No8 クラヤミ
ぐーぐー鳴り始めたお腹を押さえながら
飛び越えて塀をまた飛び越え来た道を戻った。
日もどんどん落ちてきている。完全に暗くなっては探せなくなるかもしれないので
闇雲に探しても時間が掛かると思い一か八か、木の実のある場所と念じるてみると
地図には街の中が案内された。
改めて、実っている木の実と念じると
今までより大きい地図が現れて街の中と少し遠くの北の山の方に一面に点灯されていた。
大体の場所がわかれば早い、とりあえず北の山の方向に飛んだ
だんだん木々が増えていき地図を頼りに探すと
木苺やベリーを見つけることができなんとかお腹は満たすことができた。
日も暮れ森の中だったのもあり一段と暗く寒くなってきた。
大木の根に両手で体を覆いながらもたれ掛かり日本に戻る方法を考えた。
だが、ウィンドウは現れない
ならば夢の終わる方法と念じてみた
朝起きる
これは期待した答えではない。
中村春樹・・・また反応がない
自分の生まれてからの歴史
1日目 ガブル地方海岸に異世界から転生する
ガブル地方漁村訪問
2日目 ガブル地方ホルオン訪問
異世界から転生するか・・・
異世界に転生する、もしくわ移動する。を念じる
時空/異世界移動 習得可能レベル時空魔法10
「ははは・・・」
完全に詰んだ・・・
朝から薄々、気がついていたがこれはやっぱりここは現実だ。
帰るにしても時空魔法を極めるが条件・・・きつ過ぎる
キャラメから考えてあそこでスキルの取得に必要だったポイント分いくつだ・・・
1000ポイントくらいか?どのくらいが必要なのんだ?
ダメだ冷静に考えられない。しかし、現実的じゃないのは確実だ・・・
「ちきしょーー眼鏡野郎ーーーー!!」
力いっぱい叫んで泣いた。
どのくらいの時間がたったんだろうか・・・
涙を流したのはいつ振りだろう父親の葬式でも流さなかったのに
俺も弱いもんだ・・・
だが良く考えたら、戻る魔法を覚えれる可能性はある。
魔法の素質もあるし、基本スキルも習得している。
そう考えると気持ちが少し持ち直せた。
気がつけば、森はどんどん闇の中に落ちていった。
遠くに狼の遠吠えが聞こえる。
かなり怖い・・・暗闇がこんなに怖いってはじめて知った。
近くにきたら、波動で返り討ちにできる自信がある
ただ、寝込みを襲われたら完全に死ぬ
故に寝れない・・・
「そうだ、今のうちに気になること調べておこう」
使い魔どうやったら使える。と念じた
知性のない動物に自分の血を飲まし契約魔法を唱える事で使い魔にできる
使役した使い魔は知能と力を得て、死をも厭わぬ忠誠を誓う。
術者の魔力によって、その数や使役できる動物の強さは変わる。
また、契約した使い魔はいつでも召還することができる。
超使える・・・今欲しいだが契約魔法は持ってないな
簡単にお金を稼ぐ方法はないか?お金を稼ぐを念じる
売買を行う。
ぐぅ・・・そんなのわかってるんだよ
この辺にお金は落ちてないか
地図が開き少し先に地図上に銀貨8枚と書かれていた
「あるのーーー!!」
テンションあがってきた
銀貨8枚ってどのくたいだ
白金貨1枚 金貨100枚
金貨1枚 銀貨 10枚
銀貨1枚 銅貨 100枚
銅貨1枚 小銅貨 10枚
おしおしおし・・・わからないがまあまあ高そう!
明るくなったらそれ探して街で服買おう!
それから警戒しながら必死に寝ないようにしていたが
一筋の希望がでてきたのでその余裕からか
気がついたら眠っていた。
眩しい・・・木漏れ日の光が顔に当たっていた。
時間はわからないが周りはすっかり明るくなっていた。
地図で木の実を探して食べながら
近くの銀貨の落ちている場所を確認して向かった
そこには木の根元で白骨した遺体があった。
驚いたがなぜか納得もした。
理由はわからないがここで亡くなった人に
両手を合わせて拝み近くに墓を作ろうと思って波動を放つが
上手くできなかったので両手で穴を掘って白骨だけを埋めた。
「成仏して下さい。」
最後にもう一度両手をあわせて拝み
残った破れたシャツとズボンなど衣類とカバン
それに銀貨の入った小袋はもらう事にした。
さすがにそのまま着るのは抵抗あるので
沢はどこっと念じるとこの場所からすぐの場所に地図が示してくれた
沢でシャツ・ズボン・マント・ブーツと体も洗った。
着ていた布で体を拭き手ごろな枝に捻ってロープ状にした布を括り付け
洗ったものをかけて乾かした。
乾かしている間に遺品の中にあったかばんの中身を確認した。




