表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
合同テニス部の距離は近くなりすぎた  作者: 綿ダッコ
第1章〜波乱万丈〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/23

第17話 予算拒否!?

 蓮香の応援…………今までに感じたことがないくらい、やる気が溢れたというか…………言葉に表せんぐらい違った。

なんやこの感情…………今までの蓮香からは感じれんかったぞ。

ただ、どこかで感じたことはあるような…………。


◇ ◇ ◇ ◇


 その後合宿を終え2日間の休みを挟み、山志那は部長会議へ、央崎は先に練習をしていた。


「これから、部長会議を始めます。議題は、2学期の予算についてです。各部活動にて予算案を提出してもらって、生徒会の方で教務部に提出しました。では教務部の先生、お願いします」


「えー、殆どの部活動の予算案は予定通り通過しまし……た。ただ、一つだけ通過出来ん部活動があって…………ソフトテニス部だけがどうしても通らんかった」


「ちょっと待ってください、どういうことですか!?」


「いやー、これに関しては俺らもよく分かってなくてさ、顧問も含めて協議中なんやけど今のままじゃ、通りそうにない…………」


「…………」


 他の部長の視線が一気に集まる。


「とりあえず、今回の部長会議はこれだけやから、ソフテニ以外は戻ってええで」


 教室には、教務部の先生と山志那だけが残っていた。


「…………何で通ってないんですか?」


「俺が聞いた話では、2人でこんな予算がいるのかっていうので通ってないってさ。実質、ニ部活分の額やん?多分、そこやと思う。とりあえず、今この場ではどうしようもないから、珀多とも話し合って、反論があるなら教務部に来てくれ」


「…………分かりました」


◇ ◇ ◇ ◇


「珀多…………」


「どうしたん?」


「予算案通らないかもしれない…………」


「え、なんで!?」


「多いってさ…………」


「でも、しっかりとした概算で出してるやろ?」


「うん、そうなんだけど…………多いって議論になってる」


「概算のことは言ったん?」


「言おうとしたけど、この場ではどうしようもないって言われて、言えてない」


「…………分かった。言いに行こう」


「え…………?」


「蓮香もこんな環境で練習するのイヤやろ?概算のことを言ったら、納得してくれるって」


「うん…………分かった」


 …………なんでよ。

どうして、こんな気持ちになるの…………。


◇ ◇ ◇ ◇


「「先生」」


「おう、どうした…………って、もう来たのか?」


「はい。予算案のことについて、伝えたいことがあって」


「だろうな。で、追加は無理やぞ」


「分かってます。ただ今の予算案を通して欲しいだけです」


「部長からも聞いてるとは思うが、それなりの根拠が無いと、俺らも擁護が出来ん」


「とにかく根拠があれば良いんですね?」


「そうやで」


「そもそも、その予算案自体が根拠です」


「予算案が?」


「はい。その予算案は、蓮香と俺でこれからかかる備品代とかを概算して出しました。なんなら、その概算より少なめにしています」


「それを記録したやつです…………」


「……………………分かった。俺からも通すように言っておくよ」


「「本当ですか!?」」


「ああ、この前の合宿でも活躍したって聞いたしな。ここまで証拠が揃ってたら大丈夫やろう」


「「ありがとうございます!!」」


「じゃあ、練習に戻り」


「「はい!!」」


 2人は、テニスコートへ向かっていた。


「珀多…………ありがとう」


「…………こっちこそ、ごめんな。部長の面目潰してもうて」


「ううん。私、1人じゃやっていけないってことに気がついた。練習試合の時もそうだったけど、珀多の応援がなかったら、テニス辞めてたかもしれない。だから、副部長として、サポートして欲しい」


「…………分かった。副部長としてサポートする」


「…………ありがとう」


「(うんうん、日々成長してるわね)」


「六夜先生?何してるんすか…………」


「げっ、教務部…………」


「そろそろ、役職名で呼ぶの辞めません…………?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ