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エロゲの悪役公爵令嬢にTS転生したのでロボットに乗って国家と紛争しながらヒロイン全員とお友達(意味深)になりますわ!  作者: 内妙 凪
第5章 リドレス7州連合編

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第129話 お仕置き

「ごきげんよう、ストーンヒル様。お久しぶりですわね」


「お久しぶりだね、エクソシアさん。いきなりだけど、《《それ》》殺すのは待ってもらっていい? 別に私はいいんだけどさ、そういうの止めないと上がうるさいんだよね」


 いきなり発砲してから話し合いをしようとしないだけ、彼女は理性的なのでしょうか? 最近感覚が麻痺してしまっているのかもしれませんわね……。


「はぁ……」


 わたくしは思わず溜め息を吐いてしまいました。ここでピンク頭(ミシェル)が乱入して来ることもとても面倒ですが、それよりも彼女が乗っている機体が、新しくなっていたからです。


 ドギツいピンク色なのは変わりありませんが、新型になっています。名前も「サベージヘイブン2」と何のひねりもない名前です。機体の基本コンセプトも変わっておりませんが、ピュアマギコークスクリスタルを搭載し、性能はかなり上がっていたはずです。以前の機体は量産型ベースでしたからね。


「これはわたくしの獲物ですわよ。返して欲しかったら力尽くで取り返してみなさい」


「それは魅力的な提案だね! でも私はできれば悪魔さんと戦いたかったんだけど……。エクソシアさんってカラネアの関係者なんだよね? 今度紹介してくれない?」


 戦場に立ってもミシェルのペースは変わりません。流石のわたくしもびっくりですわ。


 それに別にわたくしはミシェルと戦いたいわけでもありません。挑発致しましたけど、あれはクセみたいなものです。それに彼女は普通に強いですから、面倒ですわ。でも倒さないとトドメを刺すことは許してくれないでしょうし……。


「わかりました。今度紹介してあげますから、こいつらに少しお仕置きさせてください」


 わたくしは妥協案を選びました。


「ほんと!? いいよ!」


「姫ぇ!?」


「レイヴン1! 止めてください!」


「マジック! てめぇ起きてやがったのか!?」


「正面から即敗北したあなたに言われたくはありません!」


 おバカたちが喧嘩を始めましたが、わたくしには関係ありませんから、約束通りにお仕置きさせて頂きましょう。


「では、いきますわよ〜?」


 まずは倒れる魔のおバカからいきましょう。わたくしは倒れる機体に近付くと、お腹のハッチに拳を握り切らずに右フックをくれて差し上げます。


 風を切り裂く音と金属の甲高い音が鳴りました。綺麗に指でハッチの装甲板を横からVの字に切り開くことに成功しました。よかったです。失敗したらコックピットの中が真っ赤に染まっていたでしょうから。


「ひぃぃぃぃっ!?!?」


「次会ったら絶対に絶対に絶対に殺しますからね? わたくししつこいですわよ〜?」


 コックピットの中の魔のおバカのヘルメットを、グローシアの指先でつんつんとして差し上げます。MAに頭を持たれてぐりぐりと動かされるのは怖いのではないでしょうか?


「わかりましたね?」


「はいぃぃぃっっ!!!」


「あははは! エクソシアさんって本当に面白いね!」


 後ろで爆笑するミシェルを放置して、次は鉄のおバカに釘を差しておかねばなりません。


「近寄るな! こっちに来るなァ! 姫も止めてくださいよォ!!!」


「ああ、通信がー! ジャミングかなー?」


 わたくしたちは相変わらず、通信ではなく機体についているスピーカーで会話しているのですが、ミシェルは棒読みでジャミングされていると主張しています。


 鉄のおバカの機体に同じことをしても面白くありません。今日はギャラリーも居ますからね!


 えぐれて火花を上げる機体の脇腹を、グローシアで手ずからちぎって差し上げます。


 爪を立てますと、グシャリグシャリと凄まじい音を立てながら機体がちぎれました。それからは文字通りちぎっては投げを繰り返すと、コクピットの中の鉄のおバカが見えて参りました。


「ごきげんよう、鉄のおバカさん。苦しかったでしょう? 今お外に出してあげますからねぇ……」


「やめろ! やめてくれぇ!」


「遠慮しなくてもいいんですのよ〜?」


「うおぉぉっ!?」


 脇腹の穴を広げ、コクピット内のシートの周りを掘るように削ったあと、シートを外に出して差し上げます。ちぎれたコードから火花が散っていて、なんだかにぎやかですわね。


「次会ったら殺しますわ。次あったら殺しますわ。次会ったら殺しますわ。次会ったら……」


「わかった! わかった! わかった! 離してくれ!!!」


「あーおかしい! エクソシアさんはいつもこんなことしてるの?」


「いつもしてるわけありませんわよ。あなたが殺すなって言ったからでしょうに」


「そうだったね! ごめん、ごめん! はぁー……面白すぎるよ」


 まぁ今回はこれでいいでしょう。次見かけたら殺すだけです。なぜか血も涙もないピンク頭には大ウケしておりますが……。


「そんなことより本当に悪魔さんは紹介してくれるんだよね?」


「それはいいですけど、このゴミたちをちゃんと片付けておいてくださいましね?」


 わたくしたちがスケジュールの調整している間に、ウィングリー王国寮駅内から通信が入りました。


 わたくしが遊んでいる間に、無事に制圧が完了したそうです。これでウィングリー王国の他国との鉄道によるつながりを切ることができたはずです。なんだか無性に腹が立ってきたので、ここより北の線路は爆破致しましょう。

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