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合同テニス部の距離は近くなりすぎた  作者: 綿ダッコ
第1章〜波乱万丈〜

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第7話 他の方法もあったでしょ!!

 「熱中症だね。このまま安静にしてたら、治ると思う」


「分かりました」


 倒れた山志那を保健室へ運んだ央崎は、ベッドの隣で座っていた。


「私、会議があるからしばらく居といてくれる?」


「…………はい」


「六夜先生には私から言っとくわね」


「あっ、はい」


 養護教諭が離れた保健室には、央崎と蓮香以外に居なかった。


「…………」


 まさか、蓮香を介抱することになるとはな…………。

昔は、いつもあいつのことをばっかり気にかけてたから、まさか蓮香が倒れること自体、考えたことがなかった…………。


「うーん、ここは…………」


「…………保健室や」


「…………って、なんで珀多がいるの!?」


「なんでって…………そりゃあ、倒れたらほっとけんやろうが。たとえ、お前でも」


「てことは、私を運んだのも…………」


「もちろん俺や。六夜先生はちょうど、飲み物買いに行ってたし」


「…………どうやって運んだの?」


「どうやって…………おんぶで」


「はぁ!?もっとこう…………あったでしょ!!」


「ぐったりしてたやつに、肩貸すだけで移動できるわけないやろうが!!」


「別に、肩貸すだけって言ってないわよ!!」


「じゃあ、別にいいやろうが!!」


「どうどう、2人とも」


「「六夜先生…………」」


「蓮香ちゃん、具合はどう?」


「だいぶ、マシになりました」


「それなら良かった。あんまり、無理しちゃだめよ?」


「はい…………」


「そういえば、懐かしいわね。私も――」


「あの先生、それ長いっすか?」


「ちょっとぐらい語らせてよ」


「いや、先生のちょっとは2時間は当たり前でしょうが…………」


「もう…………ありがとうね。私が席を外したから…………」


「まぁ……」


「これからは、私も毎日顔を出すわね。というか、さっき怒られた」


「「でしょうね…………」」


「あっ、そういえば部長は決まった?土日はオフでしょ?だから、今日中に決めて欲しいんだけど…………」


「「…………」」


「それが…………」


「「どっちが諦めるかで迷ってます」」


「え!?なりたくないんじゃなくて、なりたいで揉めてるの?」


「「はい」」


「それは困ったわね…………」


「あの、正直どっちが部長にふさわしいと思いますか?」


「うーん、私的にはどっちもふさわしいと思うけど…………」


「それじゃあ困るんですって先生」


「六夜先生、ちょっと良いですか?」


「あ、はーい」


((逃げた…………))


「「…………」」


「…………どうするよ?」

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