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異世界転移に巻き込まれた坊ちゃま好きたちによる坊ちゃまを最強に育てる異世界開拓  作者: 揚惇命
第四章 再びフランク王国へ

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第一話 救援要請

【ラルク視点】


「オムライス、お待ちどう様にゃ〜」


「おぅ。というかキャットニャンコ王国の猫娘たち、すっかり居着いたなぁ」


「美味しいご飯とあったかいお風呂とあったかい布団の3点セットは反則なのにゃ!これで、堕ちない猫娘がいるのにゃら連れてきて欲しいぐらいにゃ!」


 成程。

 猫娘を全員引き抜く必要性があったら考えてみよう。

 人手が居ればそれだけダンジョンを開拓していけるからね。


「まぁ、うちの冒険者の新人娘たちもだしな。剣を取った者たちがそれ以外の選択肢を得た。悪いことなのか良いことなのかわからんが、子を残せる女が生き残る道としては、これもアリなのかもしれんと思うよこの国の王としてな」


「キャットニャンコ王国のワシとしては少々複雑な気持ちじゃが」


 いや、王様同士で毎日、遊びに来てるのはどうなんですか?

 政務は大丈夫ですか?


「パパ〜、今日はねチワワヘルハウンドちゃんの日なの」


 流石、猫好きのルイーゼちゃん…待てよチワワは犬だよな?

 なんかチワワみたいな猫だからチワワヘルハウンドというらしいけど…。

 この世界にもペットとしての犬が居て、その多くが室内犬だ。

 チワワも勿論いる。

 そうそう、この度UFOキャッチャーにチワワヘルハウンドのぬいぐるみ箱入りを導入することが決まって、本日実装なのだ。


「うふふ。ルイーゼのためにまた取ってあげますわ」


「ママ〜大好き〜」


 この王妃様、何と数年ほど前に僕たちも酷い目にあったリーツェン王国が召喚した勇者の1人で、『増幅』というギフト持ちらしい。

 この増幅は感情にだけ作用するらしく、無能扱いして放り出されたところを王様に救われて、皇妃になった。

 あれっ、これって玉の輿なのでは?

 まぁ、何はともあれ僕からしたら異世界の先輩になるんだけど、本人が隠したいそうなので、迂闊に話はできない。


「毎度、ご利用ありがとうございます。本日も家族利用で良かったでしょうか?」


「えぇ」


「うむ」


「うん!」


「では、こちら当店のオーナーより本日アミューズメントエリアにて新実装されたことを記念して、家族連れの子供の方へアミューズメントエリアの1時間無料券を配布しております」


「まぁ、良かったわねルイーゼ」


「うん!ワクワク。ワクワク。チワワヘルハウンドちゃんに今日こそ勝つ!そして、もふもふする!」


「あらあら、うちの娘はすっかりもふもふ好きだこと」


「ワシも猫を飼うべきか」


「あら、それは良いわね」


 もうすっかり当店の週一の常連になりつつある王家御一行様。


「クソが!今度は何だよコレ!アームじゃなくて、穴に棒を通せだ?ふざけんな!無理だろこんなの!」


 台パン出禁というルールを作ったら台パンこそ無くなったが口の悪い客はまだまだ多い。

 子供たちの遊びの空間として作ってるのだから子供たちを怖がらせないで欲しい。


「お主、何を怒鳴っておる!子供がたくさんいるのじゃ。怖がらせるのは、やめておけ」


「へ、陛下!?こ、これはお見苦しいところを!す、すみません」


「分かれば良い。皆、余の兵たちが騒がしくして悪かった」


 流石王様の一声だ。

 口の悪いお客様が蜘蛛の子散らして、子供たちが嬉々として、UFOキャッチャーを楽しんでくれている。

 ふふふ。

 今回のは、だいぶ難しいよ。

 何たって、アームで掴むタイプじゃなくて、穴に棒を通すタイプを実装したからね。


「はい。どうぞルイーゼ」


「ママ、すご〜い。アームより難しいのに一撃だ〜」


 んな馬鹿な!?

 あの王妃様にかかれば、UFOキャッチャーのどんなタイプでも太刀打ちできないのでは…。


「ママ。パパ。私の勇姿を見ててね。勝負に行ってくる!」


「えぇ、頑張るのよルイーゼ」


 猫宮さんが新しく仲間にしたチワワヘルハウンドのチーちゃん、めちゃくちゃ卓球の練習をしていて、スマッシュの威力がスコティッシュケルベロスのスコッティちゃんの2倍。

 今のところ、そのあまりの速さから繰り出されるスマッシュに対応できる冒険者は居らず。

 ルイーゼちゃんが大金星を挙げれるか。


「今日こそ私が勝つからねチワワヘルハウンドちゃん!」


「はうっ!」


 気合い十分だな。

 まぁ先輩はかつてルイーゼちゃんに負けてるしな。

 敵討ちに燃えてるのかもしれない。


「はうん!?」


「うおおおお。皇女様すげぇ!」


 凄い…ルイーゼちゃんが初めてチワワヘルハウンドのスマッシュを弾き返して点を取った。

 ハンデ戦で挑戦者は3点取れれば勝利となる。

 後、2点取れるか。


「あっ。追いつかなかった」


 今度はチワワヘルハウンドが5点を立て続けに取った。


「そこだぁ!」


「はうっ!?」


「うおおおお!?また皇女様が弾き返した!?すげぇすげぇぜ!」


 これでルイーゼちゃんはマッチポイントだ。


「また速くなった!?」


 負けじとチワワヘルハウンドが4点を立て続けに奪った。

 でも、チワワヘルハウンドが追い込まれたのは初めてだな。


「ここだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


「はうん!?」


「すげぇ無敗の絶対王猫のチワワヘルハウンドが負けるなんてよ。皇女様すげぇ!すげぇぜ!」


「やりましたわねルイーゼ!」


「うん!うん!私、凄く頑張った!」


 チワワヘルハウンドがルイーゼちゃんの元に歩み寄り、頭を下げた。

 その頭に抱きついて、もふもふを堪能するルイーゼちゃん。


「スーハー。スコッティちゃんとまた違った手触りだよ〜」


「ハハッ。スコティッシュケルベロスだけでなく炎の魔猫なんて呼ばれてるチワワヘルハウンドまで、ルイーゼが負かすとは…」


 大興奮に包まれる中、水を差す声が。


「陛下!陛下はいらっしゃいますか!至急の案件にて!フランク王国にて、見たこともない巨大カエルの魔物とカエルの魔物の群れが侵攻!フランク王国の雷神と風神が善戦しているそうですが人的被害は甚大!至急、救援求むとのこと!」


 フランク王国って確かホプキンスたちが召喚された国だったっけ?

 1度ならず2度も襲われるなんて、ツイテナイ国だね。

 ここまで、お読みくださりありがとうございます。

 少しでも続きが気になると思っていただけましたら評価・良いねしてくださいますと執筆活動の励みとなりますので、宜しくお願いします。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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