ホーンラビット戦
やっと戦闘シーンが書ける…長かった。でも寄り道もまた人生なんで!
田中奈々side
ホーンラビットとは魔物の一種で大量発生すると作物を荒らす害獣となると魔物の本に書かれていた。こっそり隠れて覗くと大量にいた。
「クー…?(多過ぎない?)」
[大量発生してるなこりゃ…]
『可愛いですけども仕方ないです!』
「お肉も中々美味しいですよ。」
「ク!(お肉!)」
[はいはい、それじゃあ…水魔法【水玉】!]
「か、風魔法【ウインドカッター】!」
『草魔法【癒しの木】!』
「クー!(桜魔法【ウサギ雲】!)」
師匠が水の塊を出してホーンラビットの群れに囲ませる、逃げないようにされた所にツッカくんの攻撃が当たる。カスミソウちゃんの癒しの木で近くにいた冒険者さんたちを癒して、私の攻撃でボコボコにしていく。
「きゅー…」
「結構狩れましたね!」
[おー、こりゃあ大量だ。ホーンラビットの数はざっと見て20体か。]
「クー!(レベルアップしたよ師匠!)」
[お、マジだ。レベルは5か。そりゃ15体も倒せればなぁ。]
「数の暴力は強いですね!」
『ツッカさんも凄いです!』
「クー!(そうだよ!)」
「えへへ…」
これだけ倒せればいいと師匠はアイテムボックスの中に入れようとするけど私が入れると言って入れさせてもらった。冒険者ギルドに戻り受付嬢さんと再会する。
「クー!(ホーンラビット倒しましたー!)」
「ありがとうございます、ではカウンターにおいてくださいね。」
「クッ!(はい!)」
早速アイテムボックスからホーンラビットを置いていく。ツッカくんの分も置いていると受付嬢さんはポカーンとしていた。どうしたんだろ?
「比較的に弱いとはいえ逃げやすいホーンラビットをどうやって。」
[まあ囲ったからな。]
「な、なるほどその隙に倒したと…」
[サクラが狩ったホーンラビットの解体した肉は貰っていいか?うちの弟子のサクラは肉食でな。いざって時の非常食が必要なんだ。]
そうだ、【猫の台所】で干し肉にして貰えるかなぁ…アイテムボックスって時間停止ありなのかなぁ?と思っていたら私の持つアイテムボックスは時間停止もされてる品物だとか。ありがとうございますアイリス様!
「干し肉にするんですね!サクラちゃんの食料ならOKです!」
[おー、そいつはよかった。他の素材は買取でいいか?]
「よろしくお願いします!」
「ではツッカさんとサクラさんの分と分けますね。十五体は中々多いですね。でもサクラちゃんならもっと狩れるのでは?」
「クー!(他の冒険者さんの経験値がなくなる!)」
[アホか、他の冒険者の経験値を奪う気か。]
ハッと気がついた受付嬢さんは慌てて頭を下げて答える。
「し、失礼しました。そうですよね、狩りすぎたらそれはそれで困りますから。現在ホーンラビットは激減して本来の数へと戻りました。お疲れ様でした。」
「クー!(長い一日だった!)」
[寄り道もあったが…まあそのお陰で戦えたからなぁ。]
「クー…(ナタリー姫の元に行っていい?)」
「あの…サクラさんはなんて。」
[ナタリー姫の元に帰りたいんだと。まあこいつの飼い主はナタリー姫だからな。]
「え。」
[あ、やっべ。]
冒険者ギルドにえーーー!!という声が響いた。全員驚いた声で私もびっくりしちゃった。師匠は言っちまったものは仕方ねぇかと頭をポリポリしていた。
「ナタリー姫と言えば有名なお姫様じゃねぇか!」
「サクラちゃんすげー…」
「強くて可愛いとかそりゃ誰かの飼い主になってもおかしくねぇよな。」
[お、そうだ。ツッカ。サクラ。お前らにこれやる。]
「なんですかこれ?」
[持ち運びが出来る転移石。]
ツッカくんは膝から崩れ落ちて、周りは固まって、私とカスミソウちゃんで眺めていた。綺麗だなぁって思ったら私の魔導書が現れた…なんだろ?あれ?転移石が輝いて光の玉になって魔導書の中に入った!!そして魔導書の中には転移の魔法が記録された。
「クー?(どういうこと?)」
[対象は魔導書だけじゃないってことか…ま、役に立ったのならいいや。それで家の想像してみろ。そうすりゃあ家と行き来できる。俺の元に来たい時は俺の姿を想像すりゃあいい。俺は普段山奥にいるからな。]
「ありがとうございます!こんな貴重なもの!」
[使わなきゃ損だろうが。んじゃまた明日。]
「クー!(また明日!)」
『また明日です!』
「また明日!」
と言って私はイメージする、魔導書が光り輝くように反応し、転移していく。そして気がつくとナタリー姫がいる部屋に居た。ナタリー姫は目をぱちくりさせて。
「どこに行ってたの?」
それはそれはお怒りになって私とカスミソウちゃんは正座したのだった。カスミソウちゃんが報告すると頭を抱えていた。
「…はー、わかったわ。強くなるのは悪いことではないもの。その師匠さんにきっちり危機感も学ぶように。」
「クーー!(ナタリー姫!)」
「サクラ、その前に風呂へ入るわよ。」
「クー…(はい…)」
前世は風呂好きだったんだけども今世はどうも風呂は好きになれない、ナタリー姫に洗われてる間もソワソワしてしまう。
「クー…?(まだですか?)」
「まだよ。貴女獣臭いもの。」
「クー!(そうだった!)」
「全く…一日が終わったらすぐにこっちに戻ってくること。いいわね。」
「クー!(はーい!)」
「いい子ね。妖精貴女も…」
『カスミソウです!』
「カスミソウ…貴女も無事に帰ってくること。いいわね。」
『はい!』
こうしてナタリー姫の膝の上に乗ってくるまって眠るのだった。えへへ、ベットよりナタリー姫の膝は落ち着くなぁ。
オマケ
「…なんですかあの可愛い生き物は?!」
「フェレットという生き物ですよ知識の神。」
「クッ、触りたい。つ、次は私も呼んでください!」
「ええ、構わないわ。」
「俺もいいか?」
「アナタは仕事に行ってください。」
「ハイ。」




