フレッチャーの視点
ガダルカナル上陸以来、2日続いた日本軍の航空攻撃によって、米側は駆逐艦1、輸送船1の損害を受け、空母の戦闘機は、99機が78機に減っていた
そして、水上母艦2隻発見の報告がもたらされた
ガダルカナルの支援を継続すれば、空母の位置はばれる、もしこの空母を失えば、この戦域そのものが失われる、戦力バランスが崩れる、今は空母を守る時
この作戦は、ガダルカナルの日本軍に引き出されて始まっている、日本軍に取られて、取られてはいけない戦略的緊要地形と気づいた司令官キングが慌てて前倒した作戦だった
今だ戦力的に、日本軍優勢のままガダルカナルへの反攻が行われた。作戦自体が、時期尚早で準備不足のまま、日本空母の位置もわかっていない
基地航空隊と敵空母に備える、南雲と同じ立場にフレッチャーは置かれた
危険はおかせない、南雲艦隊は1日で沈んだ
そして、戦況は変わった、判断を間違えば艦隊は全滅し得る、空母艦隊は沈むことを示した
より、大事なものを守る、空母守らればならない。たとえ、海兵隊に損害が出ても、戦局には影響しない、
部下を見殺しにするのも、司令官の務めだ
口に出すことはできない、それでも米軍人として必要なことを成す、艦隊を引き上げる、フレッチャーは命令を下した
フレッチャーが逃げた、ガダルカナルでバンデクリフトは報告を受けた。まだ上陸も終わっていないぞ、沖の輸送船をどうするのか、20隻以上残ってる、日本軍機が来たら沈められる。
島に日本兵はいない、航空攻撃のみ、なら耐えてくれ
スコールみたいに言うな、雨宿りじゃないんだ
空母が大事、だが海兵隊員の命だって大切だ、
上空援護だけでも続けさせろ、
今すぐ首に縄をつけて連れ戻せ、海兵隊員の総意だ
なめるな
フレッチャーの去った、その夜、ガダルカナルに、
日本海軍の重巡艦隊が殴り込んだ
米軍の哨戒網を抜け、レーダーも捉えられなかった
日本海軍に、米艦隊は攻撃されるまで気づかなかった、わずか40分間の戦闘で、米側は重巡4隻沈没、大破1、駆逐艦2中破の損害を被った、一方的敗北だった
勝利した日本艦隊だが、沖合の輸送船に手を出すことなく去っていった
輸送船の無事を聞き、フレッチャーは、密かに安堵の息を漏らした、敵指揮官が、こちらの航空攻撃を警戒して引き上げたなら、やはり戦力を維持することが重要だ。
そら見たことか、用心に用心を重ねなければ、戦局は1日でひっくり返る




