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エロゲの悪役公爵令嬢にTS転生したのでロボットに乗って国家と紛争しながらヒロイン全員とお友達(意味深)になりますわ!  作者: 内妙 凪
第4章 桜照皇国編

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第105話 通信と布団

 中継基地に到着した頃にはすでに陽が落ちていたこともあり、到着したものの辺りが暗すぎて中継基地の場所がわかりませんでした。偽装がばっちりなのも考え物ですわね? ですがわたくしが近付くと誘導灯が点いて無事に降りることができました。


 ただの森の中の草原だった場所にはコンテナが何本も置かれていて、最初に来た時に建てられていたテントも段々と簡素な建物に建て変えられているようでした。幸いこの辺りは魔獣も強くないようで、中継基地が小さな集落と化すのも時間の問題でしょう。まるで街づくりシミュレーションのようです。石で道を敷いてもいいですか?


 案内された建物の中には無線機が用意されていて、通信士の方が夜月研究所に無線を繋いでくださいました。……なんだか門限のある子どものような扱いにわたくしとっても不満です。この世界では15歳で成人ですからね!!


「……もしもし」


「あら? 未夢ですの?」


 翠蘭が出ると思ったのですが、無線から聞こえてきた声は未夢のものでした。


「……翠蘭は寝てる。誰かのせいでまたデスマーチに突入した」


「一体誰のせいなんですの!?」


「……もういい。そっちはどうなの」


 それからわたくしはこちらで起こったことを未夢に伝えました。グローシア強奪未遂事件と二条侯爵との面会くらいしかまだイベントは起こっていませんが。


「……治安悪い?」


「よくはなさそうですわね? わたくしだってあちらの顔を立てながらなんとかしようと思っていたんですのよ? でも考えを改めました。内部抗争している人たちなんてロクでもないと相場が決まっています! わたくしはもう独自に! 勝手に! やらせてもらいますわ!!」


「……顔を立てる? ヴィアが? ほんとに? んー……3日待って。翠蘭を急がせる」


「わかりました。それまでゆっくり観光でもしていますわ」


「……別に疑うわけじゃないんだけど、ほんとにあんなの必要なの?」


「その時が来ましたら、未夢もわたくしの先見の明に驚くことになるでしょうね!」


「……はぁ、そう。じゃあ、おやすみ。明日もちゃんと連絡してね」


「ええ、わかっておりますわ。おやすみなさいまし」


 呆れたような声色でぷつりと無線は切れました。夜も遅いですし、ここで一泊していきましょうか? 今からあの二条家の格納庫に戻って、さらに車で二条邸に移動して泊めて頂くのもなんだか悪いですしね……。


 そう思っていたのですが、カラネアの方たちに泊まりたいと伝えたところ、残念ながら断られてしまいました。個室の兵舎がないので、ボスと一緒に雑魚寝するわけにはいかないと……。


 半ば追い出されてしまったわたくしは嫌々あの格納庫に戻るのでした。



◇────────────────◇



「な、なぜお前がここで寝ておるのだ!?」


 翌日の朝、わたくしは祝融のベッドで目覚めました。なぜかと問われれば同室だったからとしか申し上げられませんが……。


「ふぁぁ……おはようございます。昨日は肌寒かったですからね。あの、着替えるの手伝って頂けます?」


「なぜ妾は裸で寝ておるのだ!?!?」


「昨日は暑くて寝苦しかったでしょう? だから脱がして差し上げたんです。あなたなかなかいい体してますわね」


「矛盾しておるだろうが!!!」


 理屈っぽいですわねぇ……。この方って格闘家なんですわよね? 肉体言語で語り合うしかないですわね!

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