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No15 スーツ

昼過ぎにホルロンに到着することができた

正確にはまだ入門していないのでその近くの林の中だが

ホルオンよりも警備が厳重になっている。

密入国が失敗したときのリスクと手持ちにも余裕があるを考えて通行税を払うことにした。


「おつとめご苦労様です。」


「旅の者よ、通行証がない場合ここを通す訳にはいかない」


「申し訳ありませんが旅の途中で通行証を紛失してしまいました。」


「さりとて、ここを通す理由にはならない」


あれ?通行税を要求されるんじゃないの?どうしようかな?


「それでは私は街入るにはどのようにすればいいでしょうか?」


「うむ、許可のないものは通行税として1200ルフを徴税している。」


あれ、値上がりしてるのか?もしかして、汚職警官か?揉めるとややこしそうだな・・・


「わかりました。それではこれを・・・」


もやもやとする気持ちが残るが

銀貨1枚と銅貨20枚を支払い街に入る・・・


門をくぐると少し驚いた

ホルロンとホルオンは名前だけじゃなく町並みも似ている。

この街では2つしなければいけないことがある

まずは入らないものの売却と服装を整えことだ

オークション会場がそもそもドレスコードがないとは言い切れない

最初に比べればまだマシだが所々やぶれており到底まともだとはいえない。

売却するものは魔結晶だけなので基本的に冒険者ギルドで買い取ってくれるだろう

場所を確認して冒険者ギルドに向かう、

中に入るとここもホルオンのギルドと同じ作りになっているので

奥のカウンターに向かう、ここの受付の人は向こうとは違いおばさんで残念だ・・・


「こんにちわ、魔結晶を売却したいのですが買い取ってもらえますか?」


「いらっしゃいませ!ギルドの証はお持ちですか?

持っていなければすぐに登録できますがどうしますか?」


「いえ、結構です。ギルド員以外は売却はできないのですか?」


「そのようなことはございませんが買い取り価格は通常より2割さがります。」


「なら、買取お願いします。」


ふー、ギルド登録しないで何とか売却できそうだ。

2割引は残念だが魔結晶を全て出す。


「えっと、凄い量ですがあなたこれをどこで手に入れたんですか?」


「悪魔の箱の近くです。森の中で薬草を探していたんですが

たぶん、討伐隊の方と相打ちになったんじゃないでしょうか?」


準備していた通りのセリフを言う。


「なるほど、そういうこともあるんですね」


そういうと眼鏡をつけたので距離を取って待っていると

下手に魔法品を鑑定されると面倒なことになるかもしれない。


「買取の方~査定が終わりました」


声が掛かったのでカウンターに戻り話を聞いた。

カウンターの上には魔結晶をサイズ別に10-12-3と分けられていた

受付の女性はマナの純度と大きさで買い取っていると説明してくれて

内訳の説明を聞きながら自分でも確認した。

小さいのと言っていたグループはマナ5以下で一律で8ルフ

中ぐらいと言っていたグループはマナ6以上18以下のものを一律で40ルフ

大きさは中ぐらいの物と同じがあったが純度が違うとのことで

マナが24・26・27の物だけが6160ルフと教えてくれた

説明が終わると受付の女性は金庫から銀貨6枚と銅貨を沢山カウンターに置いてくれた。

割引もあると思うが思ったよりもかなり少ない額で残念でしょうがなかった。

奴隷を使い、あの人数でトレハンを行っていたのだから

少なくとも金貨にはなると思っていたからだ。


手元に入ってきたお金が少なかったからと落ち込んでいても仕方ない、

オークション会場で使う服を買えば今日の何十倍も金が手に入るのだから

ギルドをでると服店を地図で探すといくつも見つかるので

その中で一番近い店寄ると外観からなかなかの高級感のあるお店だ

カランカランっと鐘の音と共に店の中に入る。


「いらっしゃいませ」


涼やかな声で迎え入れてくれる

オールバックにキッチリとスーツの紳士がこちらの方を見ながら近づいてくる。


「お客様、当衣料店ではフルオーダーメイドとなっておりますので

それなりにご予算は必要となりますがよろしいでしょうか?」


「大丈夫だと思います。近いうちに王都のオークションに参加したいので

恥ずかしくない格好をと思ってこちらの店に入らせて頂きました。」


「左様でございますか、申し訳ございません。

当店をお選び頂きありがとうございます。

私は当衣料店を営んでおります、クロードと申します。

それでは早速お客様お洋服を作るのに当たりまして

寸法を測らせていただいてもよろしいでしょうか?」


そう言ってから、鏡の前で連れて行かれ腕の長さや足の長さ胴回りなど

測ってもらうその途中では好みの色や素材を聞かれた。

こちらの質問に対しては親切に素材説明や見本を持ってきて触らせてくれた。

ふらっとよった店だが親切な店でよかった。


それよりも驚いたことがあったバタバタしていて今まで気がつかなかったが鏡に映った顔は

中村春樹の顔ではなかった。自分でも言うのもなんだが設定30の割りにイケメンだと思う。

元のおれの魅力値はいったいいくつだったんだろう・・・

顔が違うので急に思い出したが今まで言葉や文字の意味も

すっと自分の中に入って理解していたのに違和感がなかったのが奇妙だ・・・

などと考えながら小一時間位すると見積もりが出来上がる

紙の上には22000ルフと書かれていたので金貨2枚と銀貨2枚を渡す。


「この場で全額頂いてもよろしいのですか?」


「はい、早く仕上げて欲しいので、いつ位にできますか?」


「わかりました、お急ぎとのことなので3日でご用意いたします。」


「それでは3日後にまた着ます。よろしくお願いします。」


そう言って店をでるとそのまま路地裏に入りホルオンのいつもの路地裏に空間移動して

大きなタマネギ亭に帰る。


迷走しながら作ってます。

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