宣言
翌日の昼、俺はガチガチに緊張しながら傭兵団のある場へ赴いた。
そこへ着くと、やはりデジャブのように、記憶が呼び覚まされる。3階建てのでかい木造建築で、ログハウスをでかくしたような別荘、といっても過言ではない。
庭の敷地も含めると、市民球場くらいの広さはあるだろう、その空き地の様な所で、半裸の男たちが木刀を使い鍛錬していた。
「来たか!」
ネレイドだ。満面の笑みで俺を迎えてくれる。ウェヒヒ
しかも胸当てをしてないらしく、豊満な胸をゆっさゆっさしがらこっちへ走ってきた。
うーん、たまらん!
そういやこの体はまだ20歳なんだよな・・・若いからしょうがないと思いつつ、居場所が悪くなったチンポジをこっそり直す。
「おはようございます。」
「ん、まずは団長の所へ行こう!」
そう言って俺の前を歩き、団長の部屋へ同行してくれた。彼女自身、トレーニングしてたのだろう。薄着であるため、後ろ姿の色気が痛烈に俺を刺激してくる。
いかんいかんと思いつつも、彼女の尻に目が行ってしまう。汗でぴったりと張り付いた綿のような生地の衣服が、素肌にくっつき彼女の尻をはっきりさせている。
そうしてると
「副隊長!お久しぶりっす!」「もういいんすか?」
とむさくるしい男たちが、駆け寄ってくる。お前らはいいんだよ。せっかくの眼福が台無しだ。
心配してくれる奴の優しさを踏みにじりながら「うん、もう問題ない。」と返し、「これから団長の所にも顔見せるから」と言って奴らを撒いた。
どうやら俺は人望もあるようだ。
そして団長室の前に着いた。
団長は1週間ぶりだが、俺自身4年ぶりだ。緊張して、呼吸が浅くなる。
深呼吸すると、
「団長もお前に会いたがってた、そう緊張するな。」
とネレイドが、優しく背中をさすってくれた。
う~ん、揉みたい!
そんな下心で緊張を軽くほぐして、団長室に入った。
「失礼します。団長、お久しぶりです。ヤヒロ=モリユギ、ただいま戻りました。」
『あぁ。うん、もう大丈夫?生きてる?まだ休んでても良かったのに。』
その一声で4年前の記憶が鮮明に思い出される。
ボサボサの頭にボツボツと生えた髭。そしてトレードマークのような顔の傷。
本当に久しぶりだ。幾分かほうれい線が深くなっている。4年という月日は短くはないことを物語っている。
「お久しぶりです。1週間も空けて申し訳ありません。」
と答えると、またあの時のように、じっと見つめてきた。
「・・・また、なんか、大人になったね。ヤヒロ、なんかあった?あ、病み上がりだからか」
一瞬ドキリとしたが、勝手に自己完結してくれたようだ。
俺は昨日まで、ずっと考え続けたことを彼に伝えた。
「申し訳ありませんが、今月いっぱいで傭兵団を抜けさせてもらいます。」
俺はこの世界で0からやり直すのだ。自分の力で。




