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残ったのは片山、北村、伊東、中山の4人。料理をつまみながら、自然と話題は訓練のことやこれからの業務についてに移っていった。
「新システム、思ったより情報量が多いですね。でも、慣れたらきっと便利になると思います。」
北村が真剣な表情で言った。
「そうだな。俺も最初は戸惑ったけど、今日の訓練で少しコツが掴めた気がする。」
片山が応じる。
伊東はピザを頬張りながら、
「でもやっぱり片山さんの指示はすごいですよね。見習いたいです。」
と感心した様子で言った。
「まあ、緊張しすぎずにいくことだ。徐々に慣れていくことが大事だ。」
片山が微笑む。
北村がふと片山に向き直り、
「片山さんは、こういう新しいシステムに慣れるのが早いですね。前にもこういった経験があるんですよね?」
と尋ねた。
片山は少し考え込んでから、
「ああ、羽田の時にな。でも、それ以上に重要なのは、周りのサポートと連携だよ。一人でやれることなんて限られているからな。」
と答えた。
その言葉に、3人が静かに頷いた。
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外を見ると、訓練室の窓ガラスに薄く結露ができていた。外気はすっかり冷え込み、空には澄んだ冬の星が輝いている。時計の針はすでに23時を回っていた。
「そろそろ帰るか。」
片山が立ち上がりながら言うと、北村もそれに続いた。
「そうですね。今日は楽しかったです。」
伊東は片付けながら、ふと笑みを浮かべて呟いた。
「なんだかんだ、いいクリスマスでしたね。」
「お前が一番楽しんでたんじゃないか?」
中山が半ば呆れたように肩をすくめる。
「いやいや、皆さんが楽しそうだったからですよ!」
伊東が胸を張って言うと、中山は苦笑しながら
「どの口が言うんだよ。」
と軽く小突いた。
みんなで軽く片付けを済ませ、上着を羽織って管制部の建物を出た。冷たい夜風が頬をかすめる。
「うー、寒っ!」
伊東が身を縮めると、北村が小さく笑った。
「さっきまであんなに元気だったのに、急に弱気じゃない。」
「そりゃあ、寒いものは寒いですよ!」
伊東が肩をすくめる。
「電車、まだ間に合うよな。」
中山がスマホで時刻表を確認する。
「あと25分後に航空公園発。その次は終電か……急ぐか。」
「じゃあ、ダッシュですね!」
伊東が駆け出そうとするが、
「慌てるな、転ぶぞ。」
と片山にたしなめられた。
夜道を歩きながら、ふと北村が静かに言った。
「こうしてみんなで過ごせるのも、なんだかんだいいですね。」
「そうだな。」
片山が小さく頷く。
「仕事をしていると、クリスマスだからって特別なことがあるわけじゃない。でも、こうやって無事に一日を終えられるだけでも、ありがたいことだ。」
誰もが静かにその言葉を噛みしめながら、駅へと歩を進める。遠くに航空公園駅の灯りが見えてきた。
「さて、今年もあと少しだし、頑張りますか!」
伊東が気合を入れるように拳を握る。
「まずは終電逃さないようにしろよ。」
中山が冗談混じりに言うと、全員が笑った。
駅の改札を抜け、それぞれのホームへと向かう。電車の扉が閉まる瞬間、北村が
「皆さん、お疲れさまでした。メリークリスマス!」
と小さく手を振る。
「メリークリスマス!」
電車がゆっくりと動き出し、クリスマスイブの夜が静かに終わっていった。




