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異世界転移に巻き込まれた坊ちゃま好きたちによる坊ちゃまを最強に育てる異世界開拓  作者: 揚惇命
第四章 再びフランク王国へ

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第三話 フランク王国の風神と雷神

【フランク王(クローヴィス)視点】


 まさか、クロータルの部屋から巨大なカエルが出てくるとは…そこまでワシの育て方は間違っておったのか。

 ワシら夫婦には何故か子供ができず。

 世継ぎは諦めていたのだがある日、城の前に捨てられていたクロータルを見て、子ができない我らを哀れに思い、天が子を遣わしてくれたのだと妻と喜び、愛情を持って育てたつもりだ。

 いや、甘やかし過ぎたのやもしれん。

 息子の闇に気付いてやらんとは。


「アナタ、これは一体どうなってるの?」


「ラーニャ!お前、戻ってきておったのか!」


「えぇ、先程。それよりもこの状況を説明してちょうだい!」


「うむ。息子が巨大カエルとカエルの群れを召喚した」


「はっ?クロータルが?嘘でしょ?あの子は何考えてるのよ!」


「既に、何人かの兵士があの巨大カエルに喰われた。クロータルが無事であったとして、罪は免れないだろう」


「それは当然ね。それで、避難状況はどうなってるの?」


「突然のことで、街中カエルの群れだ。この状況で、まともに避難誘導できてるものがいるかすら」


「私がいない間に、なんてこと。こんな事なら、遠く離れた東方の国の子宝祈願に行かなければ良かったわ」


「すまない」


「私たちにできる事をしないと民に申し訳が立たないでしょ。ほら、あのカエルどもを止めに行くわよアナタ」


「うむ」


 ワシの妻であるラーニャは、やはりワシとの子が諦めきれず東方の国の神社とやらに子宝祈願をしに行っていた。

 実はフランク王国は、ラーニャのいない間に2度魔物に襲われてるんだよアハハとはとても言えん。

 妻もワシと同じように勇者の血を引いていて、風の魔法を使いこなせ、フランク王国の風神と呼ばれている。


「ウインドブロー!」


「た、助かりました王妃様」


「ここは良いから早く逃げなさい!」


「はい」


「何で、城下町にカエルが溢れてるのよ!私が居ないと本当にダメねあの人は」


 全く言い返せんのが痛い。

 自慢じゃないがワシはラーニャが居ないと政務が良く滞る。


「サンダーボルト!」


「た、助かりました陛下」


「良い。早く逃げるのだ。そうであった勇者たちは無事だろうか?」


「アナタ、今勇者って言いました?まさか勇者召喚をなさったの!?何を考えてるの!アレは異世界からマレビトを呼ぶ危険な召喚だと封印したでしょう!」


「いや、これもクロータルが魔法師数人の生命力を使い果たして無理やり」


「あの子はどうして!問題ばかり起こすのよ!私もアナタも愛情を持って育てたのに!」


「う、うむ。そうだな。もしかしたら魔の者に操られてるのかもしれんな」


「それよ!きっとそうよ!私たちの可愛いクロータルがイタズラですまないような事をするわけがありませんもの!」


 実はワシ以上にラーニャは、クロータルを溺愛していた。

 だが、状況証拠を見る限りだと間違いなくクロータルが悪事に関わっているのは間違いないのじゃが。

 言えん。

 とてもじゃないが言えん。


「それで召喚された勇者は何処にいるの?」


「何人かは、知り合いを探すと旅立ったのだが、まだこの城に残っているのが10人ほど。茫然自失の者が7人、残りはこの世界で生きていくために働きたいと意欲のある者たちで、茫然自失の者たちはこの状況だ。もう諦めるしかない。立ち直ってくれればと思って、息子が召喚した手前世話はしていたが」


「まぁ、こちらが手を差し伸べてもその手を取らないのなら仕方ないわね。それよりも私も意欲のある3人を助けるのは同感よ。こんな状況だもの戦える者は、何人いても手が足りないでしょうし」


「うむ」


【???視点】


 オーマイガッ。

 これはリアルなの?

 教頭と校長がフロッグのデーモンにイートゥンされた。

 まだ怯えて何もできていないティーチャーがワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ。

 バトルの体勢に移れてるのは、私を含めてワン・ツー・スリー。


「うわぁーーーーーこっちにくるな!くるんじゃねぇ!ぎゃぁぁぁぁ」


 また1人哀れなビクティムが。


「アマンダ!貴方のギフトは何?」


 同僚のティーチャーに名を呼ばれたので、改めて名乗りましょう。

 私の名はアマンダ・ウィリアムズ。

 星小学校に勤める英語教員よ。

 私のギフトは『言霊』。

 口に出したワードがどんなに荒唐無稽でもリアルになるそうです。


「今からお見せしますわ。燃え上がる炎よ目の前のフロッグのデーモンを穿て!」


 私の指先から飛び出した炎がフロッグのデーモンを焼き払った。


「やるじゃない」


 それはフラグと言うんですよ!


「ゲフッ。人間を食うと知性が得られるって話は嘘じゃないようだな」


 ほら、言わんこっちゃない。

 アレは、社会を教える地理田《ちりだ》ティーチャーをイートしたフロッグのデーモン?


「さて、お前たちを生きて捕らえて、仲間たちへの供物とさせてもらおう」


 何処からランス!?

 しかもボーン!?

 まさか、地理田のボーンでボーンランス!?


「あ、そうだ。もうコイツはいらねぇな!」


 フロッグのデーモンから吐き出されたのは、地理田のミイラ!?

 だとしたらあのボーンは何処から?

 何なのですかこのワールドは、リアルなんですか!?

 ここまで、お読みくださりありがとうございます。

 少しでも続きが気になると思っていただけましたら評価・良いねしてくださいますと執筆活動の励みとなりますので、宜しくお願いします。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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