No9 マモノ
カバンの中身は小瓶が3つと短剣とカードが入っていた。
とりあえず鑑定してみると
何の変哲もないダガーと傷薬や特定の毒に対して解毒作用のある毒消しが2種類で
小瓶に入っていた物はどれも魔法品ではなかったがカードだけは違った。
商人ギルドの証 魔法品
情報の記憶保存
これは使えそうだ!密入国は前回で卒業だな。
「いや、やっぱり密入国か?」
一人で笑った。
さて、これからどうするか・・・お金儲けする方法は世界の理の通り
商売始めるのがまともなやり方だろう、このカードも使えそうだし
日本での記憶もあるし、世界も中世な感じだから元でさえあれば
商売はすぐ軌道に乗るんじゃないか?
いや、俺が産業革命とかするとして俺が機械作れるのか?
前職食品の営業だぜ?無理無理・・・
となるとベタに香辛料の貿易とかだな
まだ使ったことがないが時空魔法の空間移動ですれば労力もかからず安定して稼げるかな?
空間移動の使い方
一度訪問した場所や視覚できる空間に術者またそのパーティを
瞬時に移動させる。
お?パーティってなんだ?RPG的なあのパーティ?
魔法品 運命の石を使用することによって組むことのできる一団
お互いの生命力とマナの状況と位置情報を共有できる。
それから運命の石について詳しく調べていくと冒険者ギルドで取扱があり
現在は主にギルドから仕事を依頼を複数人で受ける場合
リーダーが用意して使用するケースが多い
メンバーは5人まで加入することができる。
脱退させることができるのはリーダーだけで死んだ場合もメンバーに残る。
ただし、リーダーが死んだ場合その場でパーティは解散となる。
パーティー内でまとめて掛けることのできる魔法がある
特に身体強化系は全てメンバー全員に共有して使えるみたいだ。
完全に当初の目的を忘れてパーティーについて調べていると
遠くから何度か爆発音がした。
こんな森の中だから確実にイベントフラグだ・・・
お姫様救出系だったらいいなーと考えながら
まだ生乾きの衣服をまとい、カバンの中にさっき出していたものと布をたたんでしまい、
肩から掛けて爆音の方に向かった。
「うわー!」「助けてくれー」
悲鳴が森の中に木霊する
こういうのもあれだが、もの凄く強い自信があるのでワクワクする。
雑魚モンスならぷちっと潰してやるぜ!
空中浮遊の速度も加速する、木々を掻き分けて進む
すぐに悲鳴の主だったと思う人を発見した。
しかし、取り囲むようにして鎧を着けた3匹の小人が食べていた・・・
かなり、グロテスクな空間で吐き気と寒気がした。
一匹の小人がこちらに気づきこちらを睨みながら
「ギー」と小さく啼いた。
他の二匹もそれに合わせて地面に置いてあった斧を手に取りこちらに振り向いた。
その顔は3匹とも醜悪で口からははみ出した牙に血が滴っていた。
こいつら、気持ち悪い・・・と思った瞬間
一匹が凄い勢いで飛び掛ってきた。それに合わせて二匹続いた。
それに合わせて両手を前にかざして全力で波動を発動させた。
轟音と共に飛び掛ってきた小人を弾き返したのは
もちろん死体や周りの木々をも放射状になぎ倒した。
魔物の位置と念じると
地図の中には倒木した中に一匹とここから少しした所に5匹まだいる
とどめを刺すために近くの小人を探し
倒れた木の傍らに倒れる小人に注視する
小鬼 魔物 ランク1
倒れている小鬼に上から波動一点に集中して圧力をかけて顔潰す。
すると黒い煙があがり小鬼の体は溶けてなくなり
黒いビー玉のような物が残った。
危険な物かも知れないのでそれを手に取らず確認すると
魔結晶 魔法品 マナ2
なんとなく拾っても大丈夫そうなのでカバンにしまった。
「あと5匹か・・・」
最初のゲーム感覚でいたのを反省した。
自然治癒力強化を自分に念じた。その瞬間、体に薄い光を感じる
残りの5匹倒す為に歩いて向かった。




