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異世界転移に巻き込まれた坊ちゃま好きたちによる坊ちゃまを最強に育てる異世界開拓  作者: 揚惇命
第二章 フランク王国

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第二七話 鰻登り

【ラルク視点】


 冒険者の満足に比例してダンジョン魔力も上昇した。

 その結果、滞在施設としての温泉宿なるものまで作れてしまった。


「人間を殺すよりも食事を食べる方がたくさんのダンジョン魔力が集まってるなんて、こ、こんなこと認められないのです!」


 ウサギさんのようにピョンピョン可愛く跳ねて殺伐としたことを言わないで欲しい。

 ほら、これでも食べて、落ち着こうね。

 冒険者さんたちのお陰で、完成した畑から取れた人参だよ〜。

 僕の作った畑は成長速度を弄くれるので、人参畑は60倍にしたお陰で普通は収穫するまでに3ヶ月から4ヶ月かかる人参が1日半から2日で収穫できるんだもん凄いよね。


「美味しいのです!マイマスターの育てた畑の人参さんは、甘くて美味なのです!」


 モグモグと人参を頬張ってる姿はこんなに可愛いのに…何であんなに人を殺す事を勧めてくるのかな。

 僕は、そんな野蛮なことは絶対にしないけど。

 にしてもアミューズメントエリアは大成功だね。

 ダンジョン魔力1で作成したスコティッシュケルベロスの可愛いぬいぐるみ目当てでお金を落としてくれるんだもん。

 僕たちはこの世界では文無しな訳だからこの世界のお金が手に入る事は純粋に嬉しい。

 それに、この世界でのお金の価値も教えてくれたし、ダンジョンで手に入らないようなものを街で買うのにお金は必要だし、あって困るものじゃないもんね。

 でも、お土産屋さんとアミューズメントエリアは大成功だね。

 もっと発展させて、ボーリングやカラオケやビリヤードにダーツなんかも置きたいな。

 いっそのことUFOキャッチャー以外は、ワンデイパスとか作るのもアリかも。

 なんか楽しいなダンジョン作りって。

 不動君には、悪いけどこのギフトが手に入ったこと感謝しかない。


「ラルク君、今良いかな?」


 この声は棚瀬先生だ。

 きっと、黛先生のことだよね。


「大丈夫です」


「ごめんね。ラルク君も冒険者さんたちの監視で忙しいのに。スコッティぐるみが人気で、もう無くなりそうなんだ。補充してもらえる?」


 そういや1人の女性冒険者さんを巡って、気が狂ったようにUFOキャッチャーに列を成す男性冒険者さんたちが居たような…まぁお金を落としてくれると思えば…搾取するばかりだともうきてくれなくなるかもしれないし…使った銅貨の枚数に応じて挑戦可能なコイン落としゲームなんかも作っておこうかな。


「どうぞ」


「ありがと〜!あ!そうだ忘れるところだった。ラルク君、比呂ちゃんが会いたいって言ってるんだけど、通しても良いかな?」


 そっちがついでなんだ。


「フフフ、ダンジョンマスターに会いたいだなんて、殺しますか?殺しますか?」


 何、このウサギさん本当に怖い。


「比呂ちゃんは、私の親友で安全は保証するから殺すとか言わないで。そんなこと言わないよねラルク君」


 なんだかこのウサギさんのせいで、僕までそっちの思考だと思われてる?

 そんなことしないよ。


「キャロット!僕は絶対に人殺しはしないから、そんな提案は二度としないこと。いいね?」


「キュー」


 可愛く鳴いてもダメ。

 人を殺して恨まれるよりも人を楽しませて感謝される方が良いに決まってるもん。


「僕も黛先生に会いたかったし、良いですよ」


「ありがと比呂ちゃんもきっと喜ぶわ。勿論、他意は無いからね!だ、大事な生徒に会えて喜ぶって意味だからね!」


 それ以外の喜ぶ意味ってあるの?

 うーん、考えてもわかんないから良いや。


「わぁ。ここ凄いね〜。うわぁ本当にラルク君だぁ。そうだ!ここに来る前、クラスの子から不動君に殴られそうになってるって聞いたけど大丈夫だった?」


 あ、友達料が払えなくて殴られそうになってた時の話かな?

 もう、随分と昔のように聞こえるや。


「大丈夫だよ。でも、この世界に来て不動君はもう」


「そう。仕方ないわ。この異世界、いつ人が亡くなるかわからない殺伐とした世界だもの。私も油田先生を手にかけたし」


「えっ?」


 黛先生、今さりげなくヤバいこと言わなかった?

 油田先生は体育の先生で、外国から来た僕にだけ何故か当たりの強い人だったよね。


「ヤマちゃん、ほら吐き出して」


「いきなり大きな蛇!?」


 大きく口を上げた大きな蛇の口からまだある消化されてない油田先生の遺体が出てきた。


「驚かせてごめんね。私のことを『鑑定』で調べたラルク君の執事の人がラルク君に死体を渡すようにって、言ってたんだけど」


「ローザが?」


 という事は、油田先生のギフトも優秀って事?

 まぁ、気は進まないけどもう亡くなってるなら今を生きてる僕たちが有効活用しないとダメだよね。

 僕は心の中で『吸収』と唱えた。


『ラルク様は新しく『洗脳』のギフトを手に入れました。このスキルをどうされますか?ストックorギブ?』


 洗脳?

 まさか!?

 さっきの黛先生の油田先生を手にかけたって言葉の意味って…油田先生が黛先生を洗脳しようとして、やむを得ず返り討ちしたってこと?

 だとしたら油田先生が悪いよね。

 黛先生を操って何をしようとしたのか知らないけど…人の心を操って自分の思い通りにしようなんて良くないことだと思う。

 こんな危ないギフトを誰かに与えて間違いが起こったなんて事になったら目も当てられない。

 僕が厳重に管理しておかないと。


『ストックで』


『かしこまりました。これで、ギフト『洗脳』の所持者はラルク様に変更となりました』


 これで、良いんだよね。

 後は、油田先生の遺体をどうするか。

 何処かに埋葬してあげないとだよね。

 ここまで、お読みくださりありがとうございます。

 少しでも続きが気になると思っていただけましたら評価・良いねしてくださいますと執筆活動の励みとなりますので、宜しくお願いします。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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