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#4 またお前は勝手なことばかり言って

草薙の名前について草薙本名は草薙 新羅しんらです草薙のなまえについては他のエピソードも修正しますのでよろしくお願いします。


良かったら評価してっね、不明点などがありましたら。DMから下さい。

――ニアとの戦闘を終えた三月は琴葉と湊の元へ戻る。


「あっ! みっちゃん! リーダー倒せたんだね! さっすっがぁーー!!」


「まぁ、何とか……」 


「こっちは、持久戦になっちゃたけど何とかなっぜーー!」


 琴葉は三月に向け手をピースにしている。


「私より心配なのが……湊、何処にも見当たらないんだよ」


「もしかしたらもう少し下の方に行ったのかも、取り敢えず行ってみよう。」 


 三月と琴葉は山道には沿わず、直進し、山を滑るように降りていく。


「あっ! いた…よ?」


 琴葉は、少し戸惑った様子で言う、琴葉に続き三月も湊の姿を見るそこに映っていたのは、湊の能力によって何とか止血はされているがただすごく痛々しい姿をした湊だった。


「湊!!」


 三月は痛々しい姿をした湊に向かって言う。


「大丈夫……じゃないよなと……取り敢えずリタイアを宣言した方が……」 


 三月がそう言い、宣言しようとした時。


「あっ…あぁー」


 湊が目を覚ます。


 二人は同時に湊に向かって言う。


「「湊!!」」


 三月は少し焦った様子で言う。


「お前のおかげで一つチームを壊滅できた、これならきっと試験もいい結果になるはず、大丈夫だからリタイアしよう」


 湊はそれに頷かなかった。


「いや、お前には一人、この試験で倒さなきゃいけない奴がいるだろう?だから、俺も行く」


 湊は、そんな無茶を言い立ち歩こうとする。


「たかが試験だ!お前がそこまで体を張る必要は…!」


 そう三月が言いかけた時――


「無駄だね」


 琴葉が呆れたように言う。


「みっちゃん…このバカ多分ついてくる気満々だよ、ならついてこさせても良いんじゃない?」


「なっ?! 琴葉、それはダメだ余りにダメージを負いすぎているし……今すぐにでも…」


「頼む、三月、俺もアイツラ殴りたいんだ」


 絶対にそんな理由じゃないことは三月自身理解していた、草薙と一番因縁が少ないのは湊だ、湊はただ――


「分かった、その変わり無茶をするな。危険だと判断した場合即刻リタイアする、いいな?」


「ありがとう、三月」


「はぁ〜」


 三月は、呆れ戦闘の後の疲れなのか……それとも湊に対してなのか……若干深めのため息をつく。




(ピーンポーンパーンポーン)

 放送が鳴る、『残り時間は四十分です』


 三月は放送が流れ終わった事を確認して、二人に言う。


「残る時間は少ないな」


「そ〜だねー、どうする? みっちゃん、アイツら見つけるにも、情報が……」


「あっそれなんだが、アイツらから呼び出しだ」


「えっ?」


 琴葉が不思議そうな顔をして言う。


「いったい、それはどういうこと?」


「俺が戦っていた相手君達も知ってる相手だった、その人物は『ニア』僕達がこの中学に入りたてのころに助けた子だった」


「あーあの子ね、よく覚えてるよ〜白髪の綺麗な髪をしてて可愛い女の子だったよね〜」


「でっ三月それと草薙達となんの関係が?」


 三月は改まって琴葉と湊に説明をする。


「ニアを差し向けて来たのは新羅だった、ニアは戦いの後こう言ったんだ『ありがとう……()()()()()()』って最初何をってるのか分からなかったでもよくよく考え見ればおかしい事だらけだ、特に目立った点は二つ、そもそもニアが最初戦闘に参加してこなかった理由が分からない、ニアの能力とあの透過野郎の相性がいいのも懸念点の一つだ」


「まぁ、確かにあの透過野郎確か急な打撃を顔に入れられたし……! もしかして物も透過出来るのかも!」


「そしてもう一つは、あの図体がデカいあの針頭の能力者、アイツの能力なら、『湊いわく琴葉の土の壁すら貫ける……』……本当か?」


 湊は真剣な顔をして説明する。


「ああ本当だあの能力者は僕が隠れていた木、まぁそこそこデカい木だ、それを一瞬で貫き、風穴を空けていた」


「なら尚更だ、最初狙うなら僕では無く、琴葉を狙った動きをした方が納得がいく」


「いや〜? 私に恐れを抱いていただけかもしれないよ?」


「まぁ可能性として無くは無いがあの性格なら、『三月を最初に始末する』って言う()()だったって方が納得はいくかな」


 琴葉の予想を湊があっさり否定する。


「じゃまぁ黒幕が新羅ってのは理解したけど結局あアイツは何処にいるの?」


「それなんだけど……」


 三月が困惑した様子で言う。


「なんかポッケに紙が入っててなーんか草薙達この先にいるっぽいんだよねー」


 ニアが三月との戦闘中、三月のポッケっとに忍ばせていた。


「じゃあそこ行けば新羅がいるんだね…行くか!!」


 琴葉がやる気出しながら言う。


「えっ作戦は?」


 三月が慌てて琴葉を止める。


「うーん何時も通りでいいじゃん」


「まぁそうだね考えた所でだ」


「マジですか……」


 三人は山道を通り草薙がいるであろう場所に向かう、すると――木が少ないく広場らしき場所に、出てきた、そこには草薙とその仲間がいた、明らかに三人以上の人が――


 まず琴葉が前に、出て会話をきり出す。


「試験で談合だなんていい度胸してるね〜」


「琴葉……なーに別にルール違反ではないだろう? 

琴葉、君ならこの談合に入れてやらんこともないぞ」


 草薙新羅は笑がら琴葉を勧誘する。


「いや、遠慮しておこう、私には大事な仲間が居るもんでね!」


「そうか……、まだあの無能者はリタイアしていないのか……チッ! ……無能者すらリタイアに追い込めないとは、アイツらも弱者同然だな」


「その口振りからして、やっぱりあの三人組をけしかけたのは新羅か、まだ昔の事を根に持ってるのかい?女々し男だね……」


――一方後ろで待ってる二人組――

 三月と湊が冗談混じりに話している。


「おいおい、琴葉がちゃんと会話してるぞ」


「真面目に脳みそ使って会話出来たんだなーあいつ」


 湊は疑問を持ったようで三月に質問を投げる。


「そういえば琴葉って随分草薙の事根に持ってるぽっいけど何かあったの?」


「え? まぁでも実際、新羅と一番因縁が深いの琴葉出しなー」


「あーやっぱり、そうなんだ」


「琴葉と草薙の関係って?」


「アレ? お前知らないっけ?」


「うんだって僕小学生四年の後半頃に転校して来たからそれ以前のことは全然、その頃には三月と琴葉、二人とも仲良かったし」


 琴葉と草薙の関係は数年前まで遡る――


「ふぅ楽勝だったな琴葉」


「そうだね…」


 琴葉と草薙新羅は昔からの幼なじみ、この頃の二人は同じグループの仲間だった、新羅と琴葉の能力の相性は良く、その学年で『能力戦(能力の強さを競い合うチーム戦)』の負け無しのグループだったが、琴葉自身は余りに能力戦自体に興味が無く新羅にやろうと言われていたからやっていただけ、当日の琴葉は殆ど笑ったりふざけたりする様なタイプでは無く、淡々としていて物事をざっくり切り捨てる様な人柄だった。

 ある日の放課後、図書室でとある少年に出会う。


(あれは、確か無能者の……三月くんだったかな、良く新羅にいじめられる子だったっけ、何読んでるんだろう?)


 ただの興味本位だった、能力者が普通の世界、能力を持たない人間はどう言う人なんだろう、それだけの理由―― 


(本じゃ無かった……漫画読んでるし……)


 三月が読んでいたのは大抵どこの少学校に置いてあるような漫画だ。


「あれ? 琴葉ちゃん? 何か用?」


「いや…そんな…」


 琴葉は言葉に詰まり眉をひそめて黙りこむ――

 三月はその様子を何を察したのか話し始める。


「あっ! もしかしてこの漫画借りたかった? 、じゃ良いよ持ってて、僕この本八周したし、」


「えっ…いや…」


 三月は有無を言わさず、その漫画本を琴葉に渡す――


「あっ僕、今日用事あるんだった! 、じゃあね琴葉ちゃん! 良かったらまた感想聞かせね!」


 三月は机の横に置いてあるランドセルを拾い上げて図書室を出る。


(騒がしい人だな……えっ八周しゅ……?!)


 琴葉は困惑しつつも、律儀に漫画を借りて図書室を出る。


 家に帰り本を開く、その漫画はギャグ漫画、幼稚な画風で勢いとノリで笑わせてくるような下らない漫画だ、でも琴葉は今まで無かった世界観とその急な変化その突拍子も無い漫画に琴葉は……笑わせられるのだった。


 琴葉は次の日も放課後図書室に行く。


「三月くん……これ……」


「あっ琴葉ちゃん、おもしかったでしょ! 、でもなんか聞いた話女の子はこういったの好きじゃあないとか……」


「いや、おもしろかったよ」


 三月と琴葉は図書室で時間を忘れ語りその漫画について語り合う、その次の話や何故か抜けている、話数の話など……琴葉と三月は漫画が好き、そう言うきっかけで仲良くなる。


 ただそれを良く思わなかったのが新羅である。

 琴葉が三月と漫画の話をしたりしている分、新羅との能力の試合の参加を拒否したり、練習の機会が減り、琴葉は試合でミスをするようになる。


「おい! 、どう言うことだ琴葉! 最近のお前調子がおかしいぞ!」


 琴葉は何か決心した様子で言う。


「私、能力戦辞めるから」


――っと琴葉は淡々と新羅に対して言う。


「なっ!おいちょとまて……お前最近無能者の三月とつるんでるらしいじゃん、いいのか本当に辞めても?」


 新羅は琴葉に対して三月を材料に脅しを掛けた。

 すると琴葉の雰囲気が一瞬にしてかわる。


「……これ以上、三月くんに対して、()()をしたら私が……!」


 琴葉は、この時思った――

(私はいったい何を言ってんだろう……っと、『嫌、違うんだ……これはきっと償いだ……、私は今まで三月を救える場所にいた、でも救わなかった、これは私にとって償わないといけない罪だ……!』)


 新羅は琴葉に対して呆れと、怒りと、不満が混じり会った様な声で言う。


「ふざけるな! アイツは無能者だ、あんな奴と一緒にいて何が楽しい!!」


「新羅と居るよりずっと楽しかったよ」


 琴葉は、怒り狂う新羅に対して無表情を貫きながら言う。


 新羅は琴葉の表情をみて察したのか、不満気に言う。


「チッ……勝手しろよ」


 次の日の放課後、何時も通り図書室に向うとそこには三月が漫画を読んでいた。


「みっ……みっちゃん! 今日も面白い漫画教えてよ―――!」








長くなりましたが、ご愛読ありがとうございます。

皆さんの小学校にも解決ゾ〇リとかありませんでした!?

【時系列的の話】

琴葉と三月、湊が揃ったのはこの年、琴葉と三月が仲良くなりもう少しあとに湊が転校してくるって感じです。




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