。
それが王位継承権を持つ者の中にいた事は、スターゲイザーにとって幸運だったと言える。
だがそんな相手といつまで手を組んでいられるかと言えば——長いわけがない。
現に会談の場でインディブル王子ははっきりと言った。
「ハイマウンテン国を打倒するまでは協力しあおうではないか」
と。
シルエットの男は格納庫を見渡した。
整備されているケイオス・ウォリアーとその兵士、半分はシソウ国から譲り受けた物だ。早急に戦力を立て直すために。
「では出撃するか」
そう言ってスターゲイザーの背後から出て来た者がいる。
それは紫色のマントを羽織り、舞踏会で使うような仮面で顔を隠した——真魔怪大隊首領スターゲイザー。
新たに姿を見せたスターゲイザーを前に、シルエットの男はニヤリと自信ありげに笑った。
「ああ。俺が一発、かっとばしてきてやるぜ」
これでちょっとは戦国っぽくなったか?
そうでもないか。まぁ軍記物なんぞ書けるとはハナから思っちゃいないが。




