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~18話~ドラゴンの塔踏破?

サンダーイラプションの、ところを変更しました。

翌日、10階に上がると、塔の屋上に出た

「ここが最上層か?」

「空見えますね。階段も前方に見えるっすよ!」

前方50mくらいの所に空間を切り取ったように入口が縁取られた登り階段がある、不思議な光景だ。


「塔の天辺なのに、端が見えないっすね。」

壁も天井もない、少し歩くと、壁?にぶつかった。

見えない壁の迷路か?

『罠感知』を発動させると、うっすらと赤い色の壁が見える。




「兄貴!鳥きましたよ!鳥!」

バッポが指差す先を見ると鳥が5羽くらいこっちに飛んできてる

「あれも魔物か?肉落とすといいなー!」

「あれ・・・でかくないっすか?」

どんどん影が大きくなる、『視覚強化』で見てみる・・・あれは京平の修行で戦ったな


竜に似てる、空飛ぶトカゲ、下位竜の

「ワイバーンだな」

「げっ!ワイバーンすか?いきなりA・・・下手したらS級っすよ!」

「S級ダンジョンだから不思議はないだろ!問題ない、帰還石を用意して隠れてろ!」



「へい!」


遠くから聞こえたので、振り向くと、階段を降りて、顔だけ覗かせてこっちを見てる、はえーな!とりあえず『簡易鑑定』


ワイバーン レベル95

が4体


一際でかいリーダー格っぽいやつが

ハイワイバーン レベル120



5匹のワイバーンが俺の上で旋回しながら、威嚇をしてくる。

「キュイ!キュイ!キュイィィィィッ!!」

妙に甲高くて、かわいい。

修行中もこの声に騙されて、死にかけたなぁ・・・と思い出す。


ワイバーンの皮は、火水風に耐性があり、剣などの刺突にも耐性があるうえに飛んでいるので、非常に厄介な魔物である。

だが、集団で襲ってくる場合は取り囲んで、炎のブレスでこんがりと甚振ってから獲物を食べる習性があるので、それを利用する。


死にかけた時に、京平が教えてくれたんだけどね!!


雷嵐(サンダーストーム)』いかずちが俺を甚振ろうと旋回していたワイバーンへ落ちて、光の粒子に変わっていく。

どうやら俺達、侵入者以外は見えない壁を透過するみたいで、壁の向こう側にドロップアイテムが落ちていく。

目の前で威嚇をしていたハイワイバーンと後ろの階段付近にいたワイバーンのドロップアイテム以外は壁の向こう側に落ちた。


ワイバーンの皮を2枚、肉一塊、魔玉2個を拾った。


<ワイバーンの肉>

ワイバーンの肉。超美味。


10kgくらいの塊肉、超美味か!今日の晩御飯はステーキだな!

1個だけって事は、ハイワイバーンだけが落とすのかな?



っと今日の献立を考えていると

「兄貴ーーー!あーにきーーー!!」

バッポが走ってくる

「あれ?そこのドロップアイテム拾わなッギャッ!」

バッポが盛大に透明な壁にぶつかった

「なんすかこれ!?」


「透明な迷路みたいだな」

「目の前にお宝があるのに、イジイジしやすね!」

「あれお宝なのか?」

「ワイバーンの皮は相場によりますけど、金貨10枚は堅いっすよ!」

10アイシャもすんのこれ!?

「よし!急いで回収するぞ!」

そう言って、壁を避けて進む、迷う、遠ざかって、近づいて

「あ!消える・・・」

目の前に見えてるのに!未回収のドロップアイテムがダンジョンに吸収されて行く。

「3匹分の皮が!」

「勿体ないっすね・・・」


がっくり肩を落としながら迷路を進む、地面も注意してみるが、壁以外に罠は無く、サクサク進む、時折壁が見えないバッポが盛大にぶつかって、転んで身体を強打してるが、気にせず進む




11階層階層への階段に到達するのに4時間もかかった。

こうやって、足止めをして生命エネルギーを回収するダンジョンもあるのか・・・30アイシャは消えるし、イライラすんな!



12階層も同じでワイバーンが5体飛んで来た。

落ちてくるドロップアイテムを『風魔法』で引き寄せようとしたら、3mくらいの高さにある透明な天井に魔法が当たり、また三体分のドロップアイテムが消えた。

透明な壁は魔法も通さないみたいだ



12階の迷路は更に複雑で、階段に辿り着くのに、今度は5時間・・・フラストレーションが溜まっていく。



13階は透明な壁がない!?迷路じゃない!!!

ワイバーンが5隊襲って来たけど、迷路が無いことが嬉しい!

喜びのサンダーストームを連発!

肉を5つゲット!


メグミンの街で買い物をした時に思ったのだが、皮などの素材はお手頃な価格なのに、魔物の肉はべらぼうに高かったのだ、ライラ曰く

「需要と供給の関係ですぅ!魔物肉はおいしいんでみんな食べたいですからぁ!」



らしい、なので美味しい魔物肉は、嬉しいのだ!

14階層への階段の前に着いた時には、すでに18時・・・精神的に疲れたので野営をする。



超美味なワイバーン肉のステーキで少しでもモチベーションを戻したい

適当に叩いて、塩コショウしただけなのに、美味い!


鶏肉?いや、牛肉っぽい気もする?味わおうとしても、すぐに口の中から無くなっていく。


俺とバッポは無言で頷き合い、更に焼いて、満足で今日のイライラが吹っ飛んだ



一息ついてバッポに言う

「おい!次の階層越えたら、最上階のはずだから、気をつけて帰れよ?」

「でも兄貴・・・最上階はストームドラゴンって噂だぜ?本当に行くんですか?」

「ストームドラゴン・・・なんとかなるだろ!」

魔王城の修行で戦ったし。


「兄貴なら大丈夫と信じてますけど・・・大丈夫っすか?」

「信じてないよね!?それ!?」

「いや!だって!ドラゴンってS級どころか天災級(ディザスター)っすよ?」

「対処方法知ってるし、大丈夫だ!お前も素材渡してるだろ?それ売って街でゆっくりしとけ!」。

「わかりましたよ!兄貴・・・帰ってきてくださいよ?」

「そういやなんでお前は、ここに来たんだ?死ぬ確率の方が高いだろうに」

「バッケさんが、兄貴がいれば大丈夫だろうから、実戦でしごかれてこい!って言われたんですよ」

「あのハゲ勝手な事を・・・」

「バッケさんは兄貴のこと信頼してるんすよ!俺もですけど!」




「何!?2日前と違いすぎて、気持ち悪い!!」

「本当に申し訳ないと思ってます!反省してます!」

「ごめん、心の声がだだ漏れた」

「ひどいっす兄貴ぃ!!?」


2日前はどうやって、暗殺しようかと考えた時もあったけど、今回こいつがいてくれたおかげで、暇しなくて助かったな。

面倒くさいから、絶対口にはしないけどな!









翌朝、14階層に登ると、また透明な壁の迷路・・・

しかもワイバーンもいるけど、リザードマンもウヨウヨしてる。

「兄貴!あれ!キングリザードマンじゃないっすか!?」

宝石っぽい物で装飾した鎧と剣を装備したリザードマンがいる、あと他のリザードマンに比べて一際デカイ


バッポが俺の肩に両手を乗せて耳元で

「あれやばいっすよ!それにこの数のリザードマンに連携されて、ワイバーンもいるんすよ!?逃げましょう?」

「大声で言うな!耳がキーンとする!」

「兄貴の声でバレやしたよ!」

と指を指す方向を見ると、キングリザードマンがギャースギャース言ってる。

「キングリザードマンがあれだけの数のリザードマンを統率したら討伐ランクはSっすよー!」

そう言いながら、階段に逃げるバッポ、俺の声でバレタみたいに言うな!お前の声でバレたんだチクショウ!



『簡易鑑定』


キングリザードマン レベル90


あれ?思ったよりもレベル低いな、これなら余裕か。





キングリザードマン隊もワイバーン隊と戦い始めて、10分、イライラがまた高まってきた。

ワイバーンを先に倒そうとしたら、リザードマン達、約20体が邪魔して魔法を放てない、リザードマンを先に倒そうとしたら、壁の向こうからヒットアンドアウェイで、切返しても壁に阻まれて、届かない。

前に進もうとしたら、5小隊か?のワイバーン達が代わる代わるにブレス攻撃してくる。

まだ一体も倒せてません。




反撃が壁に当たって弾かれるたびに、リザードマン達に笑われてる様な気がしてくる。

なんだよこのダンジョン・・・人を馬鹿にするのも大概にしとけよ!俺が通れないなら、魔物も通れんのが道理じゃろがい!!あぁん!???




「バッポ!巻き込まれないように13階に降りとけっ!」

言うだけ言って、精神集中をして魔法の準備をする、リザードマン達が剣で切りつけてくるが『絶対防御』を信じて無視する。

身体中の魔素を練り上げる、魔素が辺りに充満し俺の身体が、魔素に押し上げられ少しだけ浮く

「|サンダーイラプション‼︎」


魔素が、吹き荒れ叡斗を中心に、ドゴォーン!轟音と共に雷が隙間無く全方位へ放射状に広がってゆく。


周囲の空間、透明な壁に皹が入る




叡斗は更に大量の魔素を放出する

雷の勢いが増し、空気が、地面が、振動する。




パキンッ、一度の金属音を皮切りに次々と透明な壁と、天井が割れてゆき、行き場を失っていた雷が噴火した。

轟音と暴雷が空間を襲い尽くす


数秒の暴雷に駆逐された空間は光の粒子が消えると、ドロップアイテムを残して、魔物も透明な壁も全てが消え去っていた。


辺りに充満した魔素が落ち着き、足が地面に着く

「あースッキリした!」

気持ち的にも物理的にもスッキリである!




「ダンジョンが揺れましたよ!?何したんすか?」

「雷の上級魔法ぶっ放した!むしゃくしゃしてやった後悔はしてない!」

「兄貴無茶苦茶ですわ・・・」

「イライラさせるダンジョンが悪い!」

「ドロップアイテム拾いやすね・・・」

バッポは諦めたような顔をして、俺は俺で頑張りますと言い残して、帰還石を使って脱出して行った。




「ヨシッ!」

15階層への階段を上り終えると、「獣の洞窟」と同じようにデカイ門があったので、門の前で休憩して、気合を入れて門を開ける


開けるとストームドラゴンと即、戦闘開始の可能性もあるので、剣を右手に持ち、門を開けると、先程と同じ塔の屋上の部屋に出る、周囲を警戒する・・・目視では魔物は見当たらない、感知にも・・・あれいない?


部屋の中程に箱が置いてある・・・ストームドラゴンは?罠?

警戒しながら箱に近づく・・・何も起こらない。

更に警戒を強め箱を剣で開ける・・・箱の中に金貨が一杯。

中身を確認すると、金貨の中に一枚違うコインがあった。



<嵐竜人のダンジョン 踏破コイン 1/1>

嵐竜神のダンジョンを踏破すると貰えるコイン



あれ?踏破?ストームドラゴンは?

まぁいっか!今回はこのダンジョンをこっち側に引き込みにきたんだし。

マスタールームの場所はおそらくわかる。

門の入り口と対面する場所に転移陣であろう魔方陣が見える、そのすぐ右に『罠察知』が反応してて、扉の大きさくらいの空間が赤色に見えるんだよね!



触ると見えない壁があった、耳を当てても音はしない。ノックしてみる。




反応は無い、ノックしてみる。




反応は無い、壁の上下左右を引っ張ったり押したりして見るけど、ビクともしない。

「とりあえず壊してみるか・・・」

ボソッと言うと、透明な壁が割れて空から空間で出てきた、空間には土下座をした腰ほどもありそうな長い白髪の女性が・・・なるほど!両開きだったのか!



「勇者様!この度は踏破おめでとうございます!踏破の金貨が足りなかったのでしたら、追加をさせて頂きますので、命だけはご容赦を!!」

女の人が、顔上げて一息で言い切り、また土下座した

「え?不満じゃなくて・・・あなたがダンジョンマスター?」

「はい!不肖ながら私がダンジョンマスターを勤めてさせております!」

「とりあえず顔を上げません?俺話があって来ただけなんで、殺すとかないですし・・・」

「え!?本当ですか!?」

そう言ってガバッっと顔を上げ、見上げる女性、おっとり系の美人さんだ、側頭部から角が2本生えてるけど、見てると落ち着く美人さんだ。


「聞きたい事と断ってもいいお願いしたい話、どっちから聞きたい?」

「勇者様は我々を罰しにきた訳ではないのですね?」


勇者様って女神の勇者ってことだよな?

「俺はヨハン爺に召喚された勇者だから、女神とは関係ないよ」

「え・・・ヨハン様?」

「ヨハンの事知ってんの?」

「はい!存じております。」


これは話を聞かねば!

「中に入ってもいい?」

「中は・・・」

「じゃあここじゃ落ち着かないからそっちで話しようよ」


そう言って親指で15階層を差す

「そっちならいつでも転移で逃げれるでしょ?」

「なぜそんな事を!?・・・わかりました。」


そう言って15階に出て、ポンッと白い丸テーブルと白い一人掛け椅子を2個出してくれたので、遠慮なく座る。


「で?ヨハン神の知ってる事教えてくれない?」




やっとこさヨハンの宗教がわかりそうだ!

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