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ゆめなか日記  作者: 秋葉竹
第1章
22/910

魂 夜を真似 魔女 朝に帰る

なにひとつ

楽しいことがないという

真似なら真似で祝福してみな


寂しさも

忘れてしまったときもある

本さえあれば血はつながっていた


棲み分けを

しない朝日の影にある

細い月にも空はあるから


サキュバスめ

あっちへゆきなとわめく気障

この手にあまるスキャンダルキス


こち亀の

作者の人は毎週毎週

笑顔を探した二百巻まで


聖母なの?

酒を飲み過ぎ はしたない

こころ澄まして ガン見しないで


二十過ぎ

七十五までを考える

普免を返すさだめのこととか


おそらくは

願うことが嫌いです

もっとお金が必要ですけど


こんな「嘘」

だとしてもまず 悩まずに

夜ガードレールに一発蹴り入れ


顔あげな

うしなう明日を笑えるか

最後の最後は美意識だよな


なんて凄いんだ

もはや愛してしまいそうだったが

じや 愛せばいいじゃん


勝たなくて

いいんだよっと 何よっと

負けて花咲くこともある


フロリダの

太平洋の岸壁で

人魚を釣ったら 恋して震えた


観覧車

それが人生 走馬灯

サラバだ オレンジ 青空 涼風


魂が

月虹の夜 真似たのは

青春時代の夢のみかたさ


もう少し

近くに行けたらいいのにと

菩薩に祈る だけじゃ駄目だな


ひとりでも

しゃべらなくても まるでいい

それを憐れま れるのだけ嫌


恋という

不快な病いにお手上げで

失う恐怖が ブルーを狂わす


適当な

恋してきただけ まじヤバイ

ホントのソレがわからないロボ


自分のせい

優しいんじゃない 自分に甘く

他人に甘い ハハ 優しいのか?


アッハハ ハ

植木等の昭和なら

もう一度観たいと思ってしまった


いい匂い

真似をしましょう しましょう真似を

みんなはそれで ガマンをしましょう


二度とイヤ

あんな切ない想いをするのは

みんなは上手に真似られますよね


夢のよう

自分の言葉で喋れるよ

他人の言葉を真似なくていい


あのねのね

好きだと言っていいかしら

赤いマッチの燐をみつめて


人の眼で

朝焼けの中 影さがす

箒に腰掛け 家路につく魔女


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