第155話 対空戦
アグレディア改に戻った俺は急いで艦橋に戻った…
「敵の総数は?」
『約780、時速約450kmで接近中』
「その程度なら何とかなるか…」
『少しお待ち下さい、、隊列の中央に周囲と違う反応があります、約10倍の差です』
「多分そいつが親玉だな、対空迎撃戦用意」
『了解、対空戦闘用意』
艦内に警報が鳴り、艦橋の窓に自動的に防弾シャッターが降りる
「どうするんだ?こっちから行くのか?」
「そうするしかないな、ここだと射線も悪い」
「了解ィ!」
そうしてアグレディア改は山から離れ、敵が居る方向へ向かう
『目標を視認しました、モニターに出します』
モニターに映っていたそれは、全身はほぼ赤色で筋骨隆々な人間の身体に悪魔の様な顔を乗せ、4枚の羽で飛行していた、何より怖いのは1つの眼球に2つの瞳孔がある事である
「さて、、奴等はどう来る…」(それよりも親玉は何処だ…?)
アグレディア改を視認した奴等は一斉に手を前に上げ、呪文を詠唱するようにその口を動かす、すると…
ドカーン!! 突如としてアグレディア改の周囲が爆発する
『魔法による攻撃を探知、バリア12%を喪失』
「主砲対空弾撃て!」
発射された弾は空中で爆発し、内部に仕込まれた子弾頭が敵を粉砕する
『敵39体撃破』
「バリアが剥がれる前に突っ込め!」(近づけば奴等とて爆裂魔法は使えない筈!)
「一気に行くぞ!」
そうしてアグレディア改は猛スピードで敵に接近するが、その間にも魔法による攻撃が飛んでくる
『バリアの35%を喪失、一部装甲板にダメージ』
「対空射撃初め!」
『了解』
目論見通り奴等は爆裂魔法を撃ってこなくなり、アグレディア改の弾幕で敵が落ちていく、しかし…
「敵の親玉は何処だ?」
『反応は未だにあります』
「高度は?」
『分かりません、観測不能です』
「となると、、ッ!ヤバい!」(下か!?)
そう言った瞬間、下から強烈な赤色の光が放たれ、下から突き上げるような衝撃が走る
「損害報告…」
『下部バリア全損、内部には被害なし』
「このままだと不味い!急いで下の雲の中に突っ込め!」
「りょ、了解!」
そうしてアグレディア改は下の雲海に飛び込み、またあの空間へ突入する、そして…
『目標の反応を確認、距離凡そ4000』
「新弾頭を試すぞ、主砲にE弾装填!」
『了解、全主砲にE弾装填』
「撃て!」
次の瞬間アグレディア改の主砲から蒼白い光が放たれる、そして発射された弾は敵の頭を貫き…
グェグァァァァァァ!! 叫びの咆哮が響く
『目標頭部への命中確認、しかし目標は依然として飛行しています』
「頭を撃っても駄目か…」
そう呟いた瞬間…
「おい、何だあれ?」
「ん?」
ナディアの声を聞いてモニターを見ると…
ピューーン!! 一瞬であったが謎の閃光が走る、そして…
『目標は活動を停止、落下します』
「残念、結局姿は見えずじまいだったな…」(まぁ見たくは無いけど…)
「雲の上に行くぞ?」
「あぁ、そうしてくれ」
そうしてアグレディア改は浮上して残りの敵を殲滅し、山へと戻ったのだった…




