第6話 熱中症
何よ…………せっかく、親切で言ったのに。
絶対、珀多なんかに部長やらせたらダメだわ。
あんな性格がねじ曲がってるやつなんか相応しくない。
いっそのこと、駅までは一緒に行けば良かったんじゃ…………。
…………!?何言ってるの、私。それって、相合傘じゃん!?
絶対、珀多なんかと相合傘したくない。
◇ ◇ ◇ ◇
…………やっぱり、あいつと一緒なのが信じられん。
というか六夜先生、顔出さなすぎじゃない?
今も飲み物買いに行くって言って、中々戻ってこんし…………。
まぁ、ええけどさ。
…………最後に1球打ったら、変わるか。
――バコン
あっ…………やべ、当たる!!
「危ない!!」
――バチン
「ご、ごめん」
「…………」
え……?無反応?
――バタン
「え、ちょっ、蓮香!?」
――一方その頃蓮香は
うーん、今日は調子悪いな…………どうしたんだろう。
同じようにやってるはずなのに、体が思い通りに動かない。
「危ない!!」
え……?な――
――バチン
「ご、ごめん」
やばい、めまいが…………。
――バタン
「え、ちょっ、蓮香!?」
目の前が見えない…………。
昨日は、夜遅くまで素振りして、家の手伝いもしたから…………。
珀多に勝つために、頑張りすぎたのかな。何事でも勝つために…………お母さん、お父さんごめんなさい。私…………。




