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あの時僕は  作者: 桜舞 加奈子
4/5

僕がお風呂に入るわけ

なんか腹が減ったな。

台所に行き戸棚を開け先週買って置いたカップヌードルのストックを出す。

カップヌードルのパッケージを破りポットのお湯を…

お湯を…お湯を…

ってお湯がポットに入ってないじゃないか!

いつの間に使い切っちゃったんだ…

やかんを出し、水を入れ沸かしている間に新聞をとってくる。

僕はまず一面をよく眺める主義だがこの頃、ろくな事件が載ったもんじゃない。

殺人、強盗、誘拐、有名人の死去、内閣や政治家の不祥事…

よくは覚えていないが僕がガキの頃にはもっとマシだと思ってる。

なんてことを考えていると、湯が沸く。

カップヌードルを手繰り寄せて、お湯を注ぎ3分。

やっぱり腹が減ってたんだな僕は。

たぶん、食べ終わるのに3分もなかったと思う。

時計を見ると10時15分。

なんだか時が経つのが遅いような気がする。

よっこらせと立ち上がり洗濯機を回す。

僕は、まったくもってだだくさな性格であるから洗濯機には洗濯物が山のようにある。

はあ…2回に分けないと無理か…

とにかく、洗濯機に可能なだけ洗濯物を押し込め洗剤を入れる。

彼女が洗濯機を押し込めると綺麗に洗えないと言っていたと思い出して少し洗濯物を抜き2回目に仕分けする。

思い出すと今でも涙が溢れてくる。

気分転換にシャワーにでも入ろう。


いやぁ、やっぱり熱いお風呂に入るの僕は大好きだ。

嫌なことがあっても熱いお風呂に入れば、さっぱりする。

高校のころ虐められていた僕は学校から帰ってきたらいつも何よりも先にお風呂に入ってたっけ?

そんなことを思い出しながら、タオルで体を拭き素早くパジャマを着る。

彼女とペアで買ったやつだ。

いや何を考えているんだ僕は。

もう彼女のことは忘れるんだ。

時計は10時45分を指す。

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