第三十四話 ドラゴン
レン、クロ、シロの最初の罪の刈り取りがあってから半年。
クロとシロは完全に健康な状態を取り戻していた。
カレンいわくあの奇形の生命力が弱すぎたため、命を維持するために二人からすさまじい体力を吸い取っており、結果妊娠中二人の容態がリバイブを使わなければならないほど悪化したらしい。
カレンは妊娠初期から奇形を見ていたので腫瘍性でないと知っており、あくまで受精卵が異常成長しただけで、クロとシロに今後健康上の問題はないだろうと教えてくれた。
出産後しばらくレンは二人と関係を持とうとしなかった。それでも三人とも充分満足してはいるのだが、クロとシロはどこか寂しそうな顔をしていた。
レンはまだあのような奇形が生まれるのが怖いのだ。レンは実際に見ているからなおさらだろう。
レンはその恐怖を魔物狩りとマリーの子供グレイスを見に行くことで何とか忘れようとしていた。朝早くクロとシロ、たまにウィリアムとレベッカをつれて毎日アルーゼまで行き、昼前にイクスに帰ってきてから夜遅くまで魔物狩りを続けていた。
レンは以前の凶戦士のような状態ではなく、むしろ三年間のAランク魔物討伐で実力と連携を増したクロとシロと共に一日約500万ルンという冒険者ギルドを潰すような金額を稼いでいた。そのうち400万ルンを献金した。
レベッカは「あらあら、すごいわねぇ」と余裕であり、しかしお金を稼いでいる理由も察しているため二日に一回はレンと一緒に寝て慰めてくれていた。レベッカ自身もレンが何に怯えているか分かっているのだが、怯えているかわいい息子と寝てレンを慰められるのはどうしても嬉しいらしい。
レンもレベッカに包まれて安心しきって眠れるからこそ毎日アルーゼを往復し、その後も魔物狩りを夜遅くまで出来る元気が回復するのだ。
クロとシロもたまに一緒に寝ているため、母親の慰めで元気になることが分かっているのだが、自分達でなくレベッカに元気にされるレンを見て複雑な心境だった。
ウィリアムは目を白黒させており、「こ、こんなに献金されても使い切れん!!アルーゼの教会やマリーの学校に届けてくる!!」と慌てふためき献金を使い切るため東奔西走していた。
ある意味教会としては贅沢な悩みである。しかし結果アルーゼの教会でも色々な伝道が出来るようになり、教会も増築し、キョウヤのがんばりもあってクリスチャンは少しずつ増えている。
マリーの学校の校舎も増築し、備品も上質なものがそろえられた上、異常な金額が届けられるので授業をほぼ無料にした結果、今まででは考えられない人数の生徒が集まり、マリー一人では子育てしながら教えられる規模ではなくなった。
お金はたくさんあるので高給を支払ってマリーの教師時代の友人5人を雇うというもはやイクスと同程度の田舎とは思えないほどしっかりとした教育のできる学校になった。
冒険者ギルドも職員全員死にそうな顔でレンたちの獲物の買取先を探し、魔石車を使ってまで以前の行商人に連絡をとった結果、ファルバとイクスの交易が信じられないほど活発になり、イクスの町は急速に発展していった。
自分の恐怖を忘れるためだけに魔物狩りをしているレンなのだが、結果として多くの人を過剰な幸福で困らせた結果、イクスやアルーゼの町も幸せにしている。
自分勝手なことをしているのに結果善行を積んでしまっている。
そんな個人的な理由で発展してしまったイクスの町を歩いている三人。
「イクスも随分賑やかになったよな。おいしい料理とかいい洋服とか手に入る店も増えたし。ファルバからサーカスとか劇団とかも来るようになったし、今じゃ三階建ての建物も珍しくもないしなぁ。それにしても今日もグレイスかわいかったなぁ……日に日に姉さんに似てきてるし……俺の子は……」
「レン、グレイスは確かにかわいいわ。きっと次は私達にもかわいい赤ちゃんが生まれるわよ。だから、その……ちゃんとして?いや、今もきちんとしてくれてるけど……」
「レン、あの結果が罪の刈り取りとは決まっていない。私達には分からないこと。そして私達には子供ができる可能性が低い。以前のようにちゃんと愛して。いや、クロの言うようにレンの今のやり方には不満はないけど……」
「そうだな、二人とも、満足させてやれなくてすまない……でもどうしても忘れられないんだ……あんなものが俺達の愛の結晶だったなんて……情けなくてすまんな。今日はいつもより早いけど、もう充分すぎるぐらい稼いだし、この獲物をギルドに届けたら、その……がんばってみる」
「そ、そう!!なら早く届けないとね!!でも満足はしてるわ……」
「ん、ようやくレンが元に戻った。不満はないといったはず。でももっとして?」
結婚していることがばれそうな会話をする三人。しかし、ファルバからの行商人やレンの言うような商店、娯楽稼業の人たちが増えたため町は人でごった返しており、少々の失言ではばれはしない。
「こんにちわー、ちょっと少ないですけど今日の獲物はこれでおしまいです」
少なくはない。二往復しかしていないが本日トータル200万ルンである。
「おお、レン、クロ、シロ、待っていたぞ!!ファルバの冒険者ギルドから緊急の連絡があった!!数日前にファルバから離れた場所にドラゴンが出たらしい。もうすでにファルバの冒険者達が討伐に向かっているが、お前達も行ってくれないか?」
「い!!ドラゴンですか?なんでSランク魔物がファルバ周辺に?」
ニエフのドラゴンは一種類しかいない。ドラゴンに限らずSランク魔物は一種類ずつだ。
ドラゴンは無属性の魔物で、弱点属性がなく、ほぼすべての属性が使える上縦横無尽に飛び回り、100メートル以上ある巨体は攻撃力も防御力も桁違いだ。
「詳細は分からんのだ。ファルバでもこちらでもカレン様に聞いたが、Sランク魔物はめったに出現しないからカレン様も理由は分からないらしい。とにかく行ってもらえるか?ファルバでも数百人の高レベル冒険者がすでに討伐をはじめていると聞いているから、お前達が加われば倒せるだろう」
「初のSランク魔物がドラゴン……クロ、シロ、大丈夫か?」
「わくわくするわね!!ドラゴンなんて初めて見るし!!行きましょうレン!!」
「私達の実力なら問題ないはず。私は飛行して追いかける。クロは地上にいるところを粉砕する。レンは防御と回復。いける」
「そうか、やってみるか!!いずれは戦う相手のひとつだろうしな!!腕試しだ。シロ、運転頼む。クロ、父さんと母さんにしばらく留守にするって伝えてくれ。俺はいろいろ準備してくる」
「了解!!」
「承った」
「とりあえずこの獲物は換金して預かっておくから、帰ってきたら報酬を渡すからな。三人とも、がんばってくれ」
「「「はい!!」」」
一時間後。
クロが事情をウィリアムとレベッカに説明し、シロが車の調子を確かめ、レンは燃料の魔石や移動中の食料をありったけ持ってきた。
「よし!!これだけあればかなりのスピードがでるはずだ!!シロ、頼む!!」
いまは少しだけ成長したシロ。それに伴い運転技術がうなぎのぼりだ。
「ん、一日かからずに到着する。クロもなるべく酔わないよう気をつける。では発進」
「マリー姉さんならともかくレンとシロの運転なら酔わないからきにしなっ!!うわ!」
ちょっと発進が急すぎたためレンに寄りかかるクロ。
「おっと、大丈夫か?」
「へ、平気。ありがとう。レン」
「むぅ、クロばっかりずるい」
「なんだシロ、すごい運転してるのに余裕じゃないか、マッサージでもしようか?」
運転中のシロにマッサージしようとするレン。
「ちょっ!!レンやめて、事故になる!!」
「くくっ、シロは慌てるとかわいくなるよな。なぁクロ」
「そ、その……私運転してないからマッサージしてもらってもいい?」
「いや、冗談だったんだが。一応これからドラゴン討伐に行くんだし。やめといたほうがよくないか?」
「そ、それもそうね……でも終わったらマッサージだけじゃなくさっきの約束もね?」
「なんかクロも母さんや姉さんに似てきたなぁ。怖い笑顔しないでくれよ」
とてもドラゴン討伐前とは思えないイチャイチャした雰囲気の三人。それでも魔石車は驚異的なスピードと超越した安定感でファルバへと向かう。
ファルバにたった半日で到着し、冒険者ギルドで場所の詳細を聞き、再び魔石車で目的地へと向かう三人。
「こりゃひどいな、戦争でもあったみたいだ……ところどころで冒険者が倒れてるし『チェック』命に別条はないみたいだな。強烈な衝撃を食らって脳震盪になってるだけだ。クロ、シロ、先に進もう」
レンの言うとおりあちらこちらで地面がやりのように鋭くなっていたり、地面が高熱にさらされてガラス状になっていたり、凍り付いていたり、真空波で断裂が出来てたりしていた。
その先で三人を待ち受けていたのは、ずたずたに引き裂かれ、全身のうろこを剥ぎ取られた2頭のドラゴンだった。
「これは……魔物とはいえひどいな……」
確かに全長100メートル以上もあるドラゴンをすべて持ち帰るのは難しい。しかしカレンから魔物を神様からの糧として大切にするよう言われているレンは心が痛んだ。
『人間…………なぜ我々に聞こえる言葉が話せる…………?』
「まだ生きてるのか?『リグロウ』『ギガヒール』『ギガヒール』『ギガヒール』『リバイブ』どうだ?大丈夫か?」
かわいそうになって生きていることを確認すると、なぜドラゴンと会話できるのか質問されたのに無視して回復してしまうレン。
『優秀な治癒魔法だな…………だが無駄だ…………魔石を抉り出された…………長くは持たん…………お前は何者だ?なぜ我々と会話が出来る?』
心臓と対をなす魔石を失った魔物は本来すぐに死ぬはずである。それなのにいまだ命をとどめているのはドラゴンの生命力のなせる業だろう。
「助けてやれなくてすまん。俺がお前達と話せるのはおそらく俺がカレンに転生させてもらったからだ」
『なに…………?お前は想像主と知り合いなのか…………?』
「あ、ああ、そうだ」
『あなた…………この方に…………あの子を…………頼みましょう』
『人間……我々は……子供を守るため……この地にやむなくやってきた……子供はまだ赤子なのだが……強すぎる力を持つため……里を追い出された』
「そうだったのか…………」
『すまないがあの子を…………幸せに暮らせるように…………してやってはくれないか…………?』
「子供はまだ生きてるのか!?助かるのか!?どこだ!?」
『私達のすぐ後ろの…………洞窟を塞いで…………隠してあります…………』
「クロ、二人の後ろの壁をぶっ壊してくれ!!」
「う、うん、何でかわからないけど二人の声は聞こえたから……せいっ!!」
「どこだ……!?いた!?でも衰弱してるな『リバイブ』……『チェック』……よし、持ち直した。二人とも、子供は無事だ。名前はあるのか?」
赤子のドラゴンを抱き上げたレン。あふれる魔力を感じる。
『ドラゴンは……名前はつけない……人間が勝手に…………つけることは稀にあるが……』
『もう…………私達は…………ダメです…………その子を…………よろしくお願いします』
『名も知らぬ…………人間よ…………よろしく頼む…………』
最後の言葉を必死に発して、夫婦のドラゴンは事切れた。
予想外の結果に呆然とする三人。レンはしっかりと赤ちゃんドラゴンを抱えている。
「レン、私も二人の声が聞こえた。どうする?」
「どうするっていわれてもな。二人の遺体をどうにかしないと。子供を任されたのにその親をお金にするってのも気が引けるしな。火葬するしかないか。シロ、二人の骨が残る程度に焼いてくれ。それならぎりぎり持ち帰れるから、どこかに墓を作ってやろう」
「ん、了解『プロミネンス』……ふう、ちょうど骨だけ残った。ドラゴンはすごい。プロミネンスでも遺体を焼くのが精一杯。冒険者はどうやってふたりをここまで追い詰めた?」
「イクスのギルド職長の話じゃ数百人の高レベル冒険者が数日前から討伐してたらしいからな。さすがにドラゴン2頭といえども耐えられなかったんだろう。だからこそこの子もかなり衰弱してたんじゃないかな。クロ、すまないが二人の骨を持って帰れるか?しっかり墓を作ってやれば魔石車に乗るくらいには多少折っても問題ないだろう」
「そ、そうね、えい、とお、やあ、ふん。ふぅ、こんなものかしら。ちょっと魔石車まで行って箱とって来るね」
「よろしくな」
その後、赤ちゃんドラゴンとその両親の遺骨を乗せて少し離れ、二人の墓を作りレンが岩魔法で十字架を二本立てて三人で祈り、ファルバへと向かっていった。
「とりあえず知ってることがないかカレンに相談するか」
「そうね、ドラゴンとかどう育てればいいのかしら?カレン様も知らないかな?」
「名前もない。カレンがいい名前をつけるとは思わないけど」
カレンをまったく信用していない三人は眠り続ける赤ちゃんドラゴンを布で包んで人通りの多い道を慎重に避け、対談所までやってきた。
「はぁー……まさか本当にドラゴンを拾ってくるなんてねぇ……」
「そうだな、ビーストテイマーは魔物をテイムできないし……カレン、この子をどう育てれば良いと思う?」
「レンレン、想像主の加護の話を以前したよね?それともう一つ、君には神様と僕から与えた特殊能力がある。それは『幻想種との対話能力』だよ」
「幻想種……?ドラゴンや吸血鬼か……?だから俺はこの子と話せたのか?」
「そうだよ、そしてその能力の一部として、君はドラゴンもテイムできる。獣人へ成長させることもできるはずだ」
「そりゃ今の状況にぴったりハマりすぎる能力だな……そういうことだと、この子をテイムして変身させればいいのか?」
「そうだね、レンレン、おすすめの場所を教えるから、その能力を使って、その子を三人の子供として育ててみたら?」
「子供……?それは両親から頼まれてはいないが……親が死んでしまった以上そうするしかないのか?」
「レン、私達もそのこと話せるだろうし、母親になってみたいわ」
「ん、私達の子供が生まれにくく、生まれてもひどいことになるならその子を育ててみたい」
「でもカレンいいのか?さらに三年待つことになるぞ?」
「かまわないよ。レンレンもまだ二十歳にもなってないんだし、なによりその子は強力な助け手になるはずだからね。竜人系の獣人なんて僕も初めてだからどうなるかは分からないけど」
「おすすめの場所はエウレア大陸の西の果て、人が住んでいないから魔物が大量に生息するギルタン島だね。人目にもつかないし、その子を育てるのに充分な土地と食料がある」
「ギルタン島ね。地球で言うイギリスとアイスランドを足したような島が南に位置しているやつか。クロ、シロ、不便な生活になるだろうが大丈夫か?」
「ギルタン島は温かいらしいし、自然も多いって聞いてるから問題ないわ。何よりレンとシロと子供を育てられるのが嬉しい。教会にいけないのは残念だけど、また家族礼拝しましょう」
「ふむ、一度行ってみたかった。なにより人がいないなら静かでいい。もっと自由に自然の中を飛びまわれる。礼拝はお互いに祈りあって聖書を読んで気づいたところを教えあえば問題ないと思う。何より私達の子供、嬉しい」
「それよりレンレン、その子に名前付けてあげないと。もう目を覚ましてるよ?」
『ここどこ?父さんと母さんは?』
「赤ちゃんとは思えないはっきりした言葉遣いだな」
「ドラゴンは知能が高いからねぇ。レンレン、事情を説明してあげないと」
「あ、ああ、了解だ。」
レンは赤ちゃんドラゴンの両親が自分を守るために里を追い出されたこと、結果両親は死んでしまったこと、両親から赤ちゃんドラゴンを任されたことを説明すると
『びゃーーーーーー!!』
泣きながら魔力をめちゃくちゃに放出する赤ちゃんドラゴン。
「おっと、こいつは結構じゃじゃ馬だなっと。ほいほい、そんなに暴れるなよ」
余裕で防御魔法を駆使して魔力を防ぐレン。赤ちゃんとはいえドラゴンを余裕であやすレンも相当チートになってしまった。
『ごめんなさい……父さんと母さんが僕のことをお兄ちゃんに頼んだの……?』
「そうだな。お前の両親に任された。お前のこともしっかり育てるつもりだ。そしてこっちのお姉さん達もな。俺はレン。背の高い黒い女の人は俺の奥さんのクロ。背の低い白い女の人は俺の奥さんのシロ。俺達三人お前の父さん母さんの代わりになれるかな?」
「レン父さん……父さんと同じ感じがする……優しい感じ」
「クロ、シロ、抱いてみろ」
そういって二人に赤ちゃんドラゴンを渡すレン。
『クロ母さんもシロ母さんもなんだか父さん母さんと同じ感じがする……二人とも優しいいい匂いもする』
「ああ、だめだわ……かわいすぎる……」
「ドラゴンの赤ちゃんがこんなにかわいいとは……」
「気に入ってもらえたようだな。あとは名前か。クロとシロのネーミング理由を考えると体色が緑だからミドリになるんだろうが……女の子みたいな名前になっちまうな。地球ではたしか竜人はドラゴニュートとか呼ばれてたから、ニュートなんてどうだ?気に入ったか?」
『ニュートってなに?』
「ニュート、あなたの名前よ。私達があなたをそう呼ぶの。あなたが私をクロ母さんと呼ぶみたいに」
「レン父さんがつけてくれた大事なあなたを表す言葉。それがニュートという名前」
『レン父さん達がつけてくれた大事な名前?名前は良く分からないけど、僕はニュートなんだね。レン父さん、ありがとう。クロ母さんもシロ母さんもありがとう』
「気に入ってもらえたようで安心したよニュート。これから家族としてよろしくな。俺の父さんには負けるかもしれないけど、全力で愛するから」
「ああ……かわいい……ニュート、愛してるわ」
「たまらない……ニュート、愛してる」
『クロ母さん、シロ母さん、ちょっと苦しいよ』
「「はっ、ごめんなさい。」」
「とりあえず父さん母さんにしばらく遠いところでニュートを育てると連絡しないとな」
「あー、レンレン、ウィリアムさんとレベッカさんには僕からそれとなく言っておくよ。レンレンたちが新しい動物をテイムして息子として育ててますって。ニュートくん、父さん母さん達の言うこときいていい子に育つんだよ?」
『ひげもじゃおじいさん、レン父さんとクロ母さんとシロ母さんのいうこときちんと聞きます。でもひげもじゃおじいさんもレン父さんと同じ感じがしますね?ちょっと違うけど』
「ニュート、その辺は大人になったら教えるから。今はニュートがでかくなる前にギルタン島に近い港へ行って魔石船買わないとな。幸いオリハルコン金貨が何枚かあるから大丈夫だろう。カレン、じゃあまたな」
「カレン様……こんなかわいいニュートを息子として与えてくれてありがとうございます」
「カレンにしてはすばらしいチョイス。かわいいニュート。カレン、ありがとう」
『ひげもじゃおじいさんありがとう。父さんと母さんはしんじゃったけど、でもレン父さんとクロ母さん、シロ母さんに会えてよかったです』
四人は出て行った。
「ふう、まさかドラゴンとはねぇ……僕の目的には都合がいいんだけど……よすぎやしないかな……?」
さすがにレンがドラゴンをテイムするとは思っていなかったカレン。しかし目的には強い力が必要だ。都合が良すぎることも神様のご計画なのだろうか?
レン、クロ、シロに血はつながっていないが息子が出来た。親としてニュートを育てる物語の始まる。




