~13話~ダンジョン踏破!
魔物の種類も変わらず、問題も無く18階に到達して、小部屋を見つけたので、野営をする事になった、メニューが保存食の干し肉と乾パンと水と聞いたので、それならせめて!っと料理をすると申し出るとみんな喜んで快諾してくれた。
13階以降の戦闘では連携に割り込めず、何もしてないから、何かで働いておきたいしね。
本音は、そんなメニューで満足できねーよ!こちとら日本にいる頃よりも、働いてるんだよ!これで晩飯、干し肉と乾パンって、とんだブラック企業だよ!!である。
元素魔法でカマドを作り、マジックバッグに手を入れ空納からフライパンと鍋を取り出し、フライパンと鍋のをカマドにセットしてファイアーボールを設置して、ドロップアイテムのビッグホーンの肉を取り出す。
部位はわからんが、10kgの肉だ、丁寧にでかい笹の葉みたいな物に包まれて出てくる、から地面に落ちてても抵抗は無く食べようと思える。
鑑定しても
<ビッグホーンの肉>
非常に美味。
簡潔!肉の味がわからないけど、メインは適当な大きさに切って、筋切りをして、適当に塩コショウをして焼いてステーキに、スープは肉を細切れにして、玉葱、ジャガイモ、にんじんを大雑把に切って、コンソメスープの素を数個いれて塩コショウで味を整えて完成だ!
調味料とか野菜は京平が魔素で作って、大量に渡してくれたので時間経過の無い空納に入れてた。
1人暮らしの男料理だけど、干し肉と乾パンよりはマシだろう!っと自分に言い聞かせつつみんなに配ると、大絶賛してくれたので、やっと働けたと思って、一安心する。
ターニャだけご飯を食べずに、俺が消すまで、カマドのファイアーボールを見ていたので、まだ食べているが、マリアにヨハネスの事を尋ねる。
「ヨハネスですか…女神教の教典の始まりに書かれている邪神の名前なんです。」
「邪神?」
「教典には、女神暦以前は、邪神ヨハネスが唯一神として君臨していて、ある時に試練と称して地上を覆い尽くす魔物を召喚し、人が半分に減った頃、更に魔物を統べる者を召喚し、人が絶滅寸前に追いやられた頃、女神アガテア様が現在の神都アガテアに、4人の使徒と降臨なさって、邪神ヨハネスを退けた、とあります。」
邪神ヨハネスか…しかも唯一神?
「唯一神って事はこの世界には、邪神ヨハネスと女神アガテアの二人って事?」
「今が女神暦998年なので約千年前の事ですが邪神ヨハネスは退けたと言う、文言の後に登場しないので、定かではありませんが、他に信仰されている神は、私は存じません。」
ヨハネスがヨハンで何かしらの理由があって、魔物を生み出した…うっかり…ありえる!手がかり一つだな!
「女神様が降臨したあとはどうなったの?」
「使徒様が神都アガテアから、東西南北の四方へそれぞれが赴き、魔物を退け、国を平定なさった、とあります、今いる国ロキマは、真木 龍【マキ ロン】様が平定なさったそうですよ!」
なんで、キラキラネームなんだ!?真木さんって事は日本人だろうけど、千年前・・・清少納言とか紫式部が西暦1000年前後だったと思うけど、その時代の名前ではないよな?よくわかんねーな。
「なるほど・・・ありがとう、参考になったよマリア」
「いえ、御役に立てたなら何よりです。」
マリアとの話が終わるとみんなから質問責めにあう。
「エイトさん!なんで私だけ敬語なんですかぁ~?」
「師匠!今日使った魔法は何ですか?それとさっきの料理のときの火も何ですか!?」
「エイト!お前の剣を見せてくれ!オークジェネラルを一刀両断できる剣なんて見たことねぇっ!」
「エイトさん言わなかったッスけど、僕より先に魔物を感知してたッスよね?僕わかってったんッスよ?」
ライラさん、歳聞けないけど俺より年上ですよね?多分。
ターニャ、レインアローとファイアーボールだよ。
ベック、幻影のネックレスの効果で普通の鉄の剣に見えるけど、好きなだけ見てくれ。
リュート、感知は出来ても、リュートみたいに対処方法がわからんので黙ってたのだよ。
和気あいあいとした夕べの時間は終わり、みんなで川の字になって寝る事に。
あれ?見張りはいいの?っと聞くとダンジョン内の小部屋はセーフティーエリアになっていて魔物は入ってこないらしい、冒険者に優しいダンジョンだな。
ちょっと不安だったので空納から警報機を取り出し、枕元に置いて寝る。
<警報機>
生命感知、魔力感知、を発動し、周囲に魔物を感知すると音が鳴る。感知範囲は使用者が任意で変更可、最大範囲200m
アラームを20mに設定して寝たけど、作動すること無く、朝を迎えた。
寝袋ってこんなに体が痛くなるんだね・・・
昨日のスープの残りと、乾パンを食べて出発する。
昨日と同じく魔物の種類も変わらずに20階に通じる階段を下りきると、変化が起きた。
高さ5m横幅3mほどもある門がある。
ボス部屋か!っと身構えると、ドラゴンアイズのメンバーは歓声を上げながら門を開いて奥へと進んでいく。
あれ?大丈夫なん?ボスじゃねーの??
訳もわからずに遅れて門の奥へ進むと、そこは直径20mくらいの円形の部屋、みんなが集まっている部屋の中心の辺りに何か箱?っぽいものがあり、皆が手招きしている。
行ってみると蓋が開いた木箱、中には小さい魔玉?が付いた指輪とコインが一枚。
鑑定すると
<変身の指輪>
スケルトンに変身する
<オークダンジョン 踏破コイン 6/6>
オークダンジョンを踏破すると貰えるコイン
「こりゃ、変身の指輪だな!娯楽アイテムだが高く売れるぞ!」
「えっ?ボスは?魔族は?途中で宝箱も見ないしなんなの?このダンジョン?」
え?っと皆がこっちを見てくる、ベックが
「これがダンジョンだぞ?宝箱なんてねぇし、最下層に辿り着けば、こうやってアイテムが置いてあるんだぞ?」
「え?最後に魔族と戦って、勝ったら踏破ボーナスじゃないの!??」
「がはははっ!誰に聞いたんだ?そりゃ?魔族なんかと戦ったら命が何個あってもたんねーや!」
ドラゴンアイズのメンバーが揃って頷く
どうやら、俺が教えてもらった知識は間違っていたようなので
「エ…エート…召喚主のヨハンが言ってた」
っと誤魔化しておく
「召喚主様なら、納得だな!実際はこうだからなっ!?この変身リングはエイトにやるから、取っていいぞ!」
「いいの?じゃあ」
っとリングとコインを拾うと、コインが壊れた!!
「壊しちゃった!?」
「がははっ!それでいいんだ!」
「えっ?」
そう言うとみんながそれぞれに壊れたコインの欠片を拾う
「今回は6人で踏破したから、6分割だ!」
そう言って皆が箱の上にコインを差し出しすので、俺もコインを差し出すと、一枚のコインになった。
「これを6人でギルドに持って行けば、このパーティで獣の洞窟踏破完了だ!素材も手に入ったし、早くメグミンに帰って酒飲もうぜ!」
な…なるほど……京平を信じて無い訳ではないが、京平から聞いた、ダンジョンと違いすぎて、困惑するな。
みんなはぞろぞろと入り口の対面の扉に向かっていくので、はぐれないように付いていくと、扉の奥は5mほどで行き止まりで、地面に薄く光る魔方陣があった。
「魔力を流すと出口まで転移するんだよぉ」
っとライラさんが教えてくれたので、見よう見まねで魔素を流してみると、獣の洞窟の入り口の隣に転移できた。
ダンジョン内だと時間感覚がわからなくなるけど、今は11時、ダンジョン内は気温も湿度もちょうどいい感じだったので、外に転移した途端にムワッとした空気に包まれ汗が出てくる。
周りから「踏破か!?」「ドラゴンアイズだ!」「1人増えてるぞ!」とかどよめきが起きたけど、特に何事もなく洞窟周りの集落を出られた。
ドラゴンアイズと出会い、一緒に行くってなった時はどうなるかと思ったけど、色々と実りのあるダンジョン攻略だったな、とニンマリしながら、ドラゴンアイズのメンバーとメグミンへと帰る。
帰り道はやっぱりと言うべきか、当然と言うべきか、来た時の道とは全然違う道でしたマル。
何回見直しても、誤字、脱字の嵐…他の先生方はどういう見直し方をしてらっしゃるんでしょうか?




