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~3話~教えて京平先生

俺と京平はご飯を食べ終わって案内された部屋には並ぶ勉強杖、黒板、黒板の前に教壇、中学校の教室みたいな部屋にいる。


そして教壇には京平が、俺は教壇の目の前の勉強机に座っている。

勉強机にはご丁寧にノートと筆記用具があり、生徒は俺一人である。

「ではこれから授業を始めます。」

「京平さん?ここは何ですか?」

「勉強するために造りました。」

「造る必要あります?ここを造るのも魔力か何か使うんでしょ?」

「魔素を使います、ですが気分的にこういう演出をした方が勉強できそうな気がしません?」


この男は食堂といい、玉座といい、形から入るタイプなんだなとわかったので、俺もそのノリに乗じて行こうと思う。そっちの方が楽しそうだしね!

「では先生!授業をお願いします!」

「はい。ではまずこの世界の種族についてですが、ヒト族、魔族、ヒト族と魔族の混血である獣人族の三種類います。」

「ケモミミだ!ケモシッポだ!天然バニーガールですね?先生!?」

「そして魔族とは知恵ある意思の疎通が出来る魔物=魔族と思って頂いてかまいません。」


スルーですか、そうですか。

「では人型じゃない魔族もいるんすか?バニーガールもいますか?」

「むしろ人型の方が少ないです、そして魔族はダンジョンを造ることが出来ます。」

「ダンジョンを造って何をするんすか?」

「魔族は人の生命エネルギーを魔素へ変換して生き、物を造り出し、ダンジョンを造り、魔物を生み出しますが、そのためには人から生命エネルギーを摂取しないといけません」

「魔の素で色々造る・・・超便利っすね」

「死体をダンジョンを取り込む事によって生命エネルギー・・・つまり魔素、を摂取できますが、それよりもダンジョン内に留まっている方が摂取効率がいいので、ほとんどの魔族は、出来る限り死なないようにダンジョンで長く留まるようにします。」

「でも最下層なりダンジョンを突破されたら魔族は殺されるんですよね?」

「なんらかの理由で討伐対象になったりしていなければ、踏破されて魔族が負けても魔族の装備などをとられて終わりです、殺してしまったらダンジョンが無くなってしまいますし、時間が経ってからまた踏破できればまた装備を剥ぎ取れますからね。」

「なんらかの理由って?」

「ごく一部の魔族ですが、ダンジョンから魔物を大量に放って地上に害を与えたり、ダンジョンを作らずに生命エネルギーをヒト族を食べて摂取するなどが主な討伐理由ですね。」

「なぜそんな事を?」

「理由は様々ですが、魔族とひとくくりにしていますが、極論では魔物の種類の数だけ魔族がいますから、種別が違えば価値観も何もかもが違うので、説明は難しいですね。」

「それを魔王が統轄して、踏破されないようにするんすね?」

「そうです、魔素を分け与えて、踏破されないようにします。ただ討伐対象になるような魔族は魔王の支配下にいない者がほとんどです。」

「なるほど!ダンジョンの主=魔族というのは常識?」

「常識ですね、魔族から装備を巻き上げる=踏破ボーナスです。」

「この魔王城も冒険者がくるんすか?」

「来ますむしろ今もいます。ただ最高難度なので全50階のうち最高到達地点は30階ですが、ちなみに今僕たちがいるのは50階の上のマスタールームで51階です。」

「1年前に転生で30階まで来られるやばいのでないっすか?」

「その到達者は女神教によって狂信化していた爺が呼んだ勇者で、レベル250だったので、普通の冒険者は10階までのサービスゾーンでも登ってこれるのは一握りです。」

「レベル250・・・世界にはそんなのがゴロゴロいるんすか?」

「いません、普通はレベル99でカンストです、そこから魂が強い人は限界突破できて『超越者』と呼ばれる存在になります、勇者なんかは基本超越者ですね。」

「なんで勇者だと超越者なのでしょう?」

「魂が弱いのに勇者となってしまうと勇者のステータスやスキルによって魂の許容量を超えて壊れてしまいます、なので叡斗さんは『想像魔法』なんていう規格外のスキルに0からチートアイテムを生み出す・・・魂が壊れないのが不思議です。」

「あー爺はついでに魂を最高レベルに・・・とか言ってたな」

「なるほど・・・ならばこの後のレベリングも期待できますね。」

「そういえば、女神側にも魔王がいるって言ってたけどどういうこと?」

「それはですね、この大陸の東側の30%を僕が残りの西側を女神側の魔王が管理しています、そして僕の管理地域に獣人の国が女神側の管理地域にはヒト族の国があるという感じです。」

「って30%も管理してるのに信仰値が足りないんすか?」

「信仰値が足りないと言いますか・・・あの爺は教義さえも定めずに宗教と言い張ってますからまずはヨハン教の名前を周知させる所からです。」

「道のり長いな、おい!女神教はどんな宗教なんすか先生!」

「女神教は一言でいうならばヒト族至上主義です。獣人族を蔑みの意味を込めて呼び亜人といい、魔族は捕まえられると高級な装備やアイテムを持っている事が多いので家畜呼ばれたりしています。」

「宗教はどうやって広めるつもりですか?先生。」

「策はあります今日はここまでにして装備を整えてレベリングしましょう!」

「わかりました先生!黒板もノートも使わなかったっすね!」

「気分の問題なのですよ叡斗さん!」




なんか色々言われすぎて、いっぱいいっぱいになっている所を、京平にうまく乗せられたような気がしたけど気のせいだと思いたい。

にしても戦闘か・・・平和な日本人で、しかも俺は産まれてこの方殴り合いの喧嘩もしたことがない、大丈夫なのだろうか?


不安に思っていると京平が

「叡斗さん!早く早く!魔王城の最高級装備ありますよ!」

まーじーでー?すぐ行く行く!

やっぱり乗せられている気がする。


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