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異世界転移に巻き込まれた坊ちゃま好きたちによる坊ちゃまを最強に育てる異世界開拓  作者: 揚惇命
第三章 プロイセン王国

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第四話 更なるダンジョンの改築

【ラルク視点】


 仲良くなった此度の50人規模の冒険者のリーダーを務めていたカリバーからプロイセン王にもこのダンジョンが安全だとお認めいただくため、近い時期に来店させると言われて、僕は僕でダンジョンの拡張、主に畑の増築や果樹園作りに勤しんでいた。


「坊ちゃん、ちょっと良いですかい?」


 珍しいなホプキンスが遠慮がちにコアルームの扉をノックするなんて。


「良いよ」


「失礼します。坊ちゃんに一つ提案がありましてね。人手不足解消のためにアルバイトを募集するってのはどうですか?」


 うーん。

 確かに今は料理人の皆んなが料理を作り、僕の専属メイドのメアリーや専属執事のローザ、担任の黛先生や科学教師の棚瀬先生にもウェイトレスとして手伝ってもらっている状況だ。

 猫宮さんなんて、番猫のスコッティと一緒に会計してくれてるもんね。


「確かにこのままだと休みが取れない状況だもんね。ホプキンスたちも5人フル稼働だし、そっちも」


「いやこっちは全然構いません。今も5人でシフト組んでやりくりしてますから…問題なのはあの2人の先生はともかく、坊ちゃんの護衛でもあるローザとメアリーをこちらに縛り付けておく事で、坊ちゃんに何かあったら大変ですからね」


 成程、ホプキンスが言うにはこの世界ではダンジョンは魔王のものであり危険な建造物として認知されてるんだもんね。

 確かに最近は僕も人前に姿を現すときは分身である兎のキャロットの姿を借りてるし。

 確かにいつまでも2人が料理屋にかかりきりってのも。


「それに坊ちゃん、宿も運営するとなるとそっちも信頼できる人物の方が良い。仲の良い先生2人はそっちに回して、俺の店の方はアルバイトを雇い入れてやって行こうと思いましてね。その相談を」


「うん。僕もそれが良いと思う。ホプキンスたちの料理がこの世界の住人の舌にも合うことが分かったし、そうだなアルバイト代だけでなくホプキンスの作る賄いを餌にしてみるのはどうかな?」


「坊ちゃんも割とえげつないこと考えますね。そうやって今度は冒険者たちを取り込むつもりですかい?」


「うーん。何のことかなぁ。僕まだ12歳だしわかんなーい」


 実は、僕の実年齢は48歳だ。

 ラルク=フォン=ビスマルクというドイツの貴族令息に転生する前は、日本という国で大学教授をしていた。

 まぁ、36歳という若さで不慮の事故で命を失ったんだけど。

 とにかく勉強が好きだったからその時に身につけた数々の知識を今この異世界サバイバル生活で披露している。


「坊ちゃんがそういうことにしておいて欲しいならそうしますよ。では、それで募集をかけてみます」


「うん。宜しく〜。後、アルバイトが入るまでは宿は営業停止にして、ホプキンスの店に人を回すよ」


「御心遣い、ありがとうございます」


 50人の冒険者たちのお陰でたくさん集まったダンジョン魔力を使って、先ずは畑の増設と新たに収穫専門のモンスター…何か良いのは…そうだ!

 アリさんだと体重の25倍の荷物を運べる。

 小さいアリじゃなくて、僕たちくらいの大きさで、可愛いお目目と背中に収穫したものを自動で入れる籠を取り付けて、愛らしさをプラスすれば。

 カゴアリの完成なんつって!


「凄いのですマイマスター!踏み潰されてばかりのアリをこんな凶暴なモンスターに変えてしまうなんて。これなら冒険者も皆殺しにできるのです!」


 何、それ怖い。

 アリモネは畑の作物の収穫専門だからそんなことしませーん!

 僕が命名した女王アリのアリモネとたくさんの働きカゴアリたち。

 これで収穫の速度は25倍に…圧倒的ではないか我が軍は。

 次は、お菓子作りに必要な牛乳とバター、さらにチーズ、これら全てに欠かせない牛さん。

 でも残念ながらここに牛さんは居ない…居ないなら作ってしまえば良いんだよ!

 まぁ、乳牛として有名なのはホルスタイン種とジャージー種だよね。

 そのほかにもブラウンスイス種、エアシャー種、ガンジー種、ブリティッシュ・フリージャン種なんて牛も居るけど。

 まぁ、有名なホルスタイン種とジャージー種をイメージして作れば良いかな。

 ホルスタインは、黒と白のマダラ模様が特徴で、こんな感じだったはず…そこにもっと愛嬌をプラスすれば、皆んなから愛されそうなホルスタイン種の牝牛の完成っと。


「マイマスターにかかれば人間の家畜でしかない牛ですら…わかりましたこれを無垢な人間の村に売りつけて、内側から支配するのですね!」


 いや、だからメクミは、そんなことしないってば!

 僕たちの貴重な牛乳資源として無理せず働いてもらうんだからね。

 同じような感じで、今度はジャージー種の黄土色の毛色に白が混じった感じのが有名かな。

 よし完成。


「また牛なのです!やっぱりマイマスターは牛で人間界を征服するつもりなのですね!」


 だから、ミルキーもそんなことしないってば!

 牛乳の味にも色々あるから、甘さとか濃くとかそのために分けただけだから!

 後は果樹園かぁ。

 そう言えば、ファンタジー世界には木の魔物としてトレントがよく出てくるよね。

 アレを可愛くアレンジして、色んな果物の実を付けるように調整したら、うんうんこれはまた壮観だね。

 ブドウにモモにみかんだけでなく野菜に分類されてるイチゴやメロンやスイカまで、木に実を付けてるよ。

 まぁ、これも異世界って事で何の問題もないよね!


「トレントなのです!この実は、美味しすぎるのです!あまりの美味しさで悶絶してる人間たちを刈り取る算段なのですね!」


 いや、だからそういう怖い発想はもうやめようよ。

 トレ爺たちは、人間さんも大満足な果物を大量に生成してくれる良い魔物たちなんだからさ。

 それに人を殺さなくても大量のダンジョン魔力が稼げる方法は示してあげたでしょ。

 そもそも人殺しなんて何のメリットも無いよ。

 捕まるし、被害者の家族には恨まれるし、きっと何でこんなことをしてしまったんだろうと後悔するよ。

 それよりもお互いウィンウィンの方がいいじゃない。

 ここまで、お読みくださりありがとうございます。

 少しでも続きが気になると思っていただけましたら評価・良いねしてくださいますと執筆活動の励みとなりますので、宜しくお願いします。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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