表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
合同テニス部の距離は近くなりすぎた  作者: 綿ダッコ
第1章〜波乱万丈〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/23

第4話 阿吽の呼吸

 「「…………」」


 翌日、2人は旧校舎側のコートに少し距離を開けて集まっていた。


「…………邪魔しないでよ」


「こっちのセリフや」


「…………コートどっち先に使う?」


「……俺は、壁打ちからするのがルーティンやから」


「あっそ。じゃあ、先使うから」


――数十分後


「珀多と蓮香、別々でやってんの?」


「おお、(いたる)。当たり前やん」


「当たり前って…………琴乃(ことの)経由で聞いたけど、合併したんやろ?それなら、一緒に練習するもんじゃないの?」


「そうかもしれんけどさ、俺らの仲の悪さは知ってるやろ?」


「それはそうやけど…………」


 すると遠くから、1人の女子生徒がやって来た。


「あっ!!いた。探したよ、行」


「ごめんごめん。2人のことが気になってさ」


「やっほー、はっくん」


「琴乃、合併のことって……」


「もちろん、蓮香から聞いたよ」


「やっぱり…………」


「何かやばかった?」


「いや、やばくはないねんどさ…………」


「そういえば、せっかく2人体制なんだからラリーでもしたらいいじゃん」


「そんなことできるわけないやろ…………」


「ええ〜?そんなこと言ってる暇もないでしょ?大会まであんまりないって言ってたじゃん」


「そうやけど、あいつとラリーするぐらいなら、壁打ち1日中してた方が良い」


「蓮香ーー」


「あっ、琴乃じゃ……ん……」


「なんで、2人って仲悪いの?」


「「…………」」


「黙ってちゃ、分かんないよ(笑)…………もしかして、好き避けとか?」


「琴乃!?」「はぁ!?何言ってんねん」


「ほらほら、息合ってるじゃん(笑)」


「琴乃が変なこと言うからやろ」


「琴乃、冷やかしに来たの?」


「そんな人聞きわるいことを言わないでよ。ただ、行がここにいたから来ただけ」


「…………じゃあ、冷やかしに来たのは行?」


「いやいや、珀多のことが気になって来ただけやって」


「うわぁ行、最低(笑)」


「琴乃、一旦黙ってろ」


「…………逆になんで、2人はそんな仲良しなん?」


「そりゃあ、幼馴染やったら自然にお互いのこと分かるやろ」


「そうそう、阿吽の呼吸みたいな」


「「阿吽の呼吸…………」」


「とりあえず2人とも頑張ってね~」


「まぁ、何かあれば言えよ」


「「…………」」


「早く、コート使ったら?私に実力で越されるわよ」


「……うっせぇ」


――2時間後


「お疲れ様。2人とも」


「「六夜先生…………」」


「そういえば、もうすぐ臨時部長会議があるけど部長は決まった?」


「「…………」」


 あいつの下で、部活するなんて今世紀最大の屈辱や。


「流石に、各部活2人ずつは入れないのよね。だから、決めて欲しいのだけど…………」


「…………出来るだけ、早く決めます」


「今週中には決めておいてね」


「「はい…………」」


「…………どうする?」


「どうするもなにも…………」


「私でしょ」「俺だろ」


「はあ!?珀多が部長なんてありえない!!」


「こっちのセリフや!!」


「…………交渉決裂ね」


 珀多の上に立ててれば…………。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ