表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第五章 回転寿司屋さん完成!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

162/301

誰も三層に行けないって!?

「話しぶりから、お兄さんがいるんだろうね」


 なにかにつけて、自分の兄と他の魔王を比べているみたいだったけど。



「どうでもいいわ! 次は出禁にしてやるんだから!」


「マミ様、そこまでなさらなくても。少なくとも、我々の催しを楽しんでらしたようです。無碍に扱うのは」


「あなたは口を挟まないで、ケイス! アタシが気に入らないっていうんだから、気に入らないの!」


「あへえ」


 また、マミちゃんとケイスさんの夫婦漫才が始まっちゃったなぁ。


「実際、妙なことが起きているのは確かなの!」



「何が起きているの?」


「誰も三層へ行けないの! 海のカードが、例の大型LOに奪われているの!」


 大変じゃないか。


「マミちゃんは大丈夫だったの?」

「アタシは、そんなヘマしないわ! ケイスが強いから寄ってこないんでしょうね!」



 ケイスさんは、やはり只者ではないらしい。

 実際、セイさんの元玉座であるドレンさえ倒した経験を持つ。

 

 あの時はドレンにやる気がなかった状態とはいえ、あれだけの強さを持つモンスターに勝つこと自体、すごいことだ。


「いいえ私など。マミ様の強さに比べれば」


 ケイスさんは謙遜する。


「当たり前じゃない! 玉座より弱い王様がどこにいるのよ!」

「んほぉ」


 マミちゃんが、カッパ巻きを食べていたケイスさんの脇腹を軽く蹴った。しかし、ケイスさんはうれしそうに受け入れる。


「そういえば、ネウロータはこっちに来てない?」

「いや、来てないけど?」


 ボクが答えると、マミちゃんがアゴに手を当てて、考え込む。


「ネウロータくんが、どうかしたの?」


「様子が変だったのよ!」

 興奮したマミちゃんが、テーブルをドンと拳で軽く叩く。


「この前、ネウロータのお店へ、二度目の偵察へ行ったの!」


「厳密には、流しそうめんのイベント後です」と、ケイスさんが補足説明をする。


「あいつに例のゴスロリ幼女の話をしたら、血相を変えて出て行っちゃったのよ! 店をほっぽり出して! アタシたちを置いてよ! ヒドくない?」

 マミちゃんが憤慨する。


「まあ、お店のお寿司をすべて食べてしまったのですが」


「いいじゃない! 店員はいたし、ちゃんとお金も払ったんだから!」

 さも当然だという風に、マミちゃんは主張した。


「どこへ行ったか分かる?」


「分からないわ! こっちにも来てないみたいだし! イヤな予感がするわ! まあ、アンタたちなら大丈夫だろうけど!」


 百戦錬磨のマミちゃんでも警戒する、緊急事態が起きているらしい。


「気をつけておくよ。忠告ありがとうマミちゃん」

「ダイキもしっかりね!」

 マミちゃんが帰って行く。

  

     ◇ * ◇ * ◇ * ◇


 けれど帰宅後、ボクたちは課題未達成を言い渡された。


「どうして?」

「クラーケンタイプのLOが出たと」


 LOの襲撃によって、海産物が獲れなくなってしまったらしい。


「チサちゃん、これは」

「出撃の準備」


 三層クリアより、まず生活の確保だ!


「その意気でございます。実は、装備が完成したと先ほどご連絡が」

 じゃあ、明日はゴマトマだね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ