表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ばいばいげぇむ  作者: 硝子の騎士
12/41

ラッキーな1日

「困った事になったな…」


…俺は心の中で、そう呟いた。


渡辺すごろく40歳。無職。


すごろく史上最大のピンチを迎えた…。


昨日スクラッチで1万円当てた。

気を良くした俺は、その足で駅前のパチンコ屋にて一気に15万円分まで玉を増やす事に成功した。


…が、運はそこまで。


連チャンが終わった台は、午前中の波が嘘のように引いてドハマリ。


あれよあれよと玉が無くなり、閉店前にしてスッカラカンになってしまっていた。


いつもならやけ酒としてカップ酒を胃に流し込んでふて寝するところだが…今日ばかりはそういう訳にはいかなかった。


明日は利子を返さなければならない。


日雇いの身で毎月5万円の支払いは厳しいが、身から出た錆である。


15万円稼いだ段階でやめておけば楽に返済出来たのだが…まぁ、今更である。

勿論貯金なんてある筈も無かった。


そんな俺を嘲笑うかのように冷たい雨が肩を濡らした。


雨宿りのつもりでコンビニに入った…という訳ではない。


一度借家へ戻り、しっかりと準備をしてから出直して来たのだ。


コンビニに大金が置かれていないのは分かっている。


騒ぎを起こせば直ぐに警察が飛んできてくれるだろう。


少しの間、不自由さえ我慢すれば安全な場所で飯も食える。


あいつらに追いかけ回されるよりも、よっぽど枕を高くして寝れるってものだ。


…とはいえ、そのコンビニは深夜2時という時間なのにやけに客が多かった。


少し空くまで様子を伺うべきだろうか…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ