戦いの始まり
いくつもの米軍の劣勢を伝える報告が届けられる中、ガ島上空を飛んだ航空機に乗り込んだ参謀からの偵察報告が、大本営に送られた、島に残る兵は少数、その動きに元気はない
この報告に基づき、陸海軍は協議の上ガダルカナルへの派遣を決定、残敵掃討、飛行場確保を命じた
兵数2200、第一陣として1木支隊900名が無事上陸
、第二陣を待つこともなく、すぐさま30キロ離れた飛行場をめがけて進み出した
報告によれば、弱りきった米兵がいるだけの飛行場のはずが、米兵二万人が陣地を作り、待ち受けていた
気づかぬまま遭遇した敵を侮り、不用意に突撃した一木支隊は、壊滅
司令部は混乱した、入手した情報と現状が合わなすぎるが、よくわからぬまま、増援は決定された
とにかく、兵を送り、飛行場を確保せよ、大本営からの命令を達成するには、それしかなかった
敵は少数なのだから
どうしてこうなった?
真号根少佐の証言によれば、はじまりは、米軍側の誤報、いないはずの日本空母発見から始まる、基地航空隊と空母からの攻撃に挟まれることを嫌ったフレッチャーは空母を下げる
米上陸隊は上空支援を失い、1時撤退、これを日本側が発見してしまう、本格的撤退とみなしガ島への拙速な逆上陸を決行する
1木支隊では、敵が逃げていなくなってしまうことを心配していたという
喜劇だ、笑えないから悲喜劇だ、集めた情報に基づいて判断を下す、はずが、これほど滑稽で悲惨な結末を迎える
どうしてそれほど疑いもせず、情報を信じられる、
そして、自分で判断した気になる、ラバウルからの戦果報告も、大げさすぎる。半分の4隻も重巡が沈んでいれば良いほどだ、報告に基づけば現実離れした作戦を立てる
山本自身も同じ間違いを犯した、これで勝てるのか
戦いは続く
現地司令部とは別に、柱島の連合艦隊司令部にも報告が届いた、敵艦隊発見、敵の兵力、空母1、巡洋艦1、
駆逐艦2、その他、ガ島南東250海里にあり、北上中
続いて、敵艦載機、ガ島飛行場に着陸セリ
飛行場使用に脅威を感じた、連合艦隊司令部は空母艦隊派遣を決定した
空母3隻を率いるフレッチャー艦隊も、日本兵上陸を恐れるバンディクリフトからの要請もあり、ガ島に向かっていた
第2次ソロモン海戦が起ころうとしていた。ミッドウェイ以来、互いの空母がぶつかる。わずか80日ぶりの正面対決となる。




