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彼女の想いが重すぎる……  作者:


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第12話

野球部のハードな練習を終え、心身ともにヘトヘトになって帰宅し、リビングのドアを開けた瞬間。疲れも吹っ飛んだ。


──白を基調とした可愛らしい下着姿の恋歌が、小走りで駆け寄ってきて、そのまま俺の胸に飛び込んできた。


「……っ」


視界に飛び込んできたとんでもない光景に、息が止まる。


「おかえりなさい。壮真さん」


「ただいま。って、ちょ、恋歌……何でその格好?」


「お風呂に入ろうかと思いまして……あっ、壮真さんも一緒に入りませんか?」


「……え、一緒に?」


「はい、一緒に入りましょうよ。うふふ」


潤んだ瞳で見つめてくる恋歌は、ふわり、と柔らか重みを俺の腕にこれでもか、と押し当ててきた。……あざとい、けど可愛い。


「お、俺はいいよ!」


「遠慮しないでください!私が隅々まで洗って、しっかり疲れを癒してあげますからね♪うふふ」


恋歌はかいがいしく俺の制服のボタンに手をかけた。抗う体力も残っておらず、慣れた手つきでされるがままに脱がされていった。


「制服預かりますね」


制服を手際よくまとめると、恋歌は楽しそうに鼻歌を口ずさみながら、俺の部屋へ制服を置きに行った。


戻ってきた恋歌は、再び豊かな胸を俺の腕に押し付けるように抱きつくと、逃がさないと言わんばかりの力で風呂場へと引っ張っていった。


俺はボディソープの香りが広がる風呂場で、恋歌に背中を洗われている。


バスタオルくらい巻くのかと思ったら、そのまま堂々と風呂場に入っていったので、俺もタオルで前を隠すなんてことはできなくなった。


たまに背中に当たる大きくて柔らかな感触が堪らない。下半身が限界を迎えそうになるのを何とか耐えていた。


「次は前を向いてください。洗ってあげますから」


「ま、前は自分で洗えるからいいよ」


「遠慮しないでくださいっ」


恋歌は俺を強引に振り向かせると、腕を洗い出した。


濡れて艶やかな髪と剥き出しの白い肌。目の前で大きく揺れる二つのふくらみと、恋歌の甘い香りが俺の理性をギリギリまで追い詰めてくる。


(た、耐えろ俺の息子……っ)


「壮真さんは胸板が厚いですね。うふふ」


湯気でほんのり頬を赤く染めている恋歌が優しく丁寧に体を洗ってくれている。


「……残りはそこですね」


恋歌が俺の股間に視線を落とした。彼女の頬はリンゴのように真っ赤だが、視線を外すことはなく、どこか悪戯っぽい瞳でずっとそれを見つめていた。


「こ、そこはいいから!自分で洗うから!」


「だ、大丈夫です。こんな間近でじっくり見たの初めてなので……す、少し、恥ずかしいですが……っ」


少し震える指先が、おそるおそる俺のそれに触れる。


そのまま、恋歌の小さくて柔かい掌が、ぬぷりとボディーソープの泡を介して俺のそれを包み込んだ。


「痛くないですか?」


「だ、大丈夫」


(痛いどころか、刺激が強すぎて俺の理性が豆腐のように脆く崩れ去る……!)


「さ、先の方を洗いますね」


恋歌の優しく丁寧な掌の動きに俺は徐々に理性と名の糸が切れていくのを感じた。


(先っぽは敏感だからそんなにしないで……)


「はい、終わりました」


やっと終わってホッとした瞬間、荒ぶる衝動が限界を超えた。


俺のそれは、見事に大きく成長して硬化していた。


「きゃっ」


急な成長に驚いたのか、恋歌は少し目を反らした。


「……あ、あの、私、いいですよ」


恋歌は耳まで真っ赤にして、目を反らしたまま、そう呟く。


「いや、昨日、まだ少し痛いって言ってだろう。無理しないでいいから。ほっとけば収まるから」


「でも……あの、私、ネットで少し勉強したんです」


「えっ?」


恋歌は小さな柔かい手で俺の成長したそれを優しく握ってきた。


「は、初めてだから上手くできるかわかりませんが……」


恋歌はそのまま俺のそれを手で丁寧に弄りだした。


恋歌の手から伝わる熱、甘い吐息、優しい手の動き、抗おうとしてた理性が脆くも崩れ去った。


俺は完全に恋歌に身を委ねていた……。


恋歌はなかなか収まらない熱を帯びたものを必死に収めてくれた。


結局二人とも、また体を洗いなおす羽目になった。


二人で体を洗いあった後、湯船に浸かっていた。


「もう、大丈夫ですか?」


「うん、ありがとう」


俺は湯船で恋歌を背後から優しく抱きしめた。


しかし、賢者タイムだから大丈夫だと思ってたのが甘かった。


恋歌の柔らかなぬくもりに俺のそれが復活しつつあった。


(ダメだ!ここは、絶対に理性で抑えないと……)


◇◇◇


休日の昼。俺は恋歌の家のパーティールームで昼食を食べていた。


家の平屋がまるごと余裕で入ってしまそうなパーティールーム。備え付けのシアターに、テーブルの上に所狭しと並べられた高級食材のビュッフェ。本当に住む世界がが違うな。


そして、なぜか姉ちゃんまで来ていた。


「なんで、姉ちゃんがいるんだ?」


「私が招待しました」


恋歌が満面の笑みで、姉ちゃんのために料理を取り分けている。


「どうぞ、お義姉様」


「ありがとう。恋歌ちゃん」


「壮真くん、こんな綺麗なお姉さんがいたのね。うちの服のモデルになってほしいくらいだわ」


ワイングラスを片手にニコニコしている和歌さん。


恋歌から聞いたのだが、和歌さんはファッション関係には疎い俺でも知っているアパレル関係の会社のCEOだった。


「そ、そんな、私なんて」


謙遜はしているが、姉ちゃんの表情は満更でも無さそうだ。


「そうですね!お義姉様ならどんなモデルにも負けません」


(なに?この女性陣の一体感は……)


「とりあえず、この食事会で壮真くんと恋歌の婚約は成立ね」


「うちの愚弟をよろしくお願いします」


姉ちゃんが和歌さんに深々と頭を下げる。


「こんないい息子ができると思うと嬉しいわ」


「私が一生、壮真さんを支えますから!」


恋歌が胸の前でグッと拳を握って、決意を固めた表情をしている。


(俺の意思とは関係ないところで、俺の人生が決められていく……)


豪華な昼食を終え、女性陣3人はリビングの高そうなソファーに座り寛ろいでいる。


和歌さんは引き続きワインを飲んでいる。


「壮真さん、アートオブティーです」


俺の隣に座る恋歌が聞いたこともない紅茶を注いでくれた。


「ありがとう」


「うふふ」


恋歌は優しい笑みを浮かべながら、自分のカップにも紅茶を注いでいた。


「もう、結婚しちゃって大丈夫なんじゃない」


ルイボスティーを飲みながら姉ちゃんがニヤニヤと笑っている。


「そうねぇ、孫の顔を早く見たいわね」


かなり酔っぱらってそうな和歌さんが怪しい目をしている。


(結婚できる年齢じゃないし、早すぎるだろ)


その時、リビングの扉がけたたましい音を立てて開いた。


「旦那様、お待ちくださいっ!」


角刈りの怖そうな四十代くらいの男性がいきなりリビングにやって来た。


「和歌!なんだこれは!?」


「あら、あなた、お帰りなさい。恋歌の婚約パーティーをやっていたのよ」


「恋歌の?そ、そんな、話は私は聞いてないぞ!貴様か、うちの恋歌を誑かしたのは!」


俺を殴りそうな勢いで詰めよって来たところに姉ちゃんが立ちはだかる。


「ちょっと、うちの弟に何するつもり!」


姉ちゃんが割れたグラスを片付けるような手慣れた動作で俺の前に立ち塞がった。


「あなた、ちょっとお話があります……」


和歌さんの目のハイライトは完全に消えていた……。


「お父さん、私からもお話があります」


恋歌の眼差しは、完全に自分の敵を完膚なきまでに排除する『狩人』それへと変わっていた。


「あ、私もいいですか?」


和歌さんと、恋歌。そしてなぜか姉ちゃんまでもが、お義父さんを包囲。そのままズルズルと別室へと連れ去って行った……。


その後、少ししたらお義父さんは、真っ青な顔をして戻って来た。心なしか、背中がひと回り小さくなった気がした。


「う、うむ。……うちの恋歌を、よろしく頼む……」


それだけ言うとお義父さんはふらふらとリビングを出ていった。


何があったのかは怖くて聞けなかった……。  


(お義父さん、大丈夫なんだろうか……)


読んでくださりありがとうございました

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