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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第五章 回転寿司屋さん完成!

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I○E○のサメならぬ、【ケーノ・メサイア】

 装備が完成したというので、チサちゃんとゴマトマへ。


「お待ちしていました」

 お城の中で、ベルガが待っていてくれた。


「ベルガ、LOが出たんですって?」


「はい、ダイキさん! クラゲの怪物クラーケンが、漁船を襲っていて」


 クラーケンが海を荒らしているせいで、船を出せないらしい。



「大変だ。はやく退治しに行きましょう」


「よろしくお願いします。こちらへ」


 一直線に、ボクたちは鍛冶場へ。


「ご覧下さい、これがダイキ様に用意された、新しい鎧でございます」



 ベルガに紹介された装備を見て、ボクは呆然となる。



 ボクに用意された装備は、どうみてもサメの着ぐるみだった。

 口から頭を出すタイプの。


「ねえベルガ、これが新しい装備?」



 

 ウエットスーツの上に、サメを着る感じと言えばいいか。



「これぞまさしく、王者しか装備できないという幻のヨロイ、『ケーノ・メサイア』ですわ!」




「どう見ても【I○○Aのサメ】だよね!?」



 やけにカッコイイ名前にしてるけど!


「着てみて、ダイキ」

 ボクが呆れているのをよそに、チサちゃんは新装備を来て欲しいと催促している。


 そんなチサちゃんを無視することはできない。


 ボクは覚悟を決めて、○KE○のサメに身を包む。


 着心地いいのが、逆に腹立つなぁ。

 すごくジャストフィットじゃないか。なんの不快感もない。

 装備としては最高なのだ。見た目以外は。


「どうかな、チサちゃん?」

「かわいい」

「ありがとう。変じゃない?」

「ちっとも」


 天使のような笑顔で、チサちゃんはボクを褒めてくれる。

 

 かわいいよね。ボクが着ない方がもっと。


 こういうファッションこそさ、チサちゃんが着るべきなんだよ。


「よく似合ってるよ、ダイキ」


「間違いない。実に愛らしい」


 オンコとエィハスは、笑わないでまともに受け答えしてきた。それが逆に怖いんだけど。

 プププーとでも笑ってくれた方が、いいなぁ。

 そしたら、「やっぱりおかしいじゃん」と怒れるというのに。



「うむ。『水を得た魚』とは、まさにこのこと」

 ゼーゼマンのマジレスほど、怖いものはない。不安になってきた。


「素晴らしいです、ダイキさん。まさに二層の勇者【エレクチオン】そのもの!」



 最もボクを賞賛したのは、二層の住人であるベルガだ。

 両手を胸の前で重ねて、お祈りまでしている。

 神様なの、ボク?


「それにしても勇者エレクチオンって。スゴイ名前だね」


「伝承では、そう呼ばれています。古くはトリトン、イクティオとも呼ばれていたそうですわ」


「でも、素晴らしい装備なのは確かだよ。ありがとうベルガ、オンコも」


 ボクが言うと、ベルガが「まあ!」と、涙を流さんばかりに喜ぶ。

「お役に立てて何よりです!」


「えへへ。ビントバーとゴマトマの友好を象徴する装備を、って発注したからね!」

 得意げに、オンコも鼻を指で拭く。

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