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エロゲの悪役公爵令嬢にTS転生したのでロボットに乗って国家と紛争しながらヒロイン全員とお友達(意味深)になりますわ!  作者: 内妙 凪
第4章 桜照皇国編

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第115話 後日

 鉱血竜討伐から数日が経ち、わたくしたちはエクソシア公国に帰還しておりました。もちろん鉱血竜の素材も回収しましたし、その後に数回起こったいざこざも、すべて叩き潰しておきました。


 いざこざというのは、封印解除派の方たちが鉱血竜の屍骸の引き渡しを要求してきたのです。お断りしたところ、武力によって奪取するとかふざけたことを抜かしておりましたので、しっかりボコっておきました。こういう輩は放置すると何度でも湧いて来るのでしっかりと対処しなければなりません。


 ちょうど試したかったという射程がおクソ長い超長距離実弾砲の試射に、封印解除派の武士団の基地が選ばれたのも当然のことでしょう。スキア隊が残党もしっかりお掃除しておいてくださったようです。


 それに驚いたのは桜照皇国のお偉い方たちでした。わたくしたちがこのまま逆侵攻してくるのではないかと思ったようで、「うちのバカたちが勝手に襲い掛かったみたいでごめんね! ぼくたちそんな命令下してないし、厳しく罰するから許して? うちは本当はエクソシア公国と仲良くしたかったんだ! 鉱血竜討伐のお礼もしたいし、そちらに大使館なんかも置きたいな! 仲良くしよ? ね?」といったお手紙が届きました。


 わたくしは別にどうでもいいので、この辺りのことは丸投げしておけば今回の任務は終了です。めでたし、めでたしですわ! ……何かを忘れている気がいたしますが、きっと気のせいでしょう。


 そしてこれはまったく思いがけないことだったのですが、グローシアが進化しました。いえ、元々進化と言いますか、退化した結果グローシアは黒く塗られ、角飾りが取り付けられ、グローシア(機極術のすがた)となっていました。


 しかし鉱血竜討伐の際に、緑色の竜血──これは純竜血と呼ばれることとなりました──の中をチェーンソーをかついで泳いだことで、グローシアの装甲と関節の一部が緑色に変色? 染色? されてしまったのです。


 最初は掃除担当の方が汚れが落ちないと嘆いていたのですが、それもそのはず装甲に使われている謎の金属合金自体に変成が起き、金属が別の組成になっていたそうなのです。わたくしは説明されてもよくわかりませんでしたが、なんだかすごいことみたいですわね。これによってグローシアはグローシア(緑)になりました。赤も同時発売するのでしょうか?


 研究所の方たちには、デスマーチが終わったばかりの翠蘭にまた仕事を持ってきた悪い女扱いされたことだけは、いまだに腑に落ちませんけども。


 それはさておき、この純竜血を使った新しいテクノロジーが開発されれば、またうちのMAの優位性が上がります。いまだ見かけていないだけで、世界には第1世代機や第2世代機はまだまだ存在しているのですから……。


 第一世代機と言えば、あのクソ王子とジェニシアをチェーンソーでバラバラにしてやる日も近そうですわね!!!


 桜照皇国への遠足の後片付けをしながら、わたくしはゴロゴロとしながら日々を過ごしていたのですが、突然の来客がありました。


 なんと桜照皇国から使節団が送られてきたのです。駐在大使を置きたいと仰ってましたので、それらのことについて相談に来たのでしょう。それだけ向こうがおビビリ散らかしあそばしているのかもしれませんわね。いい気味ですわ。


 わたくしの仕事を増やさないで欲しいんですが、これも公務です。寝てても引きずられて連行されるから諦めているわけではありませんわよ。


 ついに玉座が用意された応接の間で、わたくしは座って待っておりますと、入ってきた人物に見覚えがありました。


「あら?」


「お久しぶりです。そ・の・せ・つ・は! お世話になりました」


 桜照皇国から来た使節団の先頭には、二条綾子が立っていたのです。和服を着た二条綾子の後ろには、チャイナドレス姿の祝融が控えています。


「ごきげんよう、綾子様。我が国は桜照皇国からの使節団を歓迎致しますわ」


「本当に公爵だったんだな……」


 二条綾子の後ろに立っている祝融が呟きました。彼女はわたくしに聞こえないと思っているのでしょうが、わたくしの女公爵イヤーにかかれば手に取るように聞こえます。少しイラっとしたので、どことは言いませんが、サイコキネシスを使って摘まんでおきます。素晴らしい形での力の有効活用ですわね!


「ひゃんっ!?」


 急に喘いだ祝融に使節団とエクソシア公国の方たちの視線が突き刺さります。顔を赤くした祝融が俯いて「失礼しました」と詫びました。


「こほん。大使館の件は担当者と話し合ってください。遠いところからいらっしゃって、お疲れでしょう。ゆっくり休んでくださいまし」


 会談はすぐに終わりましたが、わたくしはすぐに別室に案内されました。……なぜですの?

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