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~14話~Bランク昇格

帰りは3時間で西端の街メグミンに辿り着いた。

てかこの街メグミンって名前だったんだな、ちょっと京平に感化されて、急ぎすぎてたかもしれない・・・もっと観光とかもしながら、楽しく冒険しないとだな。

街に付くと、夜は祝杯だー!っというメンバーに連れられ、メグミ亭という宿で部屋を取り冒険者ギルドへ向かう

あれ?俺部屋代出してないけどいいのかな?



冒険者ギルドで踏破コインをシェリーに見せると

「もう踏破してしまったんですか!?ぁ、ドラゴンアイズの皆様と一緒に攻略されたんですね。」

やっぱりBランクパーティって有名なんだなー、簡単に納得してくれたよ。

6人からコインとギルドカードを受け取ると、シェリーが受付の奥へと消えていった。


「あれ?どこ行ったの?」

「ギルドカードに踏破情報を登録しにいったッスよ!」

「そういうシステムなのね!」

話してると、おっさんが絡んできた。

全身鎧(フルプレート)に身を包み、背中に大剣を背負った、歳は20くらいか?茶髪のイケメンだ。



「おいベック!このおっさんはなんだ!?俺は入れないのに、こんなおっさんをメンバーにしたのか???」

「メンバーじゃない!成り行きで臨時パーティを組んだだけだ!」

「臨時パーティーでダンジョン踏破だと!?ハッ!おっさんラッキーだったなぁ?死ぬまでに中級ダンジョン踏破なんて、できてよ?どうせ死にそうになってる所をドラゴンアイズに助けられたんだろう?」

「あー、うん、そうだね。」

がさつそうなヤツだな。言い合いするのも嫌だったので、適当に相槌を打っておく。


ライラさんが耳打ちして教えてくれる

「Bランク冒険者のバッポって言って、ドラゴンアイズに入れろとうるさい人なんです。」

「ふーん・・・なんで入れないんですか?」

「素行が悪くて・・・あとリーダーになってやると言われて・・・」

Bランク冒険者バッポ関わるとめんどくさい人認定しておきました。



「おまたせしました!」

シェリーがカウンターの上にギルドカードを並べながら喋る、ナイスタイミングだ!

「ドラゴンアイズの皆様は変わらずですが、エイトさんはCランクへ昇格しました!ギルドマスターから話がありますのでこちらへお願い致します。」

そう言って、カウンターから出てきて、酒場の隣に設置されている階段へと誘導される。

その際にライラさんにマジックバッグを渡して、素材の売却をお願いしておく。

「了解ですー!エイトさん話が終わったら、メグミ亭で祝杯ですよぉ!」

素材の値段とかわかんないし、分配も任せて全部、丸投げしといた。

ドラゴンアイズの人達なら信用しても大丈夫だと思う。



シェリーの案内で2階の一番奥の部屋の扉の前に案内され、ノックして入ると、その部屋には中央に2人掛けのソファーが向かい合わせに置いてあり、その間にテーブルがあって、部屋の奥に1人掛けの豪華そうな机に豪華そうな椅子。

その豪華そうな椅子に座ってふんぞり返っている人物が、ソファに座れと手で指示してくるので、座る。

指示してきた人物こそ冒険者ギルドメグミン支部ギルドマスターのハッゲだ。


「バッケだ!この頭は剃っているんだ!」

「はいはい、っで?何で俺は呼ばれたんですか?」

「今までで歴史上最速のCランク昇格だから、話をしておかねばなるまい。」

「へぇ~最速なんすか、っで話って?」

「お前は召喚人だが、女神に召喚されたんじゃないって言ってたな?」

「そうっすね。ヨハンって爺さんに召喚されました。」

「お前が登録してから、調べんたんだが、神は女神アガテアか邪神ヨハネス以外の神を確認出来なかったんだが、お前は邪神に召喚されたのか?」

「俺も分かってないんですよね、召喚された時の印象では邪神って感じはしなかったんですけど。」

「ふむ・・・それで・・・お前は何のために召喚されたんだ?目的はなんだ?」


あ・・・これ間違えたらいけんやつだ!間違えたら邪神の手先とか言われる気がする!

「自称神ヨハンは、世界の人々を助けて欲しいと言われました。」

「ふむ・・・そのためにあんなにSランクになりたがってたのか?」

「ランクが高くなれば、色々な情報が入ってくるし、行動範囲も広がると思いまして。」

「ほかには何も、使命は無いのだな?」

「一応・・・ヨハンの宗教を流布して欲しいと・・・で俺からも質問なんですけど、召喚って神以外には行えないんですか?」

「宗教か・・・ワシが知る限りでは女神以外の召喚人は見た事がないな」

「では、俺を召喚したのは邪神で、その宗教を広めるために召喚された事になるんですかね?」

「それをワシの目で確かめるために呼んだんだ!」

「宗教はついでで、助ける方がメインって感じだったんで、できれば色々な所を旅して人々を助けつつ、召喚主の確定とその宗教を探したいと思ってます」

「そうか・・・邪神召喚かどうかは置いておくとして、ワシはお前を信用してみようと思っている!」


そう言ってギルドカードを差し出してくる、カードにはデカデカとBと書いてある。

「・・・B?」

「Bだ!ドラゴンアイズの面々が助けられた、と言っていたし、相応の実力はあるのだろう?あいつらがそんな意味の無い嘘はつかんだろうしな!」

ラッキー!Cの昇格でも納得だったけど、早いに越したことはない!


「だが、お前が邪神崇拝者で世界の害になる者と判断したら、即時身分を剥奪し、討伐依頼を出すから、覚悟しておけ!」

「俺も邪神だと思う宗教を広めるほどバカじゃないですよ!」

「そうだといいがな!」

っと笑って、握手をしてくるバッケ。

俺はやっぱりこのおっさん好きだなーっと改めて思い、Bランクへの昇格のお礼もかねて聞いてみる


「バッケさん、髪ふさふさになりたいですか?」

「剃っているだけだ!剃らなければふさふさだ!だが・・・友人に困っているやつがいるから、方法があるのなら聞いてやるぞ!?」

この後に及んで言い張るハッゲ

「俺を信用してくれたお礼です。」

そう言ってハッゲに『神聖魔法 神の祝福(ゴッド ブレス)』をかけてやる。

ゴッドブレスは体の欠損部位をも治す、神聖魔法。

俺の考えが正しければ、毛根も欠損部位と認識すれば、髪が生えてくるはずだ!

「何をした!?」

「呪いとかではないですから安心して下さい!何日かすれば効果が出てくると思いますよ。」

「ふむ?」

珍妙な顔をして頭を撫で回すハッゲ、次に会う時はバッケになってるといいなハッゲ!

「では話は終わりですね?失礼します。」

そう言って、メグミ亭へ向かう。


メグミ亭の食堂に入ると、すでにドラゴンアイズのメンバーは真っ赤な顔をして、ジョッキに入ったエールをあおる様に飲んでいた。


俺を見つけたライラさんがこっちに寄ってきて、俺の右腕に腕を絡ませてテーブルに引っ張って行く、腕を絡ませたままの状態のライラさんと一緒に椅子に座る。ライラさん?お胸が・・・お胸があたってますよ?

「エイトさん待ってましたよぅ」

と上目遣いで、左足を俺の右足に乗せてくる。


ベックとリュートは飲んだくれて、こちらを気にしてないし、ターニャに至ってはもう潰れて寝ている。

マリアは姿がない。


「あの、えと、ライラさん?」

「なんで私だけ敬語なんですかぁ?」

「あー女性に失礼だと思って聞けませんでしたけど、ライラさんは見た目は18歳くらいでキレイな女性ですけど、おそらく年上だからですかね?」

「そんなの関係ないじゃないですかー!ライラって呼んで欲しいです」

そう言って真っ赤な顔を俺の右肩に乗せてくる、尚ずっと腕は絡めたままで、胸の感触は継続中だ。


「わかりました、早速ですがライラ・・・近くないですか?」

なんとか俺は最後の理性で紳士的な対応を心がける

「嫌ですか?敬語もいらないですよぅ!」

と、俺の肩に頭をすりすりと擦りつけてくる、これは嫌な訳がない!・・・お持ち帰り案件発生ですね!

ムフムフ言ってると、突然腹痛が、頭痛が、身体が痛いっ!??

俺だけじゃなくライラも、さっきまで真っ赤だった顔が、青くなってる。


「ライラ大丈夫?」

「大丈……夫…ですよ…ぅ?」

大丈夫じゃ無さそうだ。

「俺も体長が優れないし、冒険の疲れが出たのかな?」

「みた…いです…ねぇ」

かなり辛そうだ、脂汗が滝のように出てる。俺もこんな頭痛は日本でインフルエンザで39度出た時くらいのもんだ。

「すまないが、今日は失礼して明日改めて伺うよ。」

ベックとリュートに言う


「わかった!今日はゆっくり休んで明日改めて祝杯だな!ライラも辛そうだしな!」

「じゃあまた明日!」



そう言って、部屋に戻って1人になると、さっきまでの腹痛が、頭痛が、全身の痛みが嘘のように無くなる。

なんだったんだ?さっきまでまともに歩けなかったのに・・・考えてもわからんし、腹はペコペコなので、ベック達の下へ戻ると、ライラとターニャがいなくなっていたが、ベックとリュートはまだ飲んでいたので、一緒に飲むことに。



今度は体調不良になることはない・・・なんだったんだろう?

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