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マッチ売りの少女2100  作者: ぽんた7
夜明け前
38/63

作戦会議

 警備部のM庁舎。駐車場には待機状態の青い警備車が何台か並んでいる。その横には、同じような大きさだが黒塗りで窓が運転席にしかない大型バスが二台。


 庁舎の中央会議室。警備部長はNISCの甲田と対峙していた。


「NISCのセンター長直々のお越しとは恐れ入ります。方面本部から連絡は受けていますが、しかし既に本件作戦は立案済みなのです。NISCさんにはオブザーバー的な立場でいてほしいとの本部長からの命令なのですが。」


 甲田は呆れた思いをなんとか顔に出さずに答えた。


「本部長は通達を曲解しているようですね。県警と自衛隊は昨0200時、電脳テロ対策法に基づき内閣サイバーセキュリティセンターの指揮化に入りました。我々は総理大臣の権限でここに派遣されています。貴官にも我々の指揮下に入っていただきます。」


 司令書を渡された警備部長はそれを一瞥。確認するまでもなく本物だろう。どうやら本部長は昇進をフイにしたようだ。


「電場・磁場防御の装甲車と、試作品の脳波保護・インプラント保護の防護服を用意しています。明朝0600時に被疑者所在施設を急襲、ターゲット確保を行います。人員配置など詳細はこれをご覧ください。1100時からブリーフィングを行いますので、記載されている要員を選抜しておいてください。」


「了解しました」


 警備部長は敬礼する。気持ちを切り替え、執務室に向かった。どうやら戦争らしい。



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