世にも珍しいレア属性習得編
魔法にも無限の可能性がある、ファンタジーだからね
田中奈々side
可愛い人の名前はマリアさん、師匠曰くオカマさんという人らしい。可愛いくて強いとか最強では?マリアさんは何故か私を抱き上げて頬擦りしてきた。
「あら〜♡可愛いって思ってくれてるの〜♡貴女のようなキュートでラブリーな動物ちゃんなら大歓迎よ!…で?そこにいる貴方達、魔法を学びに来たの?」
[サクラの適性魔法を調べてもらいたい。]
「マー!テレパシーのスキルね!レアスキルじゃない!」
「ク?(師匠レアスキルって?)」
[まあテレパシーはなぁ…レアスキルで高いからなぁ。ダンジョンで見つけた。]
「使って正解よ!レアだからと言って使わないのは損!アタシ、高価だからと言って使わない人は好きじゃないもの!でも貴方達は違うってピーンと来ちゃった!特にサクラちゃん!」
凄いマリアさんはよく見てる人だ、なんで私たちが来たのか分かっている人だ。だけどそれだけじゃないんだ。
「クー!(これどうぞ!)」
「…あらこれは…失くしたかと思った指輪じゃない!ありがとうみんな。」
[…大切なものか?]
「…ええ、亡くなった妻の形見よ。ごめんなさい泣きそうになって。」
涙を流しているマリアさん、そっと寄り添う私とカスミソウちゃん。ジッと待つ師匠とツッカくん。
「いいえ!僕も泣くことがあるので…その。」
「ふふ、ありがとう。」
『大丈夫ですか?』
「クー!(大丈夫ですよ!)」
「なんていい子達なの…ええい!ここで泣きっぱなし
妻に失礼ね!マジカルピンクショップの本領を見せてあげましょう!レッツミュージック!」
ノリノリの音楽が流れてきた、リズムに乗るように踊るマリアさん。するとどうだろう、魔導書が浮かび上がってきた。もしかしてこれが魔法?
「アタシの魔法は適性魔法!どの子に適性があるのか確かめる魔法よ!」
[だからってダンス踊るのか?]
「単なる趣味よ!」
[さっきのしんみり返せ。]
「クー!(マリアさん凄いー!)」
[お前は凄いばかり言ってないで魔導書が来るかどうか見てろ。]
「クー!(はーい!)」
じっと見ているとふよふよとこっちにやってきた、ツッカくんの前にも魔導書がやって来て受け取る。私の魔法はなんだろ?
「師匠!僕は風魔法です!」
[おー、そいつはいい。俺は水魔法だから上手いこと組み合わせ出来る可能性が…サクラ?]
「クー?(二冊?)」
「あら珍しいわね。二冊の本が対象者を同時に見つけるだなんて。」
「クー…(えっと聖魔法と…)」
名前を呼ぶ前に光り輝く、眩しくて目を開けられない。アイリス様の声が聞こえてきた。
「その魔法は私たちからのプレゼントのようなもの。ふふ、貴女ならきっと使いこなせます。」
目を開けると桜柄の魔導書があった。何これ?手に取ると。本が開いた。まだ真っ白だ。聖魔法の魔導書には文字が書いてあるのに何故?
「マー!凄いわ!それは成長する魔法!貴方だけのオリジナル魔法が使える魔導書よ!」
「クー?(オリジナル魔法?)」
「本来なら組み合わせて使う魔法でも貴方だけの魔法になるって訳♡ふふ♡希少な魔導書が見られたわ♡ありがとう♡」
[な?!]
「き、聞いた事ないです!」
『草魔法と組み合わせ出来ますか?!』
[せ、聖魔法だけでもやべぇのにオリジナル魔法だと?!…なんていえばいいんだよ。]
楽しみだなぁ、私だけの魔法ってどんな風なんだろ。みんなの役に立てる魔法だったらいいなぁ。ナタリー姫の役に立てるかなぁ。
「先ずは練習あるのみね♡こっちに来て♡」
ついていくと広い草原が広がっていた。これは何?と思っていたら師匠曰くアーティファクトのひとつ、魔法訓練場との事。
「クー。(ほぇー。)」
「それじゃあツッカくんからいってみて♡」
「は、はい!風よ!【ウインドカッター】!」
突然現れた的に風の攻撃で真っ二つになった。凄い凄い!とツッカくんの足元にクルクル回るように走っていたらマリアさんが。
「うふ♡次はサクラちゃんの番♡」
「クー!(はーい!)」
むむ…どんな魔法を習得できるのか分からないや。聖魔法は主にヒールという回復魔法がメインっぽいし。攻撃…攻撃…はっ!
「クー!(【ウサギ雲】!)」
雲がもくもくと出てきてウサギの形になったかと思えば一斉に的に向かっていった。ドカドカと蹴っていく、的がボロボロになっていく。なんだろこの魔法?
「あら〜!ランクはDってところね!」
「ランクですか?」
「魔法にもランクがあるのよ。SからEまであるわ。DはEランクの魔物を余裕に倒せるレベルよ。そうねEランクは一般人がギリギリ倒せるレベルっていえばわかるかしら。」
「な、なるほど!」
「クー?(凄いってこと?)」
「何言ってるのか分からないけどもオリジナル魔法って凄いことなのよ?!この世で1つしかないオリジナル魔法!天からの授かりもの!それは後世では簡単に使えないとされるアナタだけの魔法!」
「クー…(私だけの…)」
[金は…]
「結構よ。これは善意ではない。投資よ。その代わり…オリジナル魔法習得したら教えて頂戴♡」
「クー!(ありがとうマリアさん!)」
「ふふ、礼には及ばないわ♡」
[…やれやれこういう頑固には支払っても突き放されるからなぁ。]
こうしてマリアさんと別れて
桜魔法
【ウサギ雲】
雲がウサギの形を整形し、攻撃する魔法、一体で攻撃力は10くらいある。集団でボコボコにする為結構エグい。




