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~54話~ステータス確認とうどん作り

「この女・・・」

装備の回収をしていたメイサが呟くので振り返ると

「またこいつ地肌ローブかよ!?」

「前回よりも下着がくたびれてますわね・・・」

メイサが京平からもらった下着を一組、地肌ローブ娘の手に握らせている

「メイサ?明らかにブラのサイズが足りないからパンツだけにしておきな?」

「・・・そうですわね。」

前回と同じローブを『創造魔法』で作りメイサが着せて行く。



「ダーリン何をしてますの?」

叡斗が将のベルトに紙を挟んでいる

「無一文で!って怒ってたから日本の金を挟んでるんだよ!」

「その紙がお金ですの?」

「とっておきの諭吉さんだ!銀貨10枚分だぞぉ?」

転生した時の財布に諭吉が入っていたので大判振る舞いする

「その紙が!?日本とは難解な価値観ですわね?」

「魔法はなかったけど、この世界よりも文明が進んで便利な世界だったよ?」

「今度聞かせて頂けますの?」

「時間はあるからゆっくりね?」

「楽しみですわ!」

「じゃあ魔王城に行って報告してユーリに戻ろっか?」

「そうですわね!」

変身を説いた叡斗とメイサが手を繋いで魔王城へ転移する。






「おかえり!」

玉座に座って出迎える京平

「ただいま!」

「只今戻りました魔王様。」

「叡斗さんどうせ、任務完了!とか言ってすぐに転移するんでしょ?」

「よくわかってるじゃん?」

「頑張ってる叡斗さんにプレゼント!」

そう言って京平が手を縦に振って、横に振る

「何してんの?」

「帰ったらステータス確認してごらん?」

「え?気になるなぁ!」

「成功してたら僕に感謝すると思うよ?」

「わかったよ!すぐに帰って確認するよ!」

「早く声が聞こたらいいね?じゃあね!?」

「え?何!?」

叡斗とメイサがユーリ村に置いたテントへと転移する




「ダーリン!?何を頂きましたの!?」

「これから確認するんだって!ステータス!」

「待ちきれませんわ!」

「待て待て!俺が見えない!」

メイサが肩から顔出してくる。



名前:田中(たなか) 叡斗(えいと)


種族:ヒト


性別:男


職業:勇者?


年齢:30


レベル:664

攻撃力:9999+

防御力:13270

俊敏力:9999+

魔力 :13270



≪装備≫

神金刀一文字 黒龍皮の胸当て 疾風のブーツ メイサの服 メイサのズボン 幻影のネックレス チートピアス チートリング 状態異常無効ブレスレット 能力偽装ワッペン



≪スキル≫

剣術≪極≫ 元素の極み 想像魔法 創造魔法 空間魔法≪極≫ 錬金術≪極≫ 絶対防御 魔力吸収 鑑定≪極≫ 盗神の目トリックスター≪詳細≫ 逃げ足 New!料理≪1≫



盗神の目トリックスター

槍術≪9≫ 弓術≪8≫ 斧術≪8≫ 体術≪9≫ 盾術≪9≫ 魔力撃≪4≫ New!魔法剣聖≪1≫ 縮地 身体強化≪8≫ 生命感知≪極≫ 魔力感知≪極≫ 気配感知≪極≫ 危険感知≪8≫ 熱感知≪7≫ 罠察知≪6≫ 罠解除≪5≫ 暗視 視覚強化≪3≫ UP!魔力操作≪極≫ 威圧≪8≫ 統率≪7≫ 光魔法≪7≫ 闇魔法≪9≫ 呪魔法≪7≫ 神聖魔法≪極≫ 精霊魔法≪8≫ 竜魔法≪7≫ 詠唱省略 無詠唱 New!気絶耐性≪2≫ 手加減 忍び足 New!無音




「おぉ!ステータスが1万越えて表示されてる!」

「『魔力操作』の特訓のおかげですわね。」

「その『魔力操作』が極になってるな?」

「プレゼントってこれですわね?」

「転移する瞬間に「声が聞こえたらいいね」って言ってたな?」

「私の『魔力操作』は7なのでさっぱりですわ。」

「特訓をがんばるしかないな。」

「そうですわね!」

「楽できてるんだろうしがんばるか!」

「そうですね?普通に上げることを考えたらダーリンの飲み込みは前例がありませんわね。」

「そうなの?普通にスキルレベルを上げるのってどうやるの?」

「何百、何千回と繰り返して体が覚えたらスキルレベルが上がりますのよ?」

「そんな大変なの?俺一回出来たら次から簡単に出来るよ?」

「ダーリンはスキルレベルが上がってから使い方を覚えてらっしゃいますから・・・」

「俺はかなり楽してるんだな・・・」

「何を今更・・・」

メイサが呆れたように呟く



「メイサだけは常に俺の味方だと思ってたのに!」

「ダーリン?味方です!泣かないで下さいまし!」

メイサの呟きにショックを受けた叡斗が泣く

「御主人様は非凡ですので、凡人の苦労は似合いません。」

「オリーブ!」

オリーブの声に叡斗が救いを求めるようにオリーブを笑顔で見る


「ダーリン?私が常に言ってる事ですわよ!?」

「メイサ?弱っている時に言われると効果倍増なんだよ?」

「そうです奥様。今なら襲われる自信があります。どうぞ?」

オリーブが叡斗に向かって両手を広げる

「オリーブ・・・お前はお前でいい人探せって・・・」

「御主人様!勝負パンツでございます。」

「紐のパンツはもういいよ・・・」

「あれは失敗したと気付いたので、履き替えました。どうぞ!」

メイサが熱心にメモを取り、オリーブが胸を張って手を広げる



「お前どれだけ勝負下着持ってるの?」

「カジノの勝ち分を全て使い購入しました。」

「金貨10枚以上か・・・馬鹿だな。」

「御主人様と添い遂げるための投資です。」

「それ暴落する投資だよ・・・昼御飯にしよう?」

「そうですわね!オリーブ行きましょう?」

「かしこまりました。キャッ!」

オリーブが礼をして朝と同じようにわざとらしく後ろに転

「おっと!さぁ行きますわよ?」

びそうになるが、メイサが手を引っ張り体勢を立て直す

「そうだな!行こっか!」

俯いて肩を震わすオリーブを無視してメイサと一緒に叡斗がテントから出て行く。





「ダーリン!?私の足はそんなに太くありません!」

料理をする2人を眺めながらメタスラの皮膜で踊り子の服姿のメイサを作っていると怒られる

「え?こんなもんだろ?」

「オリーブ?少し任せましたわ!」

「かしこまりました奥様。」

メイサがメタスラの皮膜の隣に来て、スリットから足を出す

「おっほぉ!」

男の性が出てしまう、パンツが見えそうで見えない。

「ほら!ごらん下さいまし!」

確かに見比べるとメタスラの皮膜で作った方が1cmほど太ももが太かった。


「それに胸も!ダーリンはこれくらいの方が好みなのかしら?」

メイサに言われて見比べると2cmほどメタスラの皮膜の方が胸が大きかった。

「審査が厳しいっ!」

「極を目指すのでしょう?これくらいの操作は難なくこなして頂けなければ!」

「わかったよ!もっとメイサを観察するよ!」

「どうぞ?いつでも見て下さって結構ですわ!」

メイサがそう言って調理に戻る



調理をするメイサを観察するが、常にメイサと目があう

今もメイサが野菜を切っているメイサと目が合う

「メイサ?刃物扱ってるのに手元見ないと危ないよ?」

「え?いつもこうですが?」

「いつも俺を見ながら切ってんのかよ・・・危なっ!」

「気付いてませんでしたの?それだけ今まで私を(ないがし)ろにしていたと言う事ですわね。」

「え?あっ!いや・・・ごめんなさい。」

「私は一瞬でも長くダーリンを見ていたいと思っていますのに・・・」

改めてメイサの重たい愛を認識してしまう。

ちなみにオリーブも常にこちらを見ていて目が合う・・・肉の焼き加減を見て欲しいな・・・



昼食を終えて宿に向かうと、遠くの宿に人だかりのようなものが出来ていた。

「御主人様、集まっている方々はみんななんらかの武装をしています。」

「冒険者かな?」

「行ってみましょうか?」

近づくと人だかりの中からユーリンの声が聞こえる


「ですから!ゴブリンはもう討伐されて今は村を復興している所です!」

「本当にゴブリンに襲われてたのか?農作物もたわわに実っていたが?」

「何回も言ってますがエイト様が全て解決してくださったんです!」

「討伐隊を組んできたのに・・・喜ぶべきことなのだが・・・」

何やら不満そうな顔の10人くらいの冒険者達に必死に説明しているユーリン


「ユーリンどうしたんだ?」

「エイト様!この方々が説明をしても理解してくれなくて・・・」

「責任者の方はどなたかな?」

「私だ!冒険者ギルドレベッカ支部ギルドマスターのギレンだ!」

タンクトップの筋肉ムキムキでピアスいっぱいのモヒカンのおっさんが出てきた。

「ヒャッ・・・どうも【無双】エイトです。」

思わずヒャッハーと挨拶しそうになりつつ、ギレンと握手をする叡斗。

「ひゃ?まぁいいビッケ達の行った通り無茶苦茶なヤツのようだな?畑はどうやった?」

「『錬金術』で草木を再生させ『土魔法』で成長させました。」

「『錬金術』・・・成長・・・ビッケに聞いたとおりまともに会話したらダメだな!で?ゴブリンの証明部位と魔玉はあるのか?」

「これです!」

ギレンに底がゴブリンの血で染まった皮袋を渡す



「この魔玉の大きさは・・・」

「かなり強かったですよ?1匹で馬を担いで大人より早く走ってましたし。」

「それに数も多いな・・・」

「巣はきっちり駆除しましたけど、他にはぐれがいなければいいですが・・・」

「じゃあ討伐報奨金が出るのだが今出すか?」

「いくらです?」

「金貨10枚だ!」

「少ないんですね?」

「ユーリの村が出す報酬額だからな・・・」

「ではそれを使って今集まってる冒険者に復興と村の周りの調査依頼を出せますか?」

「報酬はいらないって事か?」

「そう聞こえたならそうでしょうね?」

「ふむ・・・みんなはそれでいいか?」

ギレンが一考して冒険者の人だかりに振り返って聞くと、真剣な面持ちの冒険者達が一斉に頷く



「エイト様・・・村のためにそこまで・・・」

「困ってる隣人は助けよ!っだ。ハッハッハッ」

「では村長殿?役割分担をお願いできますかな?」

「では調査を先にして頂いて終わり次第、建築資材の搬送を!」

「わかった!ドーラ・ロビン!2組パーティを作って調査、残りは搬送だ!」

「「はい!」」



ドーラとロビンであろう、若い男と女が4人パーティを組んで村の外へ向かって歩き、残った男2人とギレンがユーリンに連れられて行く。

「御三方はせめて今日くらいはゆっくりしてください。」

去り際にユーリンがお辞儀をして言う。



「じゃあゆっくりするか?」

「ダーリンどうします?」

「料理スキル取ってたし、久々に料理しようかな?」

「ほう?何を作りますの?」

「メイサとオリーブはうどんって麺料理知ってる?」

「麺料理はパスタくらいしか存じませんわね。」

「私も聞いた事はありません。」

「なら作ってみよう!」

この世界に来て、日本とそんなに変わらない食生活をおくれているが、やっぱりソウルフードであるうどんは見た事がない、食べたい。





「よし!」

テントに戻って、魔力成型で作った木製の平型ボウルに小麦粉と塩、水を加え素早くかき回して全体に馴染んだらもう一回水を加えて手早く混ぜる。

「ダーリン?水が少なくないですか?」

「御主人様、小麦の玉がいっぱいです。」

「これでいいんだよ?」

だまになったうどんの種を纏めてこねて・・・こねて・・・

「ダーリンよく作り方を覚えてましたわね?」

「田舎の婆ちゃんとよく作ってたんだよ。」

「よい経験になったみたいですわね?」

「そうだな?何が役に立つかわからないな?よし!寝かすぞ!」

「寝かす?」

「パンと一緒で生地が馴染むために30分休ませるんだ!出汁作るぞ!」

うどん種にボウルを被せて。

温と冷両方食べて貰おうと思い、小鍋にお湯を沸かして京平印の出汁の素と醤油を濃い目入れたつゆと出汁の素とみりんと醤油を少なめに入れたつゆを作る・・・冷用のつゆに料理酒が欲しい今日この頃



「よし!うどん種を踏みたいが・・・ナイロンなんてないしこねるか・・・」

「本当は踏むのですか?」

「これなら力を使わなくても自分の体重でこねられるだろ?」

「成程・・・」

「だけど足の汚れがつくから手でこねる!」

ひたすら力を入れてこねる!こねるというより掌で押し潰して平べったくなったら丸く纏めてまた押しつぶす。


「ここで力を抜いたらコシが出ないんだ!」

「成程・・・」

真面目なメイサがメモを取ってくれている、これが成功したら今度作ってくれるかな?

10分程ひたすらこねて、もう一度寝かす

「よし寝かすぞ!今日は暖かいから1時間だな!」

「気温で変わりますの?」

「寒いと3時間だ!」

婆ちゃんは「夏1時間、冬は3時間やけんね?」って言ってた。



「今度は何を作りますの?」

「てんぷーら」

「てんぷーら?」

叡斗が小麦粉と片栗粉を混ぜ水と卵で溶いて一口サイズの野菜に付けてを油で揚げて行く

「お魚も揚げますの?」

「てんぷらだから肉よりも魚かな?って。」

「聞いた事ない料理ですわね・・・」

「召喚人多いし、これだけ地球の料理が溢れてるのになんでだろうな?」

「何か理由があるのかしらね?」

「醤油がないから作らなかったのかな?」

「うどんに醤油は重要ですの?」

「俺の田舎のうどんは醤油と卵を絡めて食べるのが主流だったな。」

「それではうどんの味が半減ですのね・・・」

時間が経ったので、寝かしたうどん種を麺の形に切り、寸胴鍋で茹でて行く。


「メイサ?どんぶりを3個出してくれるか?」

「はい!」

半分をかけうどんに、半分をざるうどんにする。



メイサとオリーブが大人しく机に座っているので机の真ん中にうどんの入ったざるを置き、二人の前に濃い目のつゆをいれた汁椀を置く

「はい!どうぞ?てんぷらは温かいほうに入れて食べてもいいし濃いつゆに付けて食べてもいいしお好みで!」

2人が箸をぎこちなく使いながら食べる。



「これは・・・おいしいですわね。」

「てんぷらもあっさりとしたうどんに合いますね?」

手ごたえを感じつつズルズルと食べる叡斗。


目線を感じて顔を上げると2人から見つめられていた

「どうした?」

「音が気になりまして。」

「御主人様はしたないです。」

「うどんはこうやってすすると口の中に汁の風味が広がっておいしいんだ。」

「では・・・ごほ!」

「御主人様が言うのであれば・・・ごばぁ!」

メイサは可愛く一本を吸って失敗して。

オリーブは俺の真似をして5本くらいを吸って盛大にお椀の中に麺を吐き出した。


「慣れが必要だからなぁ・・・オリーブは一気に行きすぎだ!」

「御箸も慣れてきましたし、すぐに慣れて見せますわ!」

メイサが咳き込みながらツルツルと食べ

「御主人様のお勧めの食べ方をマスターします。」

ぎこちなく箸を使ってすすっては盛大に拭き出している


叡斗は1人静かに綺麗なオリーブが鼻からうどんを出して咳き込んでいる姿を脳内に永久保存する。

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