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エロゲの悪役公爵令嬢にTS転生したのでロボットに乗って国家と紛争しながらヒロイン全員とお友達(意味深)になりますわ!  作者: 内妙 凪
第5章 リドレス7州連合編

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第121話 ナレ滅

 ごきげんよう、皆様。夏の休暇も終わり、わたくしも対ウィングリー戦線に戻って参りました。そしてわたくしたちには、まだまだやらねばならないことがございます。


 まずはハロウェル領を、吸収しなければなりません。と言いますのも、ハロウェル領は騎士団も、ハロウェル侯爵家もほぼ壊滅していて、現在無政府状態となっております。


 ハロウェル領で研究を行っていた者たちも、リュドヴィック共和国に逃亡したとの情報がもたらされており、このまま放置しておくのも、エメラルドアイ保全の観点から見ましても、あまりよろしくないとの判断です。


 それにわたくしたちのプロパ……素晴らしいラジオ放送の甲斐もあってか、ハロウェル領の民たちは協力的です。わたくしたちエクソシア公国領に編入されるのを、熱望している町すらあったそうです。メディアの力ってすげーですわね?


 ちなみに3つあったウィングリー王国のラジオ放送局のうち、国営放送は以前爆破したとお話しましたけれど、残り2つは民法だったので見逃していました。ですが、残念ながらエクソシア公国に敵対的な放送を繰り返すため、先日爆破されてしまいました。カラネアって悪いやつですわねー?


 とにかくそれによって、ウィングリー王国内で放送されるラジオ放送は、我が国の偵察機兼電波中継機MA「ピロフォリオ」によって、すべての電波がジャックされ、シャノン……いえ、聖女様のありがたい説法や、わたくしの涙ながらの訴えが垂れ流されるようになっております。それだけでは視聴者リスナーの方たちも飽きてしまうだろうと、先日よりエクソシア公国がニュースを流したりしているようです。


 ウィングリー王国もそれに対抗するべく、場所を隠してラジオ局を再建したりもしたようなのですが、残念ながらその電波は「ピロフォリオ」によってジャミングされてしまい、ウィングリーの民たちに届くことはありませんでした。


 そのような背景もあり、エクソシア公国がハロウェル領に進軍した時も、わずかな抵抗しか受けることはなく、ハロウェル領都にもスムーズに侵入することができました。


 ジェニシアが出てくるかと思い、わたくしも新しいチェーンソーを担いで随伴していたのですが、ヤツが現れることはありませんでした。早くブッた斬らせて欲しいですわ。


 とにかく無事にハロウェル領都を占領したわたくしたちは、「ウィングリー王国寮駅」を次の目標に致しました。北にあるウェイクリング領にも小さな駅はあるのですが、この学園寮のある駅が、ウィングリー王国内で最も大きく、そして貨物の積み下ろしができる唯一の駅なのです。


 ここを押さえることができれば、ウィングリー王国へのマギコークスの供給経路が断つことができます。そうすればこれから訪れる冬の寒さにも、燃料不足で困ることでしょうし、最終的にはMAも動かすことができなくなります。ピュアマギコークスクリスタルに寿命はありませんが、通常の赤いマギコークスは、それほど寿命は長くありません。使用すれば適宜交換せねばなりません。


 ウェイクリング領から、スポットへ入ることはできますので、そこで採掘、採取を行うことはできるでしょう。しかしあそこは夜月研究所から近いこともあり、カラネアで妨害することが可能です。


 問題はウィングリー王国と、リュドヴィック共和国は地続きなことです。その為、陸路で持ち込まれてしまえばお終いです。ですからマギコークスの供給を滞らせる作戦は、リュドヴィック共和国が余計なことをしなければ、という付帯条件がつきます。


 リュドヴィック共和国は、現在エメラルドアイ関連の研究を凍結しているそうですが、ハロウェルの研究者の流出や、ウィングリー王国国境の軍備を増強していたりと、なかなかキナ臭い動きが続いております。ウィングリー王国が滅ぶまで大人しくしておいて欲しいですわね!


 ウィングリー王国寮駅侵攻の準備をしているところを横目で見ながら、格納庫に備え付けられたソファーでゴロゴロしておりますと、カラネアの方が騒がしくこちらに走って来るのが見えました。


「ボス! 大変です!」


「どうしました? この世にはそのように焦るようなことなど何もありませんのよ。あとお嬢様と呼びなさい」


「ボス! ウッコネン公爵領がジェニシアに急襲され壊滅! 生き残りがこちらに助けを求めて敗走中です!」


「なんですってぇっ!?」

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