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~2話~想像ってチートなんすね

『想像魔法』ってなんだよ!!

俺が頼んだのは『創造魔法』だよ!

ステータスを見たら『創造魔法』って書いてあって、チートアイテムをいっぱい作って、異世界ライフを満喫って考えてたのに!あの爺ぃぃぃぃ!

なんて思っていたら体に不思議な感覚が巡ったのを感じて、なぜかステータスを確認しなくちゃ駄目な気がして「ステータス」と唱えてステータスを確認する。


名前:田中 叡斗(たなか えいと)


種族:ヒト


性別:男


職業:勇者?


年齢:30


レベル:1


攻撃力:10

防御力:10

俊敏力:10

魔力 :10


≪装備≫

工場の作業上着、工場の作業ズボン


≪スキル≫

想像魔法 創造魔法





あれ?『創造魔法』獲得しちゃった・・・なんで?

想像したからか?

じゃあ・・・『鑑定』も欲しいかな?

あと魔王と同じ『絶対防御』と『魔力吸収』も欲しいかなー?

『空間魔法』も欲しいかな?空納とか転移とか、THE異世界な感じだし、やりたいよね!

っと出来る限り具体的に想像してみると先程と同じように不思議な感覚が体を巡る、ステータスを確認してみると・・・


名前:田中 叡斗(たなか えいと)


種族:ヒト


性別:男


職業:勇者?


年齢:30


レベル:1


攻撃力:10

防御力:10

俊敏力:10

魔力 :10


≪装備≫

工場の作業上着、工場の作業ズボン


≪スキル≫

想像魔法 創造魔法 空間魔法≪極≫ 絶対防御 魔力吸収 鑑定≪極≫



「キョーヘーキョーヘーキョーヘー」

「どうしました?」

「コレミテーミテーミテー」

「ステータスがどうしま・・・なっ!?」

「ソーゾーシタラツイター、スゴイー?」

「『空間魔法』と『鑑定』って伝説か御伽噺にしか出てきませんよ!しかもなんで『絶対防御』と『魔力吸収』までおかしいでしょ!」

「キョーヘー、ボクチート?」

「チートですね・・・落ち着いてこっちの世界に戻って来てくれます?」



テンパリついでにあるアイテムを想像して創造してみる、想像するものは、ずばり能力成長増強アイテム。

常に身に着けるんだし軽くて持ち運びが楽ではずさないものがいいよね・・・よし!決めた!

想像だ!ここにそのアイテムがある。ここにそのアイテムがある。ここにアイテムがある。

念じながら両手を軽く合わせて人差し指の指先をおでこにつけると不思議な感覚が体の中から手の中へと巡る、手を開くと掌に蒼い不思議な輝きを放つ色の石で出来たボディピアスが二つ

『鑑定』と心の中で念じてみると



<エイト印の能力向上促進(チート)ピアス>

 レベルアップ時の能力上昇値が極上昇



「キョーヘーコレアゲルー」

「なんすか?これ?」

「チートピアスー」

「チートピアス?いい加減普通に喋ってくれません?イラッとします」

「すまんかった!これはレベルアップ時の成長値を極アップだって」

「この人チートや・・・」

「大体確認できたけど、これから俺はどうしたらいいのかな?」

「とりあえずここでレべリングしてから今後の予定を考えましょうか」

「ここって魔王城だよね?」

「はい魔王城です」

「普通は最後に来る場所だよね?」

「大丈夫ですよ!魔王と一緒なんですから!」

「武器!武器ないから明日から!今日疲れたし!」

「そうですよね、お疲れですよね・・・叡斗さんの部屋を造ったんで案内しますね!セバスチャン!」


京平が呼ぶとTHE異世界なTHE執事な初老が来た、私大興奮である。


「ではエイト様こちらへ」

と流れるような所作で案内されたのは、10畳くらいのごくごく平凡な一人暮らし用のマンションと思うくらい普通の部屋

壁紙も普通だし床もフローリング、部屋までは魔王城っぽく石壁に石畳の上に赤い敷物だったのに扉を開けるとそこは地球でした

って思うくらいに普通の部屋でした。


「それではエイト様御用の際はお呼び頂ければすぐに駆けつけますので」

「あ、はい、ありがとうございます」


そういえば京平「部屋を造った」っていってたな・・・魔王の能力なのかな?

まぁいいや明日詳しく聞くことにしよう!

っと考えつつ備え付けのベッドに横になると、一瞬で意識が遠のいた。









「眩しっ!」

朝なのか?日に顔を照らされて目がさめた。

何時間寝たのかもわからないけど、スッキリとした寝覚めだ

魔王城で熟睡してスッキリと目覚める・・・意味はわからないがそのままだ

京平のところにいこうと思ったが魔王城を一人で歩くわけには行かないよな、っと考えてとりあえずセバスチャンを呼んでみる・・・すぐきた。一瞬で来た。ドアの前で待ってた?ってくら早かった

この人何者?いや、魔王城だし人でもないのかもしれないな。


「エイト様おはようございます如何なさいましたか?」

「おはようございます、京平は起きてますか?」

「只今朝食をお召しになっているところでございます、エイト様もご一緒に如何ですか?」

「はい是非!」


案内されたのは昨日の玉座の間ではなく食堂だった。

まさしく食堂だ、六人掛けの机を整然を並んで、奥に調理場があり、50人ほど余裕をもって座れそうな大衆食堂そのままだ。

その中に一人だけぽつんと京平がご飯を食べていた


「こんな広いのに京平しか食べないの?」

「魔族はダンジョン内ではご飯を食べる必要がありませんから」

「京平は食べるんだ?それに食べる必要がないんならこんな食堂必要なくね?」

「人の頃の癖で三食食べないと落ち着かないんですよね、あとこの食堂は気分ですね、叡斗さんは何食べます?」

「何でも・・・何でもいいは駄目だな、普通の日本の朝食ってあるの?」

そう、何でもいいは絶対に駄目なのだ。

「では普通の朝食を造りますね」

そういって京平は俺の机に手をかざすとポンッとお盆に乗った味噌汁、米、のり、卵、納豆、というTHE朝食が現れた。

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ何これ?」

「これが魔族の能力です」

「そうなの・・・」

朝から頭の容量いっぱいいっぱいでパンクしそうなのでとりあえずご飯を食べる事にする。あぁ味噌汁が美味い、一人暮らしだったので何年ぶりに朝食を食べただろうか、何年ぶりにインスタントじゃない(であろうと思う)味噌汁を飲んだだろうか・・・日本にいる時よりもちゃんとした日本食を食べるってよくわかんねーな。


「食べ終わったらこの世界の事を教えますね。」





すでに頭パンクしそうなんだけどなぁーっと思いながらも味噌汁でホッとした転生二日目の朝・・・勉強嫌だなぁ~

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