第2話 夜の練習
昼より涼しいから、集中できる。
央崎は、夜の田舎道で素振りをしていた。
下はガタガタやけど、素振りぐらいなら全然できる。
これからまともに練習できんくなるし、今から家で練習しなきゃな。
…………なんで、あんなボロいところを直さないんや。
修理したら、全然使えるが…………そんな予算がないんだろうな。公立やし。
流石に疲れてきた…………いや、もうちょっと。
――1時間後
結構したな。今何時や?
…………21時か。そろそろ終わらな怒られそう。
◇ ◇ ◇ ◇
「珀多、お帰り。遅くまでしてたのね」
「うん。明日からコートが変わるからさ」
「合併のこと?よかったわね。存続できて」
「そうやけど…………蓮香とやからなぁ」
「いつになったら、2人は仲良くなるのよ」
「一生ならんやろな。仲良くなるとしたら、銀河系が滅びる時ぐらいちゃう」
「お似合いだと思うんだけどねぇ…………」
「何をもってして…………?」
「とにかく、おじいちゃん寝てるから、静かにお風呂入ってね」
「はいはい」
◇ ◇ ◇ ◇
どこをどう見て、お似合いと言えんのか…………。
昔から思ってたけど、母さんってよく天然になることあるよな。
…………あいつとは相性最悪や。一生分かち合えんやろ。
はぁ、これから苦痛な日々やぞ…………。
あっ、やべ。バチャバチャするのも結構響くんやった…………。




