表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
攻略対象者?遠慮させて下さい!私の推しはお義兄様ですから!  作者: しののめ あき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/14

4

部屋で待たされていると、王宮侍女の制服をキッチリ着こなした女性が6人程やって来て準備をすると言うので、私は両親と別れて別の部屋に。

両親は、このまま講堂に向かい、会場で待機するそうだ。


私になんの準備があるのかと思えば、着てきたデビュタント用のドレスを脱がされ、ドレスを回収した侍女は、そのドレスを持って部屋を出て行ってしまった


私のドレスがっ!と、言う間もなく、浴室に連れていかれ、湯船に入らされると、頭、右足、左足、右手に左手と5人が配置し、じゃぶじゃぶと洗われる

私、ちゃんとお風呂に入って来たし、我が家の侍女達がしっかりお化粧したりしてくれたのにっ

なんて訴える事も出来ずに、顔はその間なにやらパックのようなモノを塗られて動くの禁止らしい。

あれよあれよと、磨かれマッサージされて、2人がかりでメイクもされて。


私のドレスを元に今の時間で作り上げられたと言う、元のドレスとは比べものにならない位、上質なシルクやレースで仕上げられたロイヤルなドレスを着せられて、登城時に着けていたお母様からのお下がりの倍のサイズの真珠とダイヤモンドのあしらわれたネックレスを付けられて鏡の前へと案内された。


『なんてお美しいのかしら!』

と、何度も侍女達が言うのをカンストチートですので。と、聞き流してた時もありました。

ええ、鏡の前に立った私は、15年間見続けて来たカンストボーナス外見チート美少女が、限界突破をしたのを目にして一瞬息を飲みましたよ。

そして、王宮侍女のテクニックに感謝しつつ、お義兄様を落とせるんじゃないかと、脳内は更にお義兄様でいっぱいになりましたよ、と。


そして、支度が出来た事が伝えられたのかノックと共に姿を現したのは、画面の中で見飽きたレベルで見ていた第一王子、ラシード・フォン・ヴィクトワール。

王家らしい輝くような金髪にロイヤルブルーの瞳。

整った外見と、身分の高さ、王宮の教育で培った所作や聡明さ、尚且つ紳士である事から、攻略キャラ人気ナンバー1だった人だ。

まぁ、整った外見や身分の高さなんかは、魔の国の王もだけど、なんせ隠しキャラのせいかキャラデザは隠されていたし、たどり着いた人が中々居ないせいで、高いランキングではなかった。

なんてラシードの顔を見て思っていると


『…女神??』

惚けた顔でそんな事を言うもんだから

『いえ、聖女でございます』

と、返しておいた

え?可愛げがない?

当たり前ですよ。

私のデレは全てお義兄様のものなんですから。


『し、失礼。僕、いや、私は、ラシード・フォン・ヴィクトワール。この国の第一王子だ。今日は、セレスティア嬢のエスコート役を承った。よろしく頼む。』


…イキナリ名前呼びが許されるのは、ゲーム内だけですよ、王子様!

とは、言えずにカーテシーをしながら挨拶をする私。


『お初にお目にかかります。セレスティア・ブドワールと申します。ヴィクトワールの星であらせられる王子殿下にエスコート頂けるなんて光栄ですわ』


と、ラシードの腕に手を置き、ラシードと共に来た護衛騎士を2人引き連れながら会場へ向かう。

見送ってくれた侍女は勿論、すれ違う衛兵達から

『なんてお似合いなの!』

『美男美女であらせられる!』

なんて、聞こえるけど、私がその言葉を欲してるのはお義兄様の隣りにいる時なんです!


ラシードは第一王子だけど、第二王子も同い年なんだよね。

王妃陛下との間に3年間、子供ができなかったので側室を迎えたら、なんとほぼ同時にご懐妊されたとかで。

焦った王妃陛下は、薬やらなにやらを飲んでラシードを1ヶ月早く出産したそうだ。

そんな事までしなきゃいけないなんて、なんだか怖すぎる。

第二王子は、攻略キャラじゃないけどぶっちゃけ第二王子のが好みだったりする。

あれ?私って、モブキャラ好きだったりする?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ