✒ 明日の計画
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
朝の早い時間から覗きに来てくださり、有り難う御座います。
◎ この回は5月 ~ 7月の間に書いていたストック作品です。
セロフィートが飲む紅茶にキャロライナ・リーパーを使ってみたのですが、まさか【 ちいかわ 】の映画でもキャロライナ・リーパーが登場するとは思ってもいませんでした。
「 私、予知能力でも有るんかな!? 」って勘違いしちゃうくらい映画を観た時に、テンション上がってました(笑)
──*──*──*── タレトテ教会
──*──*──*── 宿泊室
[ 食堂 ]から[ 宿泊室 ]へ戻って来たオレは、ブーツを脱いでベッドの上に寝転んだ。
セロに小言を言われない様にブーツはちゃんと揃えて置いた。
オレは学習する男だからな!
因みにセロは椅子に腰を下ろして読書を始めた。
マオ
「 うぅ~~~~。
未だ口の中がピリピリするぅ~~~~ 」
セロフィート
「 大袈裟です 」
マオ
「 ちっともだよ!
オレが辛いの苦手なの知ってるだろが!
食べたら死んじゃうレベルの唐辛子を使った紅茶なんて飲むなよぉ~~!! 」
セロフィート
「 ワタシには辛くないですし。
抑死にすらしません 」
マオ
「 全く……えらい目に遭ったぁ!!
“ キャロライナの死神 ” なんてヤバい唐辛子紅茶を平然と飲んでるんだから、激辛料理も平気な筈だよな…… 」
セロフィート
「 綺麗な色をした紅茶だったでしょう? 」
マオ
「 色が綺麗なのは認めるけど、2度とオレには飲ませないでくれよな! 」
セロフィート
「 はいはい。
マオにはキャロライナ・リーパーは早過ぎましたね。
ハバネロから慣れましょう 」
マオ
「 慣れないからな!!
絶っ対に拒否って拒絶するからな!! 」
セロフィート
「 はいはい 」
マオ
「 絶対に分かってないだろ~~ 」
セロフィート
「 明日は安全なルートで≪ 町 ≫を目指しましょう 」
マオ
「 え?
安全なルート??
本当でか?? 」
セロフィート
「 本当です。
偶には良いでしょう 」
マオ
「 本当の本当に?
嘘じゃないよな? 」
セロフィート
「 マオだけのセロフィートを信じてください 」
マオ
「 狡い台詞言うな!
じゃあ、明日は怪物を倒さなくても良いんだな?
砂漠の中を歩かなくて良いんだな? 」
セロフィート
「 それはどうでしょう? 」
マオ
「 え? 」
セロフィート
「 安全なルートだからと言っても “ 絶対 ” はないです。
常に用心する事を忘れないでください 」
マオ
「 嫌な予感しかしないぃ~~~~ 」
セロフィート
「 ふふふ…。
明日が楽しみですね♪ 」
マオ
「 不安になる様な事を言わないでくれよぉ! 」
セロフィート
「 旅にイレギュラーは付き物です。
イレギュラーを楽しみましょう♪ 」
マオ
「 オレは楽しめないよ! 」
セロフィート
「 キノコン、地図を此処に── 」
キノコン:本体
「 はいですエリ 」
丸テーブルの上にキノコンが地図を広げる。
≪ 町 ≫周辺の地図みたいだ。
セロフィート
「 ≪ 町 ≫は此処です。
何処の≪ 町 ≫にも東西南北に安全なルートが作られています 」
マオ
「 そうなんだ?
地図を見る限り、結構≪ 町 ≫って多いんだな 」
セロフィート
「 ≪ 村落 ≫は安全なルートの中間地点に作られています。
ですが存続が難しいのでしょう、数は減少してます 」
マオ
「 …………確かに少ない気がするよ。
安全なルートから外れてる≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫も在るみたいだけど── 」
キノコン:本体
「 安全なルートから外れた≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫は既に廃墟と化してましたエリ。
怪物の住み処となってますエリ 」
マオ
「 怪物が住み着いちゃってるのか。
出来れば立ち寄りたくないな 」
オレはついついチラッとセロの方に視線を移してしまう。
セロフィート
「 マオ、君は何処の≪ 町 ≫へ行きたいです? 」
マオ
「 え…オレ? 」
セロフィート
「 東へ向かえば熱風の≪ エンガ ≫,西へ向かえば蜃気楼の≪ サマナダ ≫,南へ向かえばオアシスの≪ ケレンゲ ≫,北へ向かえば鉱山の≪ リンカム ≫に着きます 」
マオ
「 熱風と蜃気楼とオアシスと鉱山??
………………オアシスが魅力的かな?
えぇと……次の≪ 町 ≫に向かう安全なルートの距離が1番短いのは── 」
セロフィート
「 西ですね。
蜃気楼の≪ サマナダ ≫迄は徒歩で5日です 」
マオ
「 徒歩でぇ5日ぁ~~!?
馬車とかは? 」
セロフィート
「 徒歩です。
駱駝に馬車は引けませんし。
駱駝の貸し出しは、東と北にしかしてません。
西と南は徒歩で向かいます 」
マオ
「 マジかよ……。
因みに安全なルートが1番長いのは── 」
キノコン:本体
「 南ですエリ。
≪ ケレンゲ ≫への道中には砂嵐が多発しますエリ。
中間地点に≪ 村落 ≫は無いですエリ 」
マオ
「 え?
砂嵐が酷いのに≪ 村落 ≫が無い??
無いと困るじゃんか! 」
キノコン:本体
「 ≪ 村落 ≫が在っても銀砂に埋もれてしまいますエリ。
村民は当の昔に≪ タレトテ ≫と≪ ケレンゲ ≫に別れて移住しちゃいましたエリ。
現在は銀砂の下に埋もれてますエリ 」
マオ
「 そうなんだ?
因みにさ、徒歩で何日くらいの距離なんだ? 」
キノコン:本体
「 3週間程ですエリ 」
マオ
「 3週間…………。
5日の≪ サマナダ ≫の方がマシかな?
でもさ、蜃気楼の≪ サマナダ ≫って、どんな所なんだ? 」
セロフィート
「 頻繁に蜃気楼が見れる珍しい≪ 町 ≫です。
人気の観光名所になってます 」
マオ
「 蜃気楼が観光名所になるのか?? 」
セロフィート
「 珍しい蜃気楼が見れると有名です。
オアシスも人気ですけど、≪ サマナダ ≫で蜃気楼観光を楽しんでから≪ ケレンゲ ≫へ向かう旅人も居ます。
西の≪ サマナダ ≫から南の≪ ケレンゲ ≫へ向かうと遠回りですけど、中間地点には≪ 村落 ≫が在りますし、砂嵐に襲われる事も無いです。
≪ ササワダ ≫と≪ ヤビリラ ≫を経由する事になりますけど、≪ ヤビリラ ≫から≪ ケレンゲ ≫ 迄は駱駝の貸し出しもされてます。
≪ タレトテ ≫から向かうより日数は掛かりますけど、快適な旅が出来ます 」
マオ
「 そうなんだ……。
蜃気楼とオアシスか……。
オアシスからの蜃気楼より、蜃気楼からのオアシスの方が良さそうかな?
でもさ、《 教会 》と《 神殿 》のスタンプを集めないといけないんだよな?
どうせなら、無理なく無駄なく効率良くスタンプを集めたいよ 」
キノコン:本体
「 転移魔法を使えば楽チンに集めれますエリ★ 」
マオ
「 ………………それを言ったら見も蓋も無いだろ? 」
セロフィート
「 はいはい。
マオの意向は『 スタンプ集めに転移魔法は使いたくない 』ですね。
キノコン、無駄なく効率的にスタンプ集めを出来るルートを明日の出発時迄に導き出しなさい 」
キノコン:本体
「 畏まりましたエリ!
お任せくださいエリ 」
マオ
「 12時間も無いけど大丈夫か? 」
キノコン:本体
「 問題ないですエリ。
キノコンに二言は無いですエリ❗ 」
マオ
「 じゃあ、宜しく頼むな 」
キノコン:本体
「 はいですエリ 」
キリッとした凛々しい表情のキノコンはヤル気満々だ。
≪ タレトテ ≫から何処へ向かうかは、キノコンに任せようと思う。




