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訓練が無事に終わり、スタッフルームにはほっとした空気が漂っていた。緊張していた伊東は、訓練の解放感からか、急に明るい声で提案をした。
「皆さん、せっかくクリスマスイブじゃないですか!パーティーでもしませんか?」
「お前なあ、訓練が終わったばっかりでよくそんな元気があるな。」
中山が苦笑いしながら伊東をたしなめた。
「いやいや、こういう時だからこそですよ!みんなで楽しい時間を過ごすのも大事じゃないですか!」
伊東は自信満々に胸を張ってみせた。
北村が微笑みながら口を挟んだ。
「確かに、せっかくのイブですからね。たまにはいいんじゃないですか?」
「お、北村さんも賛成してくれるんですね!」
伊東が嬉しそうに声を上げる。
片山は腕を組みながら少し考え込んだ後、
「まあ、たまには悪くないかもな。訓練も無事に終わったし。」
と静かに頷いた。
みんな色々言いながらも、伊東の提案に乗ることにし、デリバリーアプリでフライドチキンやピザ、さらにはクリスマスケーキまで注文してクリスマスの雰囲気を味わうことになった。
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高橋は
「これから松本さんや永井さんとの会食があるから、参加はできないが楽しんでくれ。」
と一言残して退出した。
残ったのは片山、北村、伊東、中山、梶原の5人だった。
デリバリーが到着し、飲み物も用意されると、全員が席に集まり、乾杯の声が響いた。
「メリークリスマス!」
乾杯の後、それぞれが料理を手に取りながら談笑を始めた。伊東は相変わらず元気いっぱいで、チキンを片手に話を続ける。
「いやー、今日は本当に緊張しましたよ。でも、片山さんや中山さんのおかげでなんとか乗り切れました。」
「まあ、緊張してた割にはよく頑張れてたんじゃないか?」
梶原が冗談ぽく言いながら伊東を軽く叩く。
伊東は少し照れたように笑いながら、
「ありがとうございます。次はもっと落ち着いてやれるようにします!」
と明るい声で答えた。
すると中山は茶化すように、
「でも、お前が次もガチガチになってたら、俺が横でマイク握るぞ?」
と笑いながら言った。
「いやいや、それだけは勘弁してくださいよ!」
伊東は慌てたように手を振りながら返し、周りの笑いを誘った。
そんな中、中山が北村に視線を向け、茶化すような口調で尋ねた。
「ところで北村、今日はクリスマスイブだってのに、予定とかはないのか?」
北村は少し驚いた表情を浮かべながら答えた。
「私ですか?特に予定はありませんよ。実家にはまた年末に戻る予定なので。」
「えー、せっかくのイブなのに何もないのか?それはもったいないなあ。」
中山が意地悪そうに笑いながらさらに突っ込んだ。
「実は誰かと秘密の約束があったりするんじゃないのか?」
北村は苦笑いしながら手を振った。
「ありませんってば。そういうの、今は全然考えてないんです。」
「真面目だなあ。」
中山が笑いながら
「まあ、北村みたいな優秀な管制官は仕事に集中するのが似合ってるよ。」
と肩をすくめた。
「そういう中山さんこそ、予定があるんじゃないですか?」
北村が軽く反撃すると、中山はわざとらしく胸を張って言った。
「え?やっぱりな、イブは大事な仲間と楽しく過ごすのが一番だろ!」
「なるほど、それが中山さん流なんですね。」
北村がくすくす笑いながら応じると、伊東が興味津々に口を挟んだ。
「でも、中山さんって意外と一人でぽつんと過ごしてそうなイメージありますよね。」
「おい、それはどういう意味だ!」
中山が笑いながら突っ込むと、全員が和やかな雰囲気に包まれた。
梶原が時計を確認しながら立ち上がった。
「悪いな、みんな。うちの家族と食事の約束があるから、ここで失礼するよ。」
「そうなんですね。お疲れさまでした、梶原さん!」
北村が笑顔で見送りの言葉をかけると、梶原は手を振って部屋を後にした。




