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No16 オババ


「ただいま戻りました」


「おかえりなさい、今朝考えたらお代頂くのを忘れてたよ」


女将さんが笑いながら俺を出迎えてくれた

厨房の前の棚から201鍵を取りしてくれた


「そういえば、そうでしたね。すいません」


「いやだよ、冒険者さんがあやまらなくてもいいよ

部屋は昨日と同じ部屋を使っておくれ、食事はどうする?」


「もちろんセットでお願いします。

あと、あと3泊したいので朝夕食事セットで銀貨1枚でお願いできないでしょうか?」


「なかなか商売上手だね、あたしはいいよ!

あんた、いいよね?」


振り返って厨房を見るとご主人が親指を立てていた

それを確認して銀貨1枚を渡した。


「冒険者のハルと申します。改めてよろしくお願いします。」


「こちらこそ、よろしくお願いします」


女将さんは笑いながらスカートのを掴んで腰をかがめた

その後、部屋に行きまた剣を隠してマントなどを置き

レストランで食事をする。

今日の献立は牛肉と野菜のデミグラス炒めと名物のオニオンスープにサラダとパンで

かなり満足のいく味だった。

夕飯の途中で魔法品について聞いてみた。

昨日、発火の石など日用品で使えるものは道具屋でも魔法屋でも置いているらしい

特に珍しい魔法品が欲しいのであれば魔法屋で探すのがいいと教えてくれた。


その夜、荷物をおいてホルロンに戻った。

もちろん、王都に向かう為だ。

ホルロン王都間は草原のみで昼間に空中浮遊は目立ってしまう

しかし、夜の間飛んでいればどうと言う事はないだろう

距離的にも昨日?今日?と同じ速度で1日半といったところだろう。

深夜のフライトはどことなく寂しいのでなんとなく思い出した

魔物くんのテーマソングを歌って朝日が見えるまで飛んで適当な位置で

場所を覚えて部屋に戻った。


朝方エミリーが起しに来てくれたが寝始めたばかりだったので

そのままお昼まで寝た。

昼に起きると机の上にクレープ状の中に目玉焼きソーセージと刻んだ野菜が入った物と

ワインコップに入れられて置かれていた

味付けは一品だったが冷めていたのでもう1つだったのが悔やまれる。


準備を整えてから食器をもって1階に降りて厨房のご主人に

お礼を言うが首を縦に振るだけで少し不機嫌だった。

そういえば名前知らないと思いステチェックをすると


ダンバー 人間 32 料理人


料理スキルは4もあり、さすがだった。

それにしてもリアルでは同じ年か・・・何だか考えてしまうな

奥さんと可愛い娘さんか・・・リア充爆発しろ!



今日は昼まですることがないので夜までブラブラすることができる

昨日の話の中で魔法屋の存在が気になったので早速行ってみることにした。

地図を頼りに向うと店先に色々なものが並び一言で言えばごみ屋敷がそこにはあった・・・

とりあえず、中に入っていくと婆さんがうとうとしていた。


「こんにちわ」


「あーいらっしゃいませ・・・おやおや、すごいのがやって来たもんだ」


こちらを少し見ている出迎えてくれた

ステスキルを確認するがお婆さんの名前はマルロッテさんで73才

街中ですれ違う人にたまにチェックしたりしているが

基本的に特殊能力を持っている人はいない

異世界きてから初の特殊能力持ちの人間だった 

能力はマナ感知でマナの量がわかるっていうものだった。


「お婆さんには隠せそうにないので話しますが魔物ではありません。

実は魔法について知りたくってこの店ににやって来ました。」 


「そうですか、こんな片田舎の婆の話で良ければ何でもお話しますよ」


お婆さんの話では魔法は基本的には8属性の自然精霊系列と

回復や身体強化の身体変化系統が一般的と教えてくれた

身体変化系列も体内の精霊に働きかけるので基本的には魔法は精霊おかげと教えてくれた。

その次に魔法の扱いにはイメージが大切で幼い頃に神殿で道具を使い魔法を習い

素質のある物は道具がなくても使えるようになる。

そうなった子たちを王都の王立学校でさらにさらに魔法を習えるようになる

お婆さんも昔はそこで勉強したことがあるがあまり才能がなく挫折したと笑っていた。

実際お婆さんはマナ感知の特殊能力があるが魔法の成長力は皆無だった為

全ての魔法スキルが3だった。しかし覚えている魔法の種類は30を超えていた。

最後に魔法は普通一般的に1つの属性を6つしか覚えれないと言われているらしい

しかし、才能あるものはもっと覚えられるとも言われている

実際、王都の宮廷魔術師の筆頭のバルディアって言う魔法使いは

火属性魔法を14種類覚えている大賢者がいるらしい。

大きすぎるマナについて隠せる方法があるのかを尋ねたところ

王都の魔法屋ならば隠蔽の外套というものが置いてあり

それをつければ見通す能力から自分の力を隠せることを教えてもらった。


「色々ありがとうございます。私も基本的な属性について覚えてたいので

神殿で勉強するような道具があれば売って頂きたいのですがありますでしょうか?」


「ええ、ありますとも。

ただ、あなたのような方が使うようなものがあるかどうか・・・」


「いえ、基本的なことが全くできませんので・・・」


「そうですか、ではどのような魔法の教材がいりますか?」


「契約魔法と雷魔法と水魔法などがあればお願いします。」


「契約魔法ですか・・・ちょっと探してみますね

他の二つはございますよ、在庫がなければ日にちを頂ければ作れますので」


「魔法の道具は作ることもできるのですか?」


「ええー作れますとも作る魔法がございますので

私は昔教師していたのでその時に覚えたんですよ」


そういうとごちゃごちゃに積んである中から三つ持ってきてくれた。

首輪と鉄の玉とコップである。


「契約魔法の練習道具もございましたよ

もし、使い魔がお使いになりたいのでしたらある程度修行してから

王都の図書館に修練の本が蔵書されておりますよ」


それを聞いてから三つの魔法品を受け取り一通りの使い方と詠唱呪文を書いた紙をもらった。

お代は全部で銀貨3枚でいいと言われ支払った

宿で使ってる発火の石は結構高価な物だったのかと改めて思った

お婆さんに最後にお礼を言って店をでると人影のない路地に入り

空間移動で一番最初に降り立った海岸に魔法練習に向かった。

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