決闘
「始め!!」
決闘が始まった、俺はとりあえず様子見。野次馬から下級魔法ができるとわかっているが剣で強いかも知れない。いちを王直属の騎士団の隊長の息子だし訓練されている可能性があるからな。グリードはそんな俺の考えを知ってか知らずか憎たらしい笑みで
「ふん! 私に恐れて戦えないのか? 全くそんなんで私に挑んだのか?片腹痛いわ!!」
おい!!ちょっと待て!!決闘を言ってきたのはお前だろ!!何で俺から挑んだ風に言うんだよ!!……やっぱり腹立つ…!!まぁやって欲しいならやってやろう!!
俺はグリードに向かって全力でダッシュした。そんな俺に向かってグリードは剣から片手を離しその手を向けて
【今ここに火よ!! ファイヤ!!】
と下級魔法を放った。
下級魔法【ファイヤ】はただの火が真っ先に飛ぶだけの魔法。もし直撃しても軽い火傷を負うだけの魔法だから、普通なら目眩ましに顔に向けて放つだが俺はその魔法を身体を低くしてかわす。
かわされた火は俺の後ろを飛んでいき野次馬の騎士が唱えた魔法で止められた。グリードはかわされるとは思っていいなかったのか手をこちらに向けたまま唖然としていた。俺はそのまま接近しがら空きの腹にショートパンチをする。鎧に阻まれるはずのパンチはグリードにダメージを与えた。
俺が放ったパンチはただのパンチではなく【鎧透し】の技術を使ったパンチだ。鎧浸しは読んで字の如く鎧をすり抜け衝撃を身体に当てる技術。簡単そうだかけっこう難しい。俺の場合は元仲間に無理やりやれ!!と言われ練習した。
グリードはパンチされて身体を崩した。最後の足掻きなのか剣を俺に降りおろした。俺はその剣を自分の剣で受け流し鎧を下に押す。グリードは鎧を押されて地面に背中から倒れた。俺は倒れたグリードに馬乗りになり剣先をグリードの目元に向けた。そして言ってやったよ。
「そんなんで俺に挑んだのか? 片腹痛いわ」
てね。グリードは顔を真っ赤にして剣で俺を刺そうとしたがそれを転がって回避。素早く立ち上がりグリードが立つのを待って上げた。立ち上がったグリードはメチャクチャに剣を振り回しながら向かって来た。俺はその場で腰を下げ鞘が無いが居抜きの形をとった。そしてグリードに駆けた。グリードが剣を降りおろす前に俺の剣が煌めく
「【空居合 紅燕】!!」
グリードの胴に当たったのは剣の腹の部分だったがグリードはあまりの衝撃に二メートルほど宙に浮いた。成人男性と鎧の重さがあるのに宙に浮く、この事実に野次馬達は恐ろしいものを見る目でアレンを見ていた。しかし本人のアレンはどこ吹く風でグリードを少し見てから審判私がの方を向いた。
「お~い 審判 確認して~」
「……あっ、はっはい!!」
アレン審判にグリードの戦闘不能確認してもらった。当然グリードは白目を剥いて気絶していた。審判はグリードの戦闘不能を確認して宝かに言った。
「此度の試合!! アレン・ノクターンの勝ちっ!!」
理不尽から始まった試合は俺の勝利で幕を
「お前達、何してる!!」
閉じるには、まだ速そうだ…ガクッ…。




