~11話~初めての冒険者活動
1階と2階は魔物じゃなくて冒険者がひしめいていた。
俺の思ってたダンジョンとなんか違う・・・バーゲンセールみたいな状態のダンジョンは予想外だなー
そんな事を思いつつ人がいなくなる場所を探しながら、洞窟を進んでいくけど・・・現在8階層・・・腰からぶら下げている懐中時計は午後18時を指している、この時計は京平が「集合時間厳守」と言って、魔素で作ってくれた。
なんてぼやきながらダンジョンを進んでいくと人が大分少なくなって来た。
そろそろか?っと思い探知系のスキルを使いつつ進んでいく・・・っが魔物はいない・・・
13階、階段を降りきると突然景色が変わった、洞窟から一転木造の廊下、そして感知に人はいない、でも魔物もいません!!!!なんだよこのダンジョン!もう21時だよ!10時間魔物に出会わないってどんなダンジョンだよぉぉぉぉ!!!!
っと思っていると戦いの時は突然やってきた!
学校の体育館くらいの広さの部屋に一歩入った瞬間、部屋の中の至るところに地面から光の粒子が集まりだした・・・ほえ~って見ていると何十体だろう?百はさすがにいないだろー?ってくらいの数の魔物が現れる。
感知スキルを発動して感知した魔物達にまとめて『鑑定』をかける
ワイルドボア レベル40
50頭。1mくらいのでかい猪だな
ビッグホーン レベル46
12頭。角が50cm、角以外で2mくらい?超デカイ鹿だ。
クレイジーエイプ レベル52
25頭。1mくらいの猿だ。発生と同時に突っ込んできてる、確かにクレイジーだな。
ファットバイソン レベル60
5頭。角太っ!俺の太ももくらい太い角の切っ先をこっちに向けて、鼻息を荒くしてる、2mを超えるであろうバイソン・・・こえーよ!
ブラックベアーグリズリー レベル75
1頭だけ、ボスかな?一際デカイ立った熊です。3mくらいあるんじゃね?
京平に鑑定すると、体にまとわりつくような視線を感じて、激しい嫌悪感に襲われて、人に使えば嫌われて、魔物に使えば確実に襲われるって教えてもらったから、使わないでおいた鑑定を駆使した結果
93頭の魔物の情報で頭が痛くなる・・・簡易鑑定じゃなかったら、倒れてたかも?
そして鑑定をしたせいで魔物全部が俺に敵意むき出しにしている。
なんなら8割くらいを占めるワイルドボアとクレイジーエイプはあと10mくらいの位置まで進んできている。
なので新術のお披露目ですな!お披露目する相手がいないボッチ召喚人なんですけどね!!!
使うのは基本術ウォーターボール、目の前に人が一人入れるくらいの大きさのウォーターボールが出来た。
それを何個にも分けて全部を細くする、イメージは弓矢、細くしたら次は銃弾のように回転をイメージする、そして最後に『雨の矢』と心の中で唱える、こうやって名前を決めておくと次からはイメージは適当でも同じように発動してくれる、使用する魔素量が倍くらいにふえるけど!
ババババッと空気を切り発射される、「やったか!?」なんて言わない、それは某野菜星王子のフラグでしかない!だけども弾幕は正義、レインアローを2回ほど追加で唱える。
全弾撃ち終わって、部屋の中で立っているのは、俺とブラックベアーグリズリーのみ、他の魔物は討伐証明部位と魔玉を残して光の粒子になっていく。
とは言え相手はレベル75、接近戦をしてもいいけど、今日は疲れた・・・って事で光魔法の集熱光線、無事に脳天を貫き光の粒子に変わる。
素材を拾っては四次元○ケットに全部しまう。
四次元○ケット作った時はテンションMAXだったから気にならなかったけど、やっぱ恥ずかしいからマジックバッグで!全然ポケットじゃないしね!
ちなみに
<四次元○ケット 特大>
容量約200kg
そういう魔法アイテムはある、という事なのでダンジョンで手に入れた!っと言い張れば問題ないはず、魔王城の宝箱にあるやつでも容量100kgらしいけど。
時計を見るともう23時・・・一旦宿に帰ろう疲れたし眠い・・・そして疲れた、連泊をお願いしておいてよかった・・・
部屋に直接転移して眠る。明日の朝一番に冒険者ギルドに売りに行って、13階に転移しよう・・・警戒されたくないからダンジョン内転移はやめた方がいいのはわかってるけど、まともに狩れる場所まで10時間は無理だ!
明日の売り上げがよかったら、ダンジョン内で泊まってもいいけど・・・出来れば帰ってベッドで寝よう!
そう決めて、ベッドに入り、風呂に入ってないと思い出すけど、一日中歩き回ってそんなのどうでもいいと思えるくらいに疲れていたので、寝る。一瞬で記憶が無くなった。
翌日冒険者ギルドに行くと朝一番だからか?人がごった返していたので、少し落ち着くのを待って方声をかける
「シェリー?ちゃんだったよね?素材の買取お願いできる?ついでに依頼で出てたらそっちの処理も!」
「エイトさん!おはようございます!ここに素材出してもらえますか?」
「名前覚えててくれたんだ?ありがとね!多いけど大丈夫?」
「カウンターに乗らないくらいですか?」
「乗らないと思う。」
100匹分の素材だ、無理だろう。
「では訓練場でお願いします!」
訓練場で素材をマジックバッグから魔玉以外全部を出す。
「い、一日でこんなにですか・・・調べて査定しますね!」
「お願いします!」
査定をしてもらうと
ワイルドボアの毛皮×50
ビッグホーンの角×12
ビッグホーンの肉×12
クレイジーエイプの毛皮×25
ファットバイソンの角×5
ファットバイソンの毛皮×5
ブラックベアーグリズリーの毛皮×1
「全て買取させて頂いて、金貨5、銀貨84、銅貨50枚で買取させて頂きますがよろしいですか?」
「お願いします!」
ダンジョン一部屋でこの稼ぎ・・・今日の夜はもう一稼ぎ余力を残して色町に繰出しても、良いよね?
いや!悪いわけがない!今日も一発、モンスター部屋?を引き当てたら夜は娼館やっ!!
昼ご飯に屋台で メグミサンド(銅貨50枚) と言うこの街の名物らしい食べ物を買って食べて、門へと向かう。
フィッシュフライに甘辛のタレを付けて固めのパンに挟んだ簡単な物だったが、中々美味しかった。
門を出てから人目の無い所で転移開始!
転移し終わると・・・パーティーかな?魔物との戦闘場面に遭遇してしまった・・・・・・呆気にとられていると見たことある顔が一人
「あれ???ライラさん!!???」
「誰?どこから!?いつの間に!???」
あ、外套のフードを被りっぱなしだったわ、はずすと
「エイトさん!!なんでこんな階まで!?逃げてっ!」
そう言われて周りを見ると、昨日と同じくらいの構成の魔物達に、ブラックベアーグリズリーが10頭くらいに奥のオークジェネラルが1頭、見るからに魔物の動きが昨日に比べて統率が取れていて、龍の瞳であろう皆さんがやばそう。
前衛っぽい男2人のうち1人は倒れて、女に治癒魔法っぽいものかけられてるし・・・「手伝おうか?」思わず、弓を一心不乱に撃っているライラさんに声をかける。
「お願いできますか?援護します!みんなで逃げて、無事に地上に出ましょう!」
フラグが立ったと思った人と再会したものの、どう解決したものか・・・範囲魔法苦手なんだよなぁ。ボッチだったから味方の被害と考えたことないしねねぇ・・・
ボッチの弊害が著しくて泣きそう。




