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ひとりの巫女は何を思う。2

どれぐらいの時間、目を瞑っていただろうか?


「6th着いたよ?目を開けていいよー」


呑気にそして幼い声に瞳を開けた巫女は明るい部屋に立っていた。


眩しさで何も見えず、慣れるまで辺りを見回す。


「おっ?嬢ちゃん大丈夫かい?」


男の声に身を構えるが、距離があるらしく遠くから聞こえる。


「わぁ~巫女だぁ~エロ~い」


「本当に巫女だしかも大きい…」


近くから、無邪気な声と少し緊張した声で話している女の子がいるようだ。


「そろそろ慣れてきましたか?そちらは早朝だったみたいですから、急に明るいと見えないですよね?」


こちらの様子を見て声をかけている女性は髪が白く、クリーム色にも見える。

目が慣れてきて、ハッキリその女性を見て息を飲む。


「赤い目…」


「皆さんそこに驚くのは一緒なんですね~」


照れくさそうにこめかみを人差し指で掻きながらその女性は言う。


「綺麗。まるで夕陽のように真っ赤………」


6thと呼ばれ、巫女服すがたの彼女は見とれる様に呟く。


「そっ、そうですか?えへへっ、ありがとうございます。」


赤い目をした娘は微笑を浮かべさらに照れる。


「巫女の癖に巨乳とか反則だよ!」


「ほんと反則。」


無邪気な声と、警戒したような声に振り向くと中学生位の女の子が2人並んで立っていた。


一人は、髪を右肩側に降ろした娘が言う。

髪の色はピンクに近い紫色で背は150位。


悪戯っ娘のように無邪気なつり目。

瞳の色は桔梗の様な紫色をしている。



もう一人は、髪を左肩側に降ろした娘が言う。

髪の色は山吹色に近い黄色で背は紫色の髪をした娘とおなじ150位。

クリッとしているが泣いているかのような目をしている。

瞳の色は澄んだオレンジ色をしていて燃えているように見える。

髪の色や性格は違えど、顔の輪郭や体つき、背丈が同じところから双子なのかなと思う。


「かっ、可愛い……なにこれ?食べていいの?」

巫女服すがたの彼女は両手を前にだし、2人に迫る。

今まで外の世界を知らなかった彼女にしたら、これが可愛い物だと興奮しているようだ。


「「7th!この人恐いよっ!助けて!」」

ハモった…………


6thと呼ばれる巫女は錯乱、半狂乱状態で姉妹に歩み寄る。


「怖くなんかないよ?ほら、こっちへおいで?」

明らかに不審者みたいな感じだ。

なおも巫女服すがたの彼女は、歩みより、姉妹に言葉をかける。

「もっと近くであなたたちを……」

「6th!?待ってください!って8thも傍観してないで止めてください!」

「女の子同士なんだから、気にしなくてもいいんじゃないかな?」

診察室らしきところで8thは机の椅子に背中を預けたまま話す。

8thと呼ばれる男は白衣をまとい、白髪混じりの頭を弄りながら話す。

歳は50ぐらいだろうか?中年の様な声をしている。


「「イヤァー」」

「病院では静かに頼むよ? 」

「注意する前に止めてくださいってば!」

「お嬢さんたち♪エヘヘッ♪」

楽しそうにしている5人である。


「3rd本当に嬢ちゃんが6thなのかい?」

また別の男の声が部屋の隅で響く。

こちらの男は6thと呼ばれる巫女が来たときに話していた男の方だ。

「私間違ってないもん!」

3rdと呼ばれた幼い声の持ち主は隣で5人の様子を見ている男を見上げながら話す。

こちらは声の通り幼く、小学生にしか見えない女の子だ。

白をベースにしたローブを纏い、小さな頭にはこちらも白をベースにした尖り帽子を被っている。

「2ndだってなんとなくわかるでしょ!」

若干怒ってる。てか、怒ってるのは一目でわかる。

その頬を膨らませ、隣にたつ男を睨んでいるからだ。

「可愛い顔が台無しだな。」

「もうっ!話そらさないでっ!」

尖り帽子を被り、3rdと呼ばれる少女はその身体中から力をを振り絞って隣の男の爪先へブーツのかかとをおもっきり踏みつける。

「っ!~~!!!」

男は片足で跳ねながら、爪先をおさえている。

「ふんっ!」

3rdと呼ばれる少女はつかつかと足音をたてながら部屋を出ていってしまった。


「物騒なもの以外の扱いは下手なのか。」

「うるさいっ!営業妨害者が!」

8thの冷やかしに2ndがやけくそに答える。

「はやく追っかけてやりなよ。ロリコン♪」

「お前だってロリコンだろーがっ!」

「私は小さい子が好きなだけだよ?君とは違う。」

「表向きは外科だが、知ってるぞ?本当は小児科になりたかったらしいじゃねーか。」

「それは昔の話だろ?今更言われても痒くもないね。ていうか、それはうちの看護士達のはなしだろ?」

「さっき小さい子がって…もういい!探しに行ってくる。」

そう言い残し、2ndは部屋を出て行ってしまう。

仲の悪いおふたりなですよ………


「そういえば、さっきまでそこにいた小さい子は?どこいったのかなぁ?部屋から出てったのかなぁー?」

既にもみくちゃにした4th、5thに飽きたのか6thは見回し、8thに目線だけで尋ねる。

8thは部屋の出入り口を指し、外に出たことを教える。

「幼女求めて、いざ、出陣!!」

颯爽と消えていく6thだった。


部屋に残された8thと7thは静かになった部屋で話始める。

「これ、渡しときますね。」

「わかった調べておく。」

そう渡されたのは、髪の毛の入った試験管のようなものだった。

「検査結果には時間がかかる。その間に迎えにいくといいよ。」

「わかりました。そうします。」

「彼が1stだといいがね。」

そういいながら、8thは椅子から立ち上がり、背中を向けたまま手を挙げ部屋を後にする。

「さてと、4th、5th。ちゃんと起きて、服とか整えとくのよ?」

「はぁい」

「うっ、ううっ、もうお嫁にいけない。」

1人は床に伏せたまま、返事をするが、どこか虚ろである。

1人は完全にトラウマになってる。

4th……

一人だけ半裸状態………

ご愁傷さまです。


「では、行ってきますね。」

そう言いながら7thはその場に服を残して、どこかえと消えていった。

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