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異世界転移に巻き込まれた坊ちゃま好きたちによる坊ちゃまを最強に育てる異世界開拓  作者: 揚惇命
第三章 プロイセン王国

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第十八話 魔眼

【???視点】


 ふわぁ〜、まじカッタリィな。

 魔王様も人使いが荒すぎだっての。

 何で、俺がアイデクセムの野郎の尻拭いをしてやらねぇと行けないんだよ!

 配下のリザードマンを取り返して来いだ?

 ったくよ。

 これだから魔王軍16神将よりさらに下位に位置する魔王軍32将って立場から早く繰り上がりたいってんだよ!

 そうか、知らない奴も居るだろうから少し俺の所属する魔王軍について、教えてやるよ。

 まず初めに1番上に魔王様が位置してるのは、誰でもわかるよな。

 その下に魔王様を支える四天王様がいて、その下に16人の幹部衆である16神将で、その下に俺たち32人の将がいる。

 まぁ、階級社会って奴だな。

 で、実は親母裏の顔があってな。

 俺は魔王様とは親友同士の間柄だ。

 普段は32将の1人として部下として振る舞ってるが階級としては相談役、宰相みたいな感じだ。

 というのも俺も魔王様も数年前に異世界転移でこちらに連れて来られた元勇者だ。

 俺たちが倒した元魔王が倒した相手を次の魔王にするっていう特殊な呪いを持っていてよ。

 親友が魔王になっちまったから俺も勇者側から魔王側に鞍替えした。

 親友を1人にするなんて気が引けるからな。

 で、俺の親友はとにかく人使いというより俺使いが荒い。

 どうも新たな転移者にアイデクセムの野郎が良いようにやられたらしい。

 で、その尻拭いを俺にしてきて欲しいそうだ。

 まぁ、簡単に言うと取られた配下を取り返して来いって事だ。

 まぁ、俺の持つギフト『魔眼』の力を使えば、一瞬のうちに操る事ができるだろ。

 元魔王を倒した時も配下を操って、徹底的に疲れさせてやったからな。

 だが俺のギフトにも致命的な弱点があってよ。

 ギフト持ちには通用しないんだ。

 だがそいつが操った奴らは別だろ?

 で、俺が尻拭いに来たわけだが。


「冒険者が連れて行った。恐らく冒険者たちの国、プロイセン王国に向かったのだろう」


 はいはい、情報ありがとよ。

 まぁ、この世界のクソみてぇな人間なんて1人残らず殺しても良いんだが…俺は別にそれを命じられたわけでは無いから…ここは見逃してやるから感謝しなフランク王さんよ。

 にしても冒険者どもを相手にするならこちらも頭数揃えておくか。

 ちょうど魔王軍に反抗的で使える駒が周辺に転がってるしな。


「て、敵襲!」


「俺の目を見ろ!」


「ど、どうして目が離せられないんだ!」


「俺はキャットニャンコ王国の王だ」


「お、王様、何処に行ったらしたのですか?」


 良し、かかった。

 俺のギフト『魔眼』のスキルの一つ刷り込みだ。

 これで、俺はコイツら兵士から王様に見えてる。


「少し、風に当たっていた。玉座まで護衛を頼めるか?」


「勿論です」


 こうして玉座までの奴らを全員従えて、玉座にカチコミだ。


「貴様、何者だ!我が兵士たちよ。この者を捕えるのだ!」


「ククッ。王を偽る者を捕らえよ」


「はっ!」


「貴様!余の兵士たちに何をしたのだ!このような狼藉許されんぞ!」


「あら、アナタどうしたのそんな怖い顔をなさって、私です。王妃です」


「そんな俺に妻など」


「そんな酷い。あんなに熱い夜を過ごして、私たちの間に子供も居るのに忘れただなんて。それよりもプロイセン王国に連れ去られた私たちの息子を取り返さないといけませんわ」


「あぁ、そうであったな!プロイセン王国の奴らめ!余の子供を拉致するなど許せん!直ぐに全ての兵を動員してプロイセン王国を滅ぼすのだ!」


 はい、『魔眼』スキルの1つ洗脳成功っと。

 これで、王は俺のことを存在しない王妃と思って、プロイセン王国に存在しない子供が拉致されたと思って、軍隊を派遣すると。

 そのどさくさに紛れて、アイデクセムの配下を取り返してやれば良いだろ。


「その、今夜久々にどうだ?」


 まぁ、ここまで本気で信じさせちまうってのだけが難点だなマジで。


「その生理が来てしまいまして」


「そ、そうか。す、すまない」


 ほんと、マジでエッチを断りたい時に使える言葉ベスト10の一つってだけあって異世界でもきちんと通用すんのはウケるよな。

 男の俺が男とやる趣味はねぇし。

 あ!親友は別だ。

 つってもアイツ男に見えるけど中身は女だしな。

 ボーイッシュって言うの?

 そんな感じだ。

 まぁ、幼馴染で親友で幼稚園から小中高どころか大学も一緒で、就職先まで一緒の本当にずっと一緒だったから好きになるのも当たり前だろ?

 守ってやりてぇんだよな。

 それに俺使いだけ荒いってところも特別扱いしてるみたいで可愛いだろ?

 部下には甘々だけどな。

 まぁ、アイデクセムの野郎には何かしらの罰は必要だろ。

 配下を根こそぎ奪われて、おめおめと帰還したんだからよ。

 にしても厄介なギフト持ちが転移してきたもんだ。

 まぁ、それも俺には通用しねぇけどな。

 なんて、言ってた数日前にフラグ発言してた俺を呪いてぇ。

 なんだよあのガキ、チートすぎるだろ!

 何回、猫獣人どもを俺の配下のイビルアイで操っても一瞬のうちにあのガキに制圧されちまう。

 こちとら魔力は無限じゃねぇんだぞ!

 イビルアイの召喚に魔眼の発動とフル稼働なんだからよ!

 それでも、元魔王を倒したぐらいにはレベル上げも頑張って、それなりに魔力は豊富だと自負してたんだがな。

 テイムには魔力を消費しないとかねぇよな?

 何で、アイツ俺に張り合えてんだよ!

 ムカつくぞマジで!

 クソっ!

 もう何回目だよ!

 マジ腹立つわ!

 俺が操った側からテイムし直すんじゃねぇよ!

 良い加減、魔力切れを起こして倒れろよ!

 やべ…このままだと俺の方が先に魔力切れ起こしそう…。

 クソッ!

 ここで、俺の命をやるわけにいかねぇな。

 誇ると良い魔王軍32将でもあり魔王軍宰相でもある俺を一時的にとはいえ退却に追い込んだんだからよ。

 チッ、敵の力量を見誤った俺のミスだ。

 ここは大人しく退散させてもらうとするぜ。

 だが、覚えていろ貴様は必ずこの俺、来瞳眼力丸くるめがんりきまるが必ず打ち倒してくれよう!

 ここまで、お読みくださりありがとうございます。

 少しでも続きが気になると思っていただけましたら評価・良いねしてくださいますと執筆活動の励みとなりますので、宜しくお願いします。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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