#10 宇賀月学園
前回、三月は学園長の試験を突破し事件の情報を手に入れた!宇賀月学園へ!!
――入学試験があった日から数日後の入学式の朝
「スピースピー」
いつも通り三月は寝ている。
そんな時『ドドド』っとなにかが急いで二階に上がって来る様な音がする。
「まずいよ!! 三月兄ちゃん! 起きて!!」
「……ゔぅ…どうした彩……登校時間は八時半について入ればいいんだろ……」
「違うよ!!三月兄ちゃん今日は入学式だから新入生は1時間早く行かなきゃ!!」
「……あ」
「『……あ』じゃない! 急いで!!!」
三月はいつもと違う制服を着て、身支度をして、そのまま家を出る。
「いっ…いってきまーす!」
それを聞いていたハジメと千郷。
「三月の奴新入生の登校時間の事忘れてたな……」
「あはは、本当に何時も通りだね〜」
「何言ってんだ、お前生徒会だろ?なら入学式の準備の手伝いとかあるんじゃ無いのか?」
「ぜーんぶ、後輩の生徒会委員に押しつけてきた!」
野田ハジメは呆れた様子で言う
「本当、誰に似たんだか……」
千郷は当然かの様に言う。
「父さんでしょ」
「だろーな」
三月は走り、何とか電車に乗ることが出来た。
「セーフ」
すると聞き馴染みのある声が聞こえてくる。
「あれ、みっちゃんじゃん!おはよ!」
「あれ? 琴葉?、この電車はあっちに付く頃には時 間ギリギリ、つまりもう一つ前の電車に乗るのが普通だと思うのだが…」
「 ね ぼ う !」
(罵ってやりたいが今回は僕も同じ様な理由だから何にも言えない……)
二人は席に座り、琴葉が少し改まった様子で話始める
「みっちゃん…、ちゃんと合格出来たんだね、私はこうやって一緒に学校に行くことは出来ないと思ってたよ…」
「僕もだよ、僕は無能者だから少なくとも能力が関わる高校には行けないし、それに学力もない…だから本当は、事務所の手伝いをして生きていこうと思ってた、でもさ、チャンスを貰えたんだ、また二人と一緒に学校へ行ける……、二人のおかげ何だよ僕がまた学校に行きたいと思えてるのは」
琴葉は少し同様した様子で言う。
「ふふーん、まぁみっちゃんがどーしてもって言うなら何処へでもついて行ってあげますよ、だから…置いて行かれないでねみっちゃん!」
「……まぁ僕は僕なりに頑張りますよ…」
――時が経ち二人は電車を降りて、駅の改札を抜けて二人は走り出す。
「琴葉、集合時間まで何分?」
「えっーとね、十分だね」
「間に合う?」
「ムリ!」
二人は走りなが淡々と会話とは思えない会話を繰り広げる。
そこで琴葉は、なにかを見つけて、なにか思いついた様子で言う。
「あっいい事思いついた」
「まさか学園まで、間に合う方法が!」
「そのまさかだよ、みっちゃん!」
二人はその場に一度留まる。
「まず、すぐそこにある立ち入り禁止の工事現場あります」
「はいはい?」
「そして私が地面に手をつけます」
「はい?」
「能力を発動して建物の上へ」
「???」
「建物の上を通って行けば直進出来るからなんとなるかも、私天才すぎー」
琴葉がいつになくヤバイ発言をしてる。
「大バカ者の間違えだろ、シッカリ犯ざ……いや、もう四の五の言ってられないか、琴葉行くぞ!」
「あいよ、これで共犯だからね!」
琴葉は三月に手の平を出してくる
「はいはい!」
三月は琴葉の手を取り琴葉は、能力を発動させて地面に土の柱を作り出し、琴葉と、三月はそれに乗って、そのまま建物の屋根まで登る、そして学園まで直進するのだった――
――宇賀月学園校門前――
前には新入生を迎える学園長、秋音が立っていた。
「学園長先生おはよございます。」
新入生は学園長先生を見て挨拶をしたりお辞儀をしたりしているのがわかる。
「今年の新入生は、礼儀正しくてええね〜」
秋音の横に立っている、がたいがよく、ジャージを着ていてさらに竹刀まで持っている、その横を通って行く生徒全員が思っているだろう。
(あの人絶対に生徒指導の先生だ…)
っと――
そんな時、三月と琴葉は住宅地の屋根をジャンプしてなんとか移動していて学校の校門前まで来たところだった、瞬間琴葉が、屋根から足を滑らせ頭から転倒する。
(琴葉! …まずい!)
三月は一瞬焦りを見せ、手を琴葉に向ける。
(こりゃ〜手は取れないね、今は入学式前だし『泥泥』を使うわけにも……)
琴葉がそう思った瞬間、琴葉は諦めたかのように全てを受け入れる、が……琴葉が地面に激突することはなかった――
その場にはか学園長がいて琴葉をお姫様抱っこをする形で琴葉を抱えている。
「お主、入学式そうそうなにおしとる?」
「あっ……えーとですね、ちょっと急いで登校を…」
「うむ…、間に合わせるために人の敷地に入り、危険登校を?」
「いや、そーゆーわけじゃー……あはは…」
三月は琴葉を見捨てて屋根裏に隠れる。
(学園長に見つかったら何されるか分からない…)
すると琴葉が、隠れた三月を見て。
「上に共犯者いるんで私は見逃してくれませんか?」
(アイツ僕の事、売りやがったーーー!)
「ほう、まだおったか」
三月が能力か何かで屋根から引きずり下ろされる。
「おや? 三月ではないか」
「あはは……」
「お主ら、私の学園の制服を着て危険登校とはいい度胸だな…?」
二人は同時に同じ事を考える。
((あ、終わった……))
「まぁよい、今回は入学式だ…めでたい日にいきなり説教も気が引ける、だから今回は見逃してやる」
二人は同時に同じ事をを口に出す。
「「がっ…学園長!!」」
その期待を裏切るかの様に秋音は言う。
「反省文十枚にな」
((うん、知ってた……))
二人は、何かを悟った様な姿で入学式の準備に向うのだった。
ご愛読ありがとございます。
【キャラ紹介、#1 野田 三月】
この物語の主人公、能力なし、学力平均未満、小学校の頃図書室で漫画を、読んでいたタイプの人、誕生日は分からないので野田ハジメが三月を拾った日六月六日と言う事にしている、年齢は本人いわく15歳(今年16)
三月は捨て子で野田ハジメに拾われ野田家に養子として来ましたハジメからは真面目で優し奴だか、やっぱりどこか抜けているバカという評価を受けています。




